第2話

※バトル描写一瞬だけあります。ほんとに一瞬





「だったら私がお嬢様を貰います!」


メアリーがそう叫び、私達が固まったあとにお父様がこう言いました


「……こんなやつ家にはいらないからな。勝手にしろ」


実の娘をこんなやつ扱いですか……


お母様だったら、違ったのでしょうか


そんなことを考えていると、メアリーが私の手を掴みました


「さぁ、お嬢様…いえ、エリナ!行きましょう!」


そうして私は無理やり連れ去られることになってしまいました


正直なことを言うと、メアリーは私が小さい頃からお世話をしてくれたので信頼できます


…何故かメアリーの顔がニコニコしてるんですけど、どうしてでしょう?



𖤐 ̖́-‬


メアリーに連れられ私は王都から離れたところに来ました


そこには、私の家より大きな屋敷がありました



「ここは……?」


「ここは、私の家だよ!」


あれ?この人もと従者でしたよね?

丁寧語はどうしたのでしょう…


まぁ、もう今の私は伯爵家の人じゃないのですからいいですけど。


でも、なんでこんなに大きな屋敷があるのでしょうか


「メアリーって、不思議ですね」


メアリーは護衛兼メイドとして雇われた子です


私が昔事件に巻き込まれた時があったのですが、その時メアリーが助けに来てくれたらしいのです


その時には気を失ってたので、本当かどうか分かりませんが。


そんな昔のことを思い出していると、後ろの森の方から物凄い魔物の気配がしました


前まではしなかったのに、今は感じるようになるというのは、神様のおかげなのでしょうか


「エリナ、ちょっとだけ下がっててね 」


「…はい」


正直ちょっと怖いです


何せ、私は弱いですから


ドスドス、何かの足音がしました


そして、魔物は姿を現しました


「オークキング……!」


レジェンド級の魔物です

その周りには沢山のオークがいました


メアリーの強さがどれくらいか分かりませんがさすがにこの量は無理だと、そう諦めた時でした


「…焔」


そうメアリーが呟きました


そして、オークキングを中心に巨大な炎が現れ、敵を焼き尽くしました


「……へっ?」



驚きました。

あのレジェンド級の魔物を一撃で倒すとは…


「…よし!エリナ、早く家の中はいろ!」


不思議な子です。

「メアリーは、何者なのですか?」


気になったので、聞いてみました

実は私は、メアリーのことあまり知らないのです


「ただの人間だよ!ただ、errorとも言われたかな」


「errorってあのerrorですか!?」


世界最強とも言われる階級です

だから、あんなに強かったのですね


「まぁまぁ、そんなことはいいからはやく!」


そんなことって…


私達は屋敷の中に入りました

中は思ったよりも綺麗でちゃんと掃除されていました


「私の部屋は…どこですか?」


もしかしたらないのかもしれないけど…


「私の部屋の隣。ただ、家具がないから今日は私と一緒に寝てもらうことになるかな。」


「わ、分かりました」


何故でしょうか。メアリーが息を荒くしています


何かの興奮状態…?




この時の私は知りませんでした。今日の夜に、メアリーに襲われることを…


• ───── ✾ ───── •


すみません!思ったより長くなったせいで百合要素入れれなかったです!

次の話がちょっとだけえっちになっちゃうかも…!?


♡してくれたら嬉しいです!更新頻度も上がります。よろしくお願いします。

ネタも近状ノートで募集してます!



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