最弱な私が、最強の女の子達に好かれてるらしい
白猫
第1話
※3話目から百合要素がいっぱいです
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私は辺境伯の娘として生まれたエリナ。
ただのエリナです。今、私は馬車に乗っています
一緒に乗っているのはお父様と私の専属メイドのメアリーです。
先日、私は10歳になりました
10歳になると、教会に行って神様からスキルという能力を授かる事が出来るらしいです
魔法というものは元から自分で扱えるらしいですが、それも10歳からとか。
あと、能力には階級がありますが、私はどんな能力が得られるのでしょうか?楽しみです
しばらく外を眺めていると、王都が見えてきました
「エリナ、そろそろ降りる準備を」
「分かりました、お父様。」
𖤐 ̖́-
教会に着いて、扉を開きます
教会の先にはこの国で祀られている神様、ティアマト様の神像があり、その近くには神父様がいらっしゃいました
神父様が近づいてきます
「シャルロット辺境伯、お久しぶりでございます。今回はどのようなご要件で?」
シャルロットというのは私のお父様の名前です。
「あぁ、私の娘が10歳になったからな。能力をいただきに来た」
「なるほどなるほど!それではあちらの神像にお祈りをしに行きましょう」
そう言われたので、私は神像の前で座り、祈る
目を瞑りながら祈っていると、少しだけだけれど、力が湧いてきたのを感じました
それを確かめたあとに、立ち上がりお父様の元へ向います
「どうだ?力が湧いてくる感じがしたか?」
そう問いかけられました
「はい、少しだけですけれど、力が湧いてくる感じがしました」
「そうか。それでは神父、水晶を」
「はい。…それではエリナ様、こちらの水晶に手をかざしてください」
「分かりました」
手をかざしてみると、何かが浮かび上がってくるのが見えます
魔力量:コモン
属性:無,水,光
「魔力量…コモン…!?」
お父様が驚いた声を上げる
「無属性以外に属性が2つあるのは珍しいですが…コモンとは…」
そう。コモンは全ての階級の中で1番下の階級です
「お、お父様…」
「そうか。コモンか…」
「わ、私はどうなるのですか…?」
私の家は全ての人が魔力量エクストラです
そして、家を継ぐのはエクストラの人だと決まっています
私には兄がいます。家を継ぐのは私でなくてもいいということ。だから、残る選択肢は…
「エリナ、すまないがお前は追放させてもらう」
───追放
私が絶望していると、教会の中に声が響く
その声の主は、メイドのメアリーでした
「だったら私がお嬢様を貰います!」
「「…えっ?」」
私とお父様の声が重なり、神父様は石のように固まっていた
• ───── ✾ ───── •
白猫です!新作となりました
実は私、一度も異世界系を書いたことないので至らない点もあると思いますがよろしくお願いします!
一応これも休憩作品なので更新が遅くなっても許してください!
能力の階級はあらすじに書いてるのでそちらをチェックしてください!
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