第8話

私はその後、美沙ちゃんに由里香ちゃんのグループのメンバーがどう言う人か教えてもらった。

私のことを殴ってきた人、高木蓮。あの人は由里香ちゃんの彼女でなんでも言うことを聞くらしい。

あとは、朝霧奏多。あともう1人の高橋みなみと付き合っている。

この2人も由里香ちゃんたちと仲が良く、由里香ちゃんたちの言うことを聞くらしい。


「もうご飯食べるか……」


そう独り言を呟き、ご飯を食べた。


「ご馳走様」


私はそのあと疲れていたのですぐに寝てしまった。



私はアラームの音で目が覚めた。

アラームを止めた時、スマホに通知が来た。

見てみると美沙ちゃんからだった。


今日一緒に行こう


そう来ていた。美沙ちゃんは優しいな。そう思いながら、


うん


と返信した。




「あ! 美沙ちゃん! ごめん遅れて!」

「ううん! 大丈夫だよ! いこ!」


やっぱり毎日目線を感じる気がした。

しかし、周りを見ても誰も私たちのことを見ている人がいなかったから、

気のせいだと思った。


「亜由美ちゃん、困った時は私を頼ってね。」


美沙ちゃんは急に私にそう言った。

確かに相談できるのは美沙ちゃんしかいない。

だから美沙ちゃんに相談するようにした。


「うん、ありがとう。」


そう言って、美沙ちゃん話しながら学校へ行っていると……


「美沙〜、一緒に行こう!」


急に後ろから声がしたので振り返ってみると、美沙ちゃんの友達が走ってこっちへ来ていた。


「でも……亜由美ちゃんが。」


そう美沙ちゃんは言った。その瞬間美沙ちゃんの友達は私の方を睨んだ。

やはり、美沙ちゃんは私に関わっちゃうと巻き込まれちゃうかもしれないから

みんな私のことを睨むんだろう


「大丈夫だよ!」


私はそう答えた。


「そう、わかった。じゃあね!」

「うん!」


私はそういい、美沙ちゃんと別れた。

そのあと私にあんなことが起こるなんて……

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