第3話
そう言った瞬間後ろから激痛が走った。
何が起きたのか理解ができなかった。
ゆっくり後ろを見てみると、そこには由里香ちゃんのグループの1人、高木蓮が立っていた。その隣には由里香ちゃんのグループが立っていた。
「由里香のお願いを断るなんていいどきょうしてるな。」
そう言われた。
その時理解した。
由里香ちゃんのお願いを断ったから殴られたんだと。
そうわかった瞬間怖くなって声が出なかった。
「黙ってないでなんか言えよ。」
と蓮くんが言う。その時、由里香ちゃんが
「いいよ、蓮。だけどさ私のお願い断る人いなかったから面白くなりそうだね。普通の学校生活を送るよりも。」
そう不気味な笑いを浮かべながら由里香ちゃんが言った。
その時、蓮くんなどの由里香ちゃんのグループの全員が由里香ちゃんと同じ不気味な笑いを浮かべた。
「これからよろしくね。佐久間亜由美ちゃん。これからの学校生活が楽しみだね。」
楽しい学校生活を送るはずだった。
みんなと話したり笑ったり、仲良くなったり。
断らなければこんなことにならなかった。
しかし、こんなことを言ってももう遅い。
私はこれから進みたくもない地獄への道を一歩ずつ進んでいくのだから。
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