第9話

緊急会議では妻の不貞が明らかになった今その子供達が王家の血を継いでるかの確認をするためのものだった。


会議には王妃と子供達も参加していて皆の前で検査が行われた。

皆に緊張が走る中王と子供達の検査を行うと結果は陰性。つまり王の子供でないことがわかった。この事に貴族達にどよめきが走る。

王子は顔を青くしてその場に崩れ落ち、状況がわからない王女はどういう事!と怒り出す。


そして王妃は必死に王に訴える。


「うそよ!こんなの嘘よ!その子は貴方の子よ!」


「…その女をとらえよ。王家を欺いた罪で」


「「ハ!」」


兵士達が王妃を拘束する。

その間に貴族達は王に次の王はどうなさるのだとせまる。


「…それは」


王が言葉を濁していると扉が開く。


「王家の血を受け継いでいる人間であればここにもあるではないか」


そういって僕は皆の前に姿を現した。

その後ろには僕の従者もひきつれて

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