夢と現実
今年の秋には仕事先が変わる。正確には戻ると言う方が正しい。
「本当にそれでいいの?」
思考の片隅にあるその答えはわからない。
ここ2、3年で私生活は荒れに荒れて部屋なんて足の踏み場もない。
よくそんな厨二じみた考えが出てくるものだ。
現実的に考えて私の貯金だって身体だって限りがある。
働かざる者食うべからず。
いつか何とかなると言うのは都合が良すぎるし絶対という保証はどこにも無い。
何となく生まれて、何となく死にました。じゃ、人間に生まれた意味がなくなる。
それが嫌なら働け。
きっと私は相談する相手を間違えたんだ。
仕事探しならハロワ、婚活なら結婚相談所、
具合が悪いなら病院に行くべきだ。
「進路って若者が悩むことじゃないの?草」
冗談抜きで私は真剣に悩んでるのに。
「夢って、30超えても見れんの?草」
きっとこの脳内会議が世にでるなら叶うんじゃね?
なんとでも言うがいい。
自分を理解しようなんて考えても無駄だ。
記憶より記録する方が夢は叶うはずだ。
もしも私に子供がいるなら日記でも何でも良いから思ったことを書くように勧めたい…。
周りと合わせたければ合唱すればいい。
ハーモニーとは調和だ。
歌が上手いミュージシャンも大ヒットした曲も才能だけで片付けるならそいつはただのナルシストだ。
周りが見えていなければ観客も仲間の存在すら気づけない。
色は興奮、音は分析、香りは誘惑、味は興味、素材は質…。全ての感覚は情報だ。
気づくことで世界は変わる。
才能が無ければ情報は生まれないし、情報が無ければ才能は死ぬ。
私が32歳で突然何になろうが世間に爪痕を残せるなんてことはまず起こらない。
時空が歪んで異世界にでも行けば話は別だが…。
今のところその確率は限りなくゼロだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます