第14話 取り調べ
「だから、子供扱いしないでください!!」
俺は、そっとお菓子とジュースを用意した。リリスは、頭を撫でて目でていると怒られてしまった。
「話ですが、テレポートについて知っていることを全部教えてくれませんか?」
「ん〜」
言ってもいいのだが....
「どうして、教えなければいけないの?」
「どうしてって、だって、テレポートがあったら命かながら逃げれたりして、ダンジョンの死亡率が下がるじゃ無いですか。私は、ダンジョンで死んだ人の報告をよく受けます。なので、私に教えて頂け無いでしょうか!!」
ロリに頭を下げられた。
大人ならば、なんとも思わなかったんだが....かなり、罪悪感が!!
「ねえねえ、拓真さん。私ものすごく罪悪感があるんですけど?」
「俺もさっきからある。わ、わかったよ。だけど、決して他言無用でもいいですか?」
そう言い、俺は話し始めた。
本当は話したくなかったのだが、ロリっ子の頼みだから仕方がない。
「....で、テレポートするんだよ。だから、トラップ見たいな感じ思ってくれたらいいと思うよ。」
「そう...ですか....それじゃあ無理でですね。ありがとうございました....あ、あと、これをどうぞ。」
っと、名刺を渡された。
「実は、私、拓真さんに感謝していることがあるんです。」
「ん?なんだい。」
「拓真さんって、エッジチャンネルっていう動画配信者が居たじゃないですあ。あの人のせいで、冒険者の負傷が多く通報が多かったんです。逮捕しようにも、うまく言葉巧みに言い逃れをされて困っていたんです。」
「ふん〜」
「だから、拓真さんって私からすると英雄みたいな感じなんです。」
とおいうことは、俺のことを尊敬しているって言うことだよな。つまり、俺の言うことを何でも聞いてくれそうなんじゃないか?
試しに、俺のことを『お兄ちゃん』っともじもじして恥ずかしそうに顔を赤らめて呼んでもらうじゃないか。
「はぁあ?私も頑張ったんですけど?拓真だけ英雄呼ばわりされるのずるいんですけど」
「も、もちろん。リリスさんも女性側の言いたいことを言ってくれて感謝してます。」
「それだけ?」
「え〜っと、そうです。まるで、勇者様みたいでした。」
「勇者。いいね。その響き気に入ったわ。」
まったく、リリスがエリスちゃんを困らしている。
「じゃあ、エリスちゃん。俺のことをお兄ちゃんって呼んで欲しいんだけどな〜」
「おお、お兄ちゃんですか!?」
「そう、お兄ちゃん」
「拓真さんの年齢は?」
「21かな?」
「私の方が年上じゃないですか!!年下の人にお兄ちゃんって呼びたくないです。」
「へえ〜いいのかな〜俺のことをお兄ちゃんって呼ばないと俺は〜迷惑系動画配信者がいてもボコったりしないかもしれないな〜」
「そ、それは....」
エリスちゃんが、どうしても俺のことをお兄ちゃんって呼んでくれないので、少し脅す感じになってしまった。
「お、お兄ちゃん....これから、悪い冒険者をボコって欲しい....な」
「うん、エリスちゃんの為なら頑張るよ。」
エリスちゃんは、かなり顔を赤ら目をウルウルさせながら言ってくれた。
「拓真さん流石に痛いけな少女にそんなことを要求されるなんてゲスね。」
「お、おい。待て。それは違うぞ、全お兄ちゃんって呼ばれたい人の代表として言っているだけであってだな」
「はいはい。それより、ダンジョンカード作る前に入ったってことで来たんじゃなくてよかったは〜」
リリスは、油断したのであろう。
つい、言ってはいけないことを言った
「バ、バカ!!なんで、言ってしまうんだよ!!」
「だ、だって!!拓真さんが変なこと言うからついなんだもん!!」
「お、俺のせいか!?」
「少しお話しがあります。お兄ちゃん!!」
「ギャアアア!!」
俺たちは、犯罪にはならなかったがロリなのにも関わらず、中々の迫力で説教されてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます