第4話【スクープ!天才と互角に戦う少年!】

私は...みてしまった。あの天才少女、アリウスと互角に戦うセブンという少年を!

あぁ、自己紹介をしておかないとね。私はこの村の新聞を書いている記者だ。私はあの戦闘を見て、すぐに新聞に書こうと会社に帰ってきたところだ。

記者「へいへ〜い帰ってきましたよ〜」

俺がそう言って席につき、新聞を書こうとすると

ー馬鹿者!いつまで外出しとるんじゃ!ー

そんな声が響き渡る。その声の先を見ると

記者「ぶ...部長!す、すみません!」

俺の前に部長がいた。部長はいつものように小言を俺に並べてくる。正直退屈だ。

部長「まったく...!昼食は自由だが長すぎるだろう!けしからん!」

記者「失礼しました。ですがものすごい情報を見つけてきたんです」

俺はそこでさっき見た情報を部長に伝える。

部長「なに!?あのアリウスと互角の奴がいたのか!それは面白いものを見つけてきたな!褒めてやろう!」

そうすると部長は手のひらを返し、俺を褒めてきた。

記者(褒めるのか怒るのかどっちなんだよ...)

部長はそれだけ言って元の場所に戻って行ったので、俺は作業を始めることにした。

記者「見出しは...これだな」

俺はまず最初に見出しを決めるんだ。今回はこうすることにした。

ースクープ!天才少女と互角に戦う少年!ー

記者「これは皆が注目するだろう...」

俺はそう言って顎のヒゲを触り、にやりと微笑む。するとそこに同僚がやってきた。

同僚「よお!なんか気になる見出しだねえ!なんかすっげえ情報でも見つけたのか?」

記者「ああ。あのアリウスと互角に戦う少年を見つけたんだ」

同僚「ひゃ〜それはやべえわ。よく見つけたな...」

記者「お前は明日の新聞できたのかよ」

同僚「やっべ!まだできてねえわ!じゃあ戻るわ!」

スタタタタタタタタ...

同僚はそう言ってそそくさと帰っていった。

俺は再度仕事に取り掛かる。

俺がみた事実と感想、あとは写真も添えて書いておかないと...な。



記者「できた...できたぞ!」

俺は作りたかった新聞をなんとか作りきって、めちゃくちゃ喜んだ。机上のコーヒーの水面が揺れるぐらい跳ねた。

部長「まったく...子供みたいだなお前は。それで?見せてみなさい」

部長はそう言って俺のパソコンの画面を見る。

そして部長は驚き、ほほぉ〜といい、俺を見てきた。そして俺にこう言い放つ。

部長「今日はすごい力作だ!給料も弾むぞ〜」

記者「マジっすか!?嬉しすぎる!」

俺はまた喜びのあまり跳ねる。そうしてこの新聞の印刷が始まるのであった...

てか気づいたらもう午後9時じゃねえか!!

この会社は残業代をしっかり払ってくれるからまだいいか。てかもう少年たちは寝てるか...明日書く記事のネタでインタビューしたかったのになぁ...まあ帰るか!

記者「お疲れした〜」

部長「ああ、お疲れ」

てか俺と部長しかこの会社に残ってなかったのかよ。

次回、セブンの視点に戻る。

次回に続く!



前回第三者視点で語られたのはこの記者視点だったからでした〜

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