裏切られて『是非に及ばず』言える人って凄いな、俺には無理
「サトル!ちょっと待って!?本当に待って!お礼が言いたいの!謝りたいの!」
どうやら酒は抜けているらしい。
お礼と謝罪かぁ…要らないってのが本音だが、こういうの受け入れないと、謎の責任感が出ていつまでもやるって言うからなぁ…
「分かった、それだけなら…」
家の中に入ったら汗だくの女子プロレスラーがいる。
これがお礼と謝罪をする格好だろうか?
いや、細かい事を気にし過ぎだ。
「ひ、久しぶりだねサトル…元気にしてた?」
おい、お礼と謝罪は何処に行った?
「元気だが?お前の家を片付けられるぐらいは…」
「そ、そうだね…えーっと…その…あのぉ…」
「いや、お礼は言ってくれよ。頑張ったんだから」
謝れとは言わん、終わった事だから。だけど昨日の俺は頑張ったんだぞ?お前等カップルが楽しくセクース出来るくらいは…ウォっ!?
ガシィっ!
「ありがとうッ!本当にありがとうッ!ありがとうッ!えーっと…」
何だ?投げるのか?俺を投げる気か?昨日、俺ができる首投げしたからか?ありがとうも投げやりだが!?
ガッツリ掴まれて俺の背中で両手をクラッチしてる。何だろう、俺を投げ飛ばすつもりかな?
それは感謝と謝罪が感じられないな…
「何かお礼を…後、ご、ごめんなさい?だから…その…」
コスプレ姿の上おっぱいが溢れてるコスチュームで胸を押し当ててくる。
何となーく、また分かる。
コイツはお礼に一晩、自分をあげちゃうんだ。
高校の時はそれは流石に無かった…無かったのか?分からんけど。
しかし色々知って、今やられて繋がった。
俺や男子に混ざって生活してる時は小、中学生か?
不思議なもんであの年頃はまず感謝しない、謝らない。
思春期だからとかあるのかも知れんがそういうものだ。
しかしカエデは違った。男子とはそうあるものだと勘違い?している。
何処となく雰囲気で折れてなぁなぁで済ます。
無論そんなもんは高校卒業する頃には周りを見て冷静になり変わっていく。
まず言葉で、気持ちで感謝するし謝りもする。
しかし、当時は絶対に引かず、何か奢ったり、何かしてあげたりと、物事を貸し借りで済ます。
だからカエデはセ◯クスで済ます、それじゃなくても、その前段階で済ます。
つまりビィィッチ…
これは俺の経験と、俺が別れた後も吉田さんがその後も関わって来て、流石に短大で嘘つかれて絶縁するまでの情報を元に考えている。
吉田さんいわく、カエデが芸能事務所…アイドル?だか、そんなんになろうとしたのは、大人の礼儀、つまり相手の気持ちを想像するとかそういう事しなくて良いと思っていたから。
チヤホヤチヤホヤされ続けて生きていけるから。
俺や吉田さんが怒鳴りすぎたのもあったんだろうが。
とにかく心に苦痛があるのが嫌なんだろう。
長々言ったが…要は当時の事を悪いと思ってない。
すごーーーーーーく良い意味で取れば純粋。
普通に言えばクソバカ、低能で我儘。
だから俺は純粋って言葉が嫌い、俺に言わせる所の馬鹿の形容詞だからだ。
と言ったら真田に『それはニートの僻みだな、純粋で生きていける奴は金があるし守られている』と言われイラッとしたが、真田は金があるのに歪みまくってるし、その後『だから悪意と気持ち良さに激弱』と言ったので何だか納得してしまった。
「カエデ…お前はいくつになっても、感謝も出来なければ謝れないのな」
「違うよ!大人になったから…昔出来なかった事をサトルとしたいんだよ…昔だってそうだった…だけどサトルがもうちょっとって伸ばしたからあんな事に…サトルが彼女出来ちゃって…私、ずっとあれから彼氏居ないんだよ?やっぱりサトルが良かった…サトル…もう一度…」
ちがうよ?何が違うのか?
俺はただ、本当の事を言って謝れと言っている。
凄い頭脳だ。妄想もそこまでにしておけよ?
無理矢理ストーリー作るんだよな、それで本当にそうみたいみたいに頭で思い込む。
なんて事は無い、ただの嘘つきだ、それも脇がガバガバの。
もう一度やり直したい人間が前日にアレをねぇ…
俺はこの間まで託卵…ではないが、一歩間違えれば血の繋がって無い子供を育てる寸前だった男だ。
こんな意味わからない罠か分からんハニトラにかかってたまるかよ。
「本当なのか?本当にそうなのか?」
「え!?」う、うん。そうだよ、ずっとサトルの事が…」
「ホントに俺だけ?いつから?」
「別れてサッカー部のキャプテンとあんな事があってから…」
俺は両手を抑える様にクラッチされているので身動き出来ないが…幼馴染だからこそ言ってやろう。俺が言うなって感じだがなぁ…もう付き合ってないし他人だし。
「いや、嘘つくなし。お前サッカー部の奴とやった後、後輩にも手を出したろ?吉田さんにブチギレられたの忘れたの?3年の後半、クラス全員にシカトされてて卒業日数出てたから学校来てねぇだろ?短大入ったら女しかいねぇから吉田さんも安心してたらスカウトに引っ掛かってローンして事務所に入ったって?それから追っかけの男に手を出して、男をコロコロ変えて、ちょっと売れたら男がいんのバレてデビュー取り消し、今流行ってるオタク系でコスプレとかしてっけども、企業とかの立娘、それもコスプレって付加価値出すくらいしか仕事ねぇからだろ?思い出を汚すんじゃねぇよ、いつまで他人に甘えんの?」
実家で親に甘えている俺の言って良い台詞では無い。
「違っ…それは誤解でっ!」
「誤解かどうかはどうでも良い、そんな噂が立つような事をしているし自分でペラペラ喋ってんの同級生は知ってるから。それで俺に寄ってきて何がしたい?情報に疎いから知らないと思ったか?家政夫が欲しいからか?それとも就職して仕事がきちぃから寄りかかれる壁が欲しいか?昨日も男呼び出して彼氏だか何だか知らねぇがどっちつかずでチヤホヤされてぇから、まだ事務所に所属してんのか?私凄いしてぇのか?俺がたまたま幼馴染の情で良くしてやったら今度は俺に一緒にいろ言って、駄目だったら違う男って、お前はホントにビイイイイイッチ!」
「違う!ホントに!サトルは違『ペッ!』っっっッッ!?」
「汚ねぇんだよ、お前の性根は…クソ以下だ」
ベチャッ!
本当はここまでする必要あったかなと思ったけど、カエデの顔面に唾を吐いた。
凄い驚いた顔をしている。そりゃそうだ、俺もここまでやったこと無いし、カエデにとっても吉田さん以来だろう。。
怒ってもちゃんとやれとか説教、別れた時は全速力で逃げた。要は甘やかした。
自分の事を棚に上げ、アカネさんにフラレた勢いをそのままぶつけ、盗み聞いた事で恫喝する。
自然と手の力が抜けたから拘束を解いた。
カエデは呆然とこちらを見ながら額にかかった俺の唾が下に流れていく垂れていく。
目の焦点があってない、怖いな。を
「お前と一緒に格ゲーやったり漫画読んだり馬鹿やってた思い出はな、お前に呆れたからと言っても…まだ俺にとっては良い思い出なんだわ。だからお前が勝手に自分の思い出を汚す分には構わねぇけどよ、俺の視界に入って俺の思い出を汚すなよ」
本当に…まともな考えを持って数年後に再開してたら友達に戻れたかも知れないな。
自分に関係無いからと言い聞かせてたけど、どっかで未練があったんかな?
スラスラと鬱屈した溜まったものが出た気がした。
「とりあえず、これがお前のやり直したいって気持ちの返事な…あ、もう清掃代とか礼とか良いから、昨日の夜、財布取りに来たけど色々見させて貰ったからそれで帳消しな?だから謝罪とか必要ねぇし」
バタンッ!
最後に見えたのは女子プロレスラーのコスプレ姿をしているが、顔は敗北監禁エンドみたいな顔したカエデの顔だった。
あぁ嫌だ嫌だ、真田に愚痴ろう。
昨日アイツ明日休みって言ってたから今日いるだろう?
顛末含め伝えないと、と言うのは口実で愚痴らないと。
何やらファミレスにいる言うし、別に暇というからそこ行くわって言って向かった。
失敗だったなぁ…一回考えたからにすれば良かった。
何故かと言えばファミレスには真田の幼馴染、通称キ◯ガイ4、またの名を変態Vのメンバーがいたからだ。
後、吉田さんもいた。やっぱり昨日やってたんだな。
「久しぶりだなウンコ味イエロー」
「お前も元気そうだな?
「なんでいきなり下品な上、険悪なんだお前らは…」
真田は黙ってくれ。コイツ…藤原何某…
確か幼馴染間ではタツと呼ばれている本物のキチ◯イだ。
「ウハハ、ゴツいんじゃないんだなぁ…ほれ!見てみろ」
バサッ
急にケープみたいなの上に上げたと思ったら赤ちゃんが左右のオッパイにくっついていた。
「見ろ、血の繋がった赤子の肉鎧だ!こいつ等は自らの力で乳を「ファミレスでやめなさいっ!」
吉田さんが素早く隠す、良かった…常識人がいた。
この女は高校時代1年だけ同じクラスだったが特に関わらなかった。
あれは…3年だな、中学までは努力でカバーしたがついていけなくなった奴ら。つまり補習組。
俺はカエデの件もあって学校に、授業にろくに参加せずふしだらな生活を送っていた。
結果、授業日数が足りず補習組へ。
『お前等は学校に来ない、もしくは馬鹿過ぎる、そして両方、とにかく反省しろ。反省して補習に来い、以上だ。』
そこでこの、藤原何某が動いた。
『マスゲーム担任!5人という事はレンジャーだな?分かった、編成はオレに任せろ!』
『まて、藤原、黙れ、何もするな』
『厶!?何だどいつもこいつも鳩が白い車見つけたみたいな顔しやがって。さてはコケシ戦隊ゲリベンジャーだな、今、リベンジャーとゲリをかけたオレのセンス。良いセンスだ。』
そしていきなり俺を指さして言った。
『お前はカレーが好きそうだからウンコ味イエロー!』
『は?お前、俺が男子便所でウンコしてる時鍵破壊して漏らした奴だろ?女子なのに男子便所入ってくんなよ、この男便糞漏らし』
その後、教師に止められるまで罵りあった補修仲間だ。仲間だが仲良く無い。
そして今、目の前で俺を煽ってきた。
「ム?ウンコイエがオレになんの相談だって?ここのカレーはウンコじゃないぞ?トイレ行って来い」
「アー さて、ア さて、 アさて、さて、さて、さて、さては男便クソ漏らし♪チョイと漏らせば、チョイと漏らせば「藤原も木山も!アンタ達やめなさい!ここはファミレスよ!」
吉田さんに怒られた。なんてこった、糞漏らしのせいだ。
「厶?ヨシデン、お前は人の正義の鉄槌を邪魔するな。ウンコイエは儚く幼い赤子を抱くオレに誹謗中傷の計で攻めて来たんだぞ?」
お前、赤ちゃんを肉鎧って言ってたじゃねぇか。
違う、違う違う。コイツと話していると馬鹿になる。
それよりせっかくヒロがいるから聞いてみよう。
「ヒロ、久しぶり!突然だけど、女寝取られて眼の前で間男とのプレイ見た時どう思った?」
ブッッッ!
ヒロが吹いた、コイツは糞漏らしと同じ1年の時だけ一緒だったが多少は話す仲だった。
「お前、俺はファイ◯倶楽部のヤンキーじゃないんだからそんな聞き方よせ…それに何でそんな話せにゃならんのよ?」
「昔付き合ってた幼馴染も最近まで付き合ってた彼女も寝取られたからだ。ヒロも高校の時、寝取られただろ?そん時は…」
ブッッッッ!!
またヒロが吹いた…そして何か思い出し怒りしてるのか、笑っているが少し血管が浮いた。
「分かった、そ~いう事なら分かった。えーっと、コイツ、ネトが浮気相手だったけど…金属バットで頭フルスイングしようと思ってた」
「「「えっ!?」」」
全員が驚いた…特に吉田さんは真田を、怯えながらぎゅっと掴んだ。
「んで、付き合ってた彼女だったアイカは絶縁しようかなと思ったけど…何か変な理由があって出来なかったな…海外に行って償うって言うから笑って見送ったよ…だからお前も…」
「イヤ、今のはヒロ嘘ついた。端折った。なぁ?ネト」
「あぁタツ、一番重要な所端折ったな、一番のハイライト、俺達への暴力と逝ったか確認ヒロさんが抜けている!」
「元カノの顔や胸、生殖器をためらいなく殴ったり蹴ったりアイスピックを目に…」
「最後は元カノの前で別の女、つまりオレをレイ…」
「黙れ!黙れぇっ!!『『ハイ』』…そのへん、俺も覚えてないんだからやめよう?まぁとにかく?いや、お前も別に彼女いないならやり直せば良いじゃん。もしかしたら悪癖治るかも知れないし、なにか理由があるかも知れないし…」
ヒロは、一体何をやったんだよ…
「またやられたらキツイじゃん…てゆーか信用できねーよ、ヒロだってそうだろ?だからタツにしたんじゃないの?」
「それを言っちゃーおしまいだが…逆に俺はタツがいたから別れたって〜のもあって…」
「…ヒロ…再構築の話か?トレーニングでは性根は治らない。再構築は許さんぞ?オレは…絶対に許さん…」
ヒロが目を逸らす…やり直すのを再構築って言うのか?
「ヒロがNTR発覚した年末に、アイカとキスした時の事を、オレは今だに覚えている。多分あの映像は一生忘れない。あそこが分水嶺だった。もしあそこで再構築になったら今おっぱい吸ってるこの子達はいない。オレだってココにいない。もしも今後、ウンコカレーの場合は、裏切らない自分だけを愛してくれる奴と出会う可能性も消える、その娘はもしかしたら、再構築のせいで永遠に1人かも知れない。それに罪を犯して償うのは当たり前だ、何故元に戻る?罪を無くす?そんなもん償いじゃない、甘えじゃないのか?自分に甘いやつが、我儘で裏切った、繰り返さない保証が何処に…「分かった!分かったタツ!あん時は俺が悪かったって!何でそんなにその事になると厳しいんだよ…」
急に男便糞漏らしが早口でヒロを睨みながら責め始めた。
何かよっぽど嫌な事でもあったんか?
まぁ良いや、人それぞれってこったな。
でも、ヒロの言い分も分かる。別に他に素敵な相手なんて俺にはいない。
何もかも失った俺は…確かに今はカエデしか無い。
どーすっかなぁ…
その後、ファミレスで少し話して、じゃあ帰るかなって思った時に吉田さんに話しかけられた。
「私は…藤原と一緒で反対だな…もうカエデも大人だよ、自分の世界がある。学生時代と違って何やってるかなんて分からない。短大時代だって散々だった。アンタの事を引き合いに出してキレたけどさ、好きだったのはサトルだけとか、だけど皆が私に手を出してくるのが悪いとか、抜かしやがった…自分の選択が悪いと思って無いんだよ、その状況になった環境のせいにするんだ。私が、本気でぶつかっても伝わらなかったから…絶交した。」
吉田さんはカエデと仲良かったからな…
「そうだねぇ…俺が見た時も知らん奴だし、まぁ知らなくて当たり前か。でも、それを言ったらアカネさんの時も関わろうとしなかったもんな」
そうか…しかし仲良かった吉田さんもキレたんだよなぁ…まぁ俺を庇ってるようでカエデとは根本的に合わないだけな気が…
「まぁ、それは木山の落ち度が知れないけど…普通は会社の人を紹介するなんてしないし気を使うけどね、そのアカネさんもちょっとおかしいと思うけど?とにかくカエデは、この前も私からはずっと目を逸らしてた…絶交はしたけどさ、多分、私はもう無理で、サトルはまだ自分を甘やかしてくれるとでも思ってるんだよ」
確かに吉田さんと目を合わせなかった。そんな事を考えてると藤原便器がまた…
タンッ!
変な汚ぇコケシみたいな物を机に立てた。
「タツ!それ出すな!汚い!」
「ヒロ、待て、NTR耐久卿の声が聞こえる…――再構築だけはないわ――…と。でもざまぁをしろとしないで派に分かれているな…ちょっと待て」
何?エヌティー?教?何かの宗教?何か紙にスラスラと書き始めた。結構長い…何か入ってる封筒に入れて書いた紙を渡して来た。
「えーっと封筒…あった、これ持ち歩いていろ、寝取られた時に読め。異世界の神からの神託だ」
異世界の神?さっきから発言がヤバい宗教の人だ…逆らわない方が良いな、変な棒みたいな物が入ってる封筒渡された。
本当はなんか嫌だったけど、こっち向いてるコケシが怖いから受け取った。
昼過ぎの帰り道、昨日から今日にかけて色々あったな。そして考える。
家に帰り…そして数時間…そして夕方…夜…風呂、飯食って冷静になると、どっちでも良くなった。
ただ、だらしないフリーターの俺は面倒くさくなっただけと言える。
朝になれば今日も仕事…公共事業のカスタマーセンター、つまりバイトだ。
目的も無ければ金も良くない。ただ、楽というだけ。ダラダラネットサーフィンしながら、今日もテンプレ回答を繰り返し1日が終わる。
帰り道、家の前に人影がある。
髪を三つ編みにして、スーツ着たカエデだった。
「こんばんは、サトル…コレ…その…」
せっかくフラットになった精神が揺さぶられる。
封筒に【迷惑代】と書いてある。
「良いよ、要らない。ローン100万以上あるだろ?そっちに当てろよ」
「いや、ちゃんと返す…貸し借り無しにしないと…それと友達から…もう一回友達から…」
友達から…だったら拒否する事なんか無い。
別にカエデの親と弟とは仲良くやってるんだ。
無駄に敵を作る必要も無いし、自分のコミュニティを拡げる必要も無い。
「良いよ。でも俺、口悪いから、ムカつくかもよ?」
「それも友達だから!サトルだったら良い!」
結局、友達としてやり直す事になった。
あのファミレスでの話とか何なんだと思ったが、結局ヒロの言う通りになったなぁ。
――――――――――――――――――――――
高校の時と同じ、幼馴染だ
付き合う前に見たのと同じ
重なり合う、恋人の会話が
今まで以上に心音がえぐる
その場にいなければ言える
当事者でなければ、言えた
きっと誰も悪くない、ただ偶然が重なっただけだ
あの時、友達としてやり直す以外に選択肢があっただろうか?その選択に悔いは無いか?
いや、無かった。無かったんだ。
孤独はいつだって蝕み手を伸ばし
逃げ続けるにも依り代が無かった
散々他人の事を甘いと言っていた俺も、まだ甘かったんだろうな
だからこの光景は
偶像を信じた愚かな
偶然では無く必然だ。
俺が掴んだ、必然だ。
だから…
だから…俺は…
※一応、分岐までこの先2話分完成しました。タツが出…物は投げないで下さい(泣)いつもの様に脱線して行きますがいつもとは違いますタツとコケシは傍観者です。皆様の声を参考に…すると言って出来た試しが無い私です。
見直すと一番やめてと言われている胸糞になってないか!?と思ったり。だからペラペラ喋るのは今後最終回まで無しにします。コメ欄を使う伝統芸ゲフンタツゲフンお楽しみに!そこまではコメント返し難しいですが、楽しんで頂ければ幸いですし、分岐まで3回は今回の朝9時、夕方18時、運命の夜21時の3回投稿ダヨ。
そして一部の人には全7回、一部の人向けにもう1話で8回になる予定ですが、この3話でどうなるかわからんちん
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