反省だけなら猿でも出来る、反省しないで同じ事繰り返すお前は猿以下だ【ノンフィクション】
カエデ…俺の高校時代の元カノ。
今、肩を組んで顔が至近距離、少女漫画ならこのままチッスをする距離だ。
そう、カエデ…昔は日焼けしてて髪はくしゃくしゃのショートカットだったから女を意識しなかった。
今はボブの姫カットでガッツリ化粧してる、すっげぇあざといな、そんなにモテてぇかコイツ。
コイツは幼馴染のカエデ…小学校からの付き合いで、子供の時はよくゲームや漫画の話で盛り上がった。
要は俺も男友達みたいに接していたんだな。
高校まで一緒ですれ違えば雑談し、朝登校が一緒だとそのまま話しながら学校に行ったり、帰りが同じ時間になれば家まで一緒に帰っていた。
彼女は外見が良いとは言われていた、告られてるのも見た事がある。
高2の途中で付き合った、カエデから告ってきた。
子供の時から好きだったんだって、へぇ。
付き合っていつもより長い時間いたしよく遊んだな。
お互いの親も知ってたからクリスマスやら正月は2つの家族でパーティーしたな…そういうのが良くなかったんだな。
クリスマスとかラブホでドッチュンしてりゃ良かったんだろうなぁ。
まぁダラダラが進展が無い事に不満を持ち、デートに誘ってもクラスの友達を優先するようになった。
元々男っぽい感じが強く、サッカー部のマネージャーだけあって男の友達は多かったが、やたら距離が近いんだよな。
子供の時は取っ組み合いをしたり、部活でもマッサージやらで男と触れ合う事は色々と多かった様だ。
ずっとコイツはそういう奴だから、と思う事で我慢していた。
そして俺達の最後は、3年になって少し経った頃、間もなく付き合って1年という所で、最もスキンシップの多かった同じ彼女のクラスメイトのサッカー部の友達…を好きになったそうだ…は、まぁ仕方ないとして…スキンシップのレベルが…
―サトルは全然進展させないし2人の間に距離を感じてドキドキが無かった―
―友達と話しているとイライラしてるのが嫌だった―
―家族ぐるみの付き合いだったり所帯染みてたりと周りに茶化されるのが…―
まぁ、今もメンタル子供だが当時は更に子供だったので、カエデの放つ七色の俺への不満にキレてしまった。
「分かった…なぁ、最後にキスさせてよ?」
「え?最後?あ…うん…別に良いよ…」
ブチュウウウウウレロレロレロレロレロレロ〜
「んぶ!?ちょ!?んんん〜♥プハッ!急にどしたの!?」
「させンな売女!いっつも男と距離近いんだよア◯ズレ!好きな人が出来たじゃねぇ!事後だろうかこの部室ラブホテル!しかも元カレと舌絡めようとすんな馬鹿!もう絶交だよこのアホが!猿山行っちまえ!」
「え!?何で!?待ってよサトル!私、ゴムをちゃんと…」
「うおおお!?黙れ黙れ!うるせぇ黙れ!シネ!!」
何が「待ってよサトル!」なのか?そのまんまだよ。
今言わせて貰ったが、俺がたまたまカエデが部活の片付けで忙しいというので、3年で急に付き合いの良くなった同じサッカー部の真田と帰ろうと思い部室に行ったら、カエデがはサッカー部の部室で、例の男とブッチュンコしてレロレロしていた。
チラッとせめてキスまでかと思ったら、コンドーがつくキラーワードが聞こえた。
もう想像にお任せするしか無いし知りたくないし?
始めてを先越されたし?幼馴染だ、スタートラインは一緒、しかしどこでゴールを…『待ってよサトル!違うって!別れるとは言ってないでしょッ!?』
はい?
最後のカエデの台詞で完全に種族が違うと感じた。
それ以降、アイツとはまともに話していなかった。
ここから一気に語る、何故なら現在はチッス距離で向かい合っていながら思い出しているから。
その後カエデを一時見なくなったが、一週間後ぐらいか?話を聞いてほしいとか、私が間違えていたとか、支離滅裂な事を言いながら急に付きまとって喋りかけ始めた。
俺はクラス内で、カエデの意味不明な説明を潰すように大声で放送禁止用語と差別用語と隠語と誹謗中傷を大声で連呼するのを一週間程繰り返した。
すると今度は吉田さんがカエデを糾弾した。
真田は3年だしサッカー飽きてたから全く影響無かったみたいだが、カエデが意味不明な浮気や、元からの部員に対して距離感がバグった動きをしていたので、まだ中学出たばかりの性欲少年兵だった後輩1年、2年の複数がカエデを取り合いを開始、サークルクラッシャーよろしくサッカー部が崩壊した。
真田の「サッカーはもう駄目だ、これは気持ち良くない」という発言に吉田さんが本人しか分からない何かを察知してカエデにブチギレまくった。
―ずっと気持ち良いって言ってた真田が、急に気持ち良くないって言われたサッカーの気持ちわかる?このぶち壊し女!―
わかるわけ無い。
吉田さんは真田に引っ張られてどんどん狂っていく。ちなみに真田は当時が一番狂っていた。
そして運が良くも悪くも当時、同じ時期に真田が『俺は間男一本、ホンマモンの男、気持ち良さは世界を救う』とか狂った発言で目立っていたので馬鹿の双璧みたいになったが、真田は学年テストがトップ10で医大志望、俺はワースト10でフリーター、2個隣のクラスで藤原何某がいつもビリで、通り浣腸とか言う行為を行う悪い噂代表がいたから俺は大声出しても事なきを得て…無い。
ちなみに公立で偏差値は高いけど自由な学校でしたね。
まぁまぁ、そんなこんなで、世界を呪いながらアカネさんと爛れた生活をエンジョイした。
俺はその後、アカネさんと付き合って学校も授業以外ろくに校内にいなかったが『彼女いんだから話しかけるなモード』を発動してたらカエデは関わらなくなった。
しかしまぁ、フリーター確定だし、まぁ爛れたな。
その後、俺はフリーターをインリンジョイトイし、社会貢献度ゼロの生活を敢行、実家フリーターが完成した。
給料約14万、家にいれるのは気持ち程度ですよ。
クズを謳歌していると母親が『カエデちゃんはちゃんと短大行ったわよ』とか抜かすが『ビッチの話はよせ、美味しい母さんのタダメシが不味くなる』と一喝した。
「カエデちゃん、この間テレビに出てたわよ?」
詳しく聞いたら夜中の100人のアイドル水泳大会に出てた。一瞬だけ。アイツ外見だけはまぁまぁ良いからなぁ…と思ったらカエデの両親は厳しい人…いや俺と二股の件以降厳しくなったのかな?短大行って意味不明な芸能活動をしているカエデにブチギレ。
短大卒業と同時に家を追い出されたと聞いた。
これが幼馴染の困った所、知りたくもないのに情報が入って来るんだよ…
――――――――――――――――――――――
そして今、ガッツリ肩を組んでいる訳だが…
何故か目を瞑って酒臭い唇を少し尖らした。
何やってんだコイツ…しかも俺は耳を疑う発言を聞いた…
「ごめんね…私のせいで先輩と上手くいかなくて心のキズを負って家に引き籠もってるんて…あっ!?」
ガッシャーン!!
俺は素早くカエデを首投げをして、その後、一応芸能活動?してるらしいから平手で頭を殴り顔を怪我しない程度に踏んだ。
1ミリも成長していない自己中に全俺が躍動した。
「テメェにだけは言われたくなかったわ!!」
その後、警察呼ばれて説教…仲良くしろと言われたがポリスメン、お前らに俺の気持ちがわかるまい?
出る時に真田に「今のは気持ちよかった」と言われてちょっとムカついた。
そして帰り道…何故かカエデがフラフラ付いてきた。
警官にも家まで送れと言われたが…コイツ目茶苦茶酔ってるんだが…
「おえ、は、は、吐く」
俺は仕方なく家の近くの公園でゲーゲー吐けせて水を奢った…貴重な金が…
ベンチに座らせ見下ろしていると色々思い出してムカムカしたが、カエデは何故か泣きながら勝手に喋り始めた。
「私…いつかこんな日が来るって思ってたの…」
日本語の通じねぇ馬鹿がまたなんか喋り始めたと思ったが、この時…
まさか、コイツともう一度付き合い、そしてもう一度………………とは思っていなかったな。
※コメ欄見てます!ありがとうございます!終わらせたらコメントかえします!
ちなみにこれは再構築パートではなく元からの既定路線なのでありませんのであしからず!
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