後書き

 どうも、作者の亖緒シオです。


 この度は『私たちのハンセイ記』を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。完結まで執筆できたのも、読者の皆様の応援とPV、フォロー、星評価をいただいたおかげです。大変感謝しております。


 不幸にも後書きから開いてしまった方は、どこからでも結構ですので、一度本編をお読みいただいて、再度後書きをお読みいただければ幸いです。何せ、ネタバレ不可避ですので。


 では少し改行いたします。












 バレ防止にはこれぐらいで良いでしょうか? では始めます。


 全13話と比較的短いお話でしたが、登場キャラクターはかなり多いです。現在編と過去編を織り交ぜて、物語を書いたせいかも。


 まず前半。花織視点①~⑥です。私亖緒はNTRモノで不満がありまして。冒頭でヒロインNTRてましただと、主人公にもヒロインにも間男にも、どうにも関心が持てなかったんですよね。それぞれが何を目指して行動してるか知らないだけに、へこんだり、縋ったり、奪ったり、見放したり、その行動に正当性がある?と疑問が最初にくるので。ですので、NTRの経過から書いてみようと思ってこうなりました。


 もちろんヒロインと主人公の関係性も明かしておかなければとなって出会いからの過去編が併記されてます。


 それから6回に分けたのは、間男1号・2号それぞれで、ヒロインへの強要回と英知回を2回の計3回×2から来てます。ヒロイン1発で堕ちるではギャグだと思うので、描写のない部分も含めて複数回の英知があるよと匂わせる意味もありました。


 次に折返し点。水琴視点です。間男1号と戦う相手はだれかをはっきりさせる回です。何らかの知恵で間男共を懲らしめる話ではないので。また1号の悪辣さや花織ではぼやけていた外道さを出してます。また主人公と水琴の復縁ルートはほぼない示唆もしてます。現在編の水琴は、言葉にこそしてませんが、子供第一で母親のペルソナが強いです。


 さて後半。昌幸視点①~⑤です。花織との関係性の破壊と再生がテーマです。自分が読んだ限りのNTRモノでよく思ったのは、主人公とヒロインの関係性を最終的に壊してるのは主人公の方では?という疑問があったので、こういう話になりました。ただ1号捕縛までに話数を費やしたので、回数見積もりに誤ったかなと反省しきりです。


 それとNTRモノの主人公はヘタレが多いですが、今の亖緒だとヘタレ主人公書けません。へこむのは書けるんで、へこんだ際に最終選択肢が出る雰囲気にしました。基本として主人公とヒロインは対等でいて、欲したのが目前にいる相手というのがいいよなって思いで、復縁部分は書いてました。


 それと主人公へこませるだけで登場した過去の恋人たちには、おまけででも触れたいですね。特に初音は暴行的交渉を複数人にされた上で、威嚇目的でちょっと振り回したラケットがかすっただけで傷害罪で告発されるという、亖緒史上もっともみじめなヒロインです。亖緒は負けヒロインに肩入れする癖がありますw なので、おまけで救えればと、アイデア待ちです(ぉい


 エピローグは主人公とヒロインと子供の家族がどう2号から逃げ切ったかのお話です。できれば、英知の続きをだらだら書きたかったんですが、執筆時間の都合で割愛しました。本音はここまでかなり攻めて、これ以上やっていいの?だったんで。まあ、非公開覚悟でおまけまわしも、ありますん。


 え? ヤツ? まー、亖緒史上最大の気持ち悪いヤツに、応援のお陰でなりましたねw イケメン設定がすっ飛んでいきましたからねー。本来、人当たりも卒ないんですよ? 信じて貰えないかもしれないけど(苦笑

 というわけで、間男たちの話です。最初2号はいませんでした。1号がヒロインを堕としにかかる。それを5回6回も書くことにはたと疑問に思ったのが最初です。それで前半の過去編を見ながらアイデアアイデアとお祈りしたら、変なのいるじゃんかと。ヒロインには胸の話しかしないヤツ。ちょーどいいやと、間男に格下げしていました。それが2号のはじまりですwwwww


 おかげで1号のNTRる動機も明確に。蛇に睨まれた蛙状態の癖に蛇の友人の嫁に手ー出すんだから、事情持ちだよねーと。それで2号に頭が上がらない関係を考えてみたら、義理の兄弟で本妻の子である2号に愛人の子である1号は専務パパのせいで頭が上がらないと、設定出るでるww おかげで色々2号をサポートさせられる役目になりました。ただ直ぐ悟られてはならないと、ヒロインを波状攻撃する書き方になりました。


 あとは各間男の始末話。亖緒は神坂一様著『スレイヤーズ!』が自分で購入した最初のラノベという人です。影響を受けていて『悪人に人権はない』がお気に入りフレーズでした。なので背景はあまり出さず極端に振りました。ただ背景一応あって、そのものは普通に考えれば、1号2号どちらも自分で克服すべきことなので、早々に努力放棄した情けない連中という扱いです。


 なお亖緒はO星人=悪人とは思ってませんよ。Oばかり見て、人物全体見ないヤツだけが悪人ですw この意味でこだわりに関して反省できた主人公と、反省できない・しやしない2号は対の関係です。ですから、お局様にごにゅごにゅされちゃった。体の関係あったくせにね。


 あと、ヒールの羽田野家を書いておきます。妻、愛人、女の子供もいますが、胸糞増すので割愛します。


専務パパ:現在の当主。本妻との男子を死なせてしまったので、子供つくりに精を出した。愛人1号には逃亡される。愛人2号とは愛人継続中。

不詳:長男。8歳ぐらいで死亡。理由は……

清二:次男。愛人1号の子。母は失踪、捨てられ孤児院育ち。江里口は孤児院院長の苗字。半グレと付き合いがあり、その仲間がヤバイ人の娘に手を出したので、花織の前から失踪して、遠くへ逃げた。以外に勉強ができて商才があった。

充彦:三男。本妻の二番目の男子。イケメンにしてO星人。跡取りの立場への不安とOに拘泥して気が狂う。頭は悪く大学も替え玉受験。

不詳:四男。本妻の三番目の男子。兄たちが反面教師。ただし高圧的高慢的は一緒。

不詳:五男。愛人2号の子。スポーツ推薦で仙台へ越境進学。傷害事件に遭い(?)、治療として東京へ戻る。実は暴行的交渉をした犯人グループのボス。清二がお手本。


 閑話休題。


 すぐではありませんが、おまけの執筆を考えています。本編には収まらなかったけど、せっかく考えたネタなので供養したいという目的です。場合によっては合わない読者の方もいると思います。ですので、肩の力を抜いてお待ちいただければと思います。投稿予告は近況ノートでいたしますね。


 さて、最後に再度の謝辞です。

 『私たちのハンセイ記』を読んでいただいた読者の皆様、応援の♡や評価の★、作品フォローや作者フォローまでしてくださった、多くの皆様のお陰で無事完結しました。誠にありがとうございました。特に応援コメントを下さった、あんぜ様、ナカムラ マコ様、うすしoh様、@tnka3様の言葉が励みになりました。本当にありがとうございました。


 それでは、あんぜ様から渡されていたバトンですけど、お返しすることも、ダストボックス行きにすることもなく、うすしoh様にお渡しします。というか放り投げましたのキャッチよろしう。是非是非、そのご慧眼にてNTR復縁(に限らず)、ご執筆されること期待しています。なにせ本作の着地点がバレてたっぽいのでw


それでは、次の作品でお会いしましょう。

バイビー!!

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2024年7月4日 15:40

私たちのハンセイ記 亖緒@4Owasabi @4Owasabi

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