第12話 sideアイザック王
はぁ、師匠に頼るのは申し訳ないけど、私の力ではあのドラゴンたちに立ち向かうの難しい
師匠は今回ちゃんと私が手紙を送ったルート通りに行ってくれるだろうか?はぁ、仕事もあるし一旦忘れよう、頼むから正規ルートできてくれ
しばらくして師匠から手紙が届いた。どうやら我が国には来てくれるそうだ、これからこちらに向かうと記載されてる、さてこちらも師匠を迎えるための準備をしないとな。
おい、銀髪で透き通った翡翠の目の女が石門を尋ねたら私に知らせてほしい。
頼んだぞ!
衛兵たち
は!かしこまりました。必ず王にお伝えします。
うむ、余はかの黒の魔女を迎えるための準備を始める。そう言って俺は職務に戻るついでに師匠が好きそうな食事を準備する為、指示を出していた
さあ、そろそろ師匠は到着する頃かなと宅建室で待っているとどうやら余を侮辱する不届者を衛兵たちが捕まえに来たらしい、さらにその者は謁見を求めてるそうだ、師匠が来るって言うのに、仕事を増やさないでほしい、だが、危険人物かもしれない為仕方なく出迎える
この女は先程だから余に対して偉そうな態度をとるな、気のせいだと思うが魔力の質も師匠に似てる、強者っていうことか、ならば余も舐められないよう、強気でいこう
余はその女に向けて些か不敬ではないだろうか?と言ったそして顔を上げた女性は…師匠だった!
あぁ、師匠が揶揄ってくる、毎度面倒なんだよなー、そもそも正規ルートでくればいいじゃないか?怒らせたら怖いんだよな、本当最悪、ああ、衛兵が師匠に詰められてるよ
楽しそうにしてるのは師匠だけだよ。師匠より強いものがいないからここは耐えるしかないな
突然空気が変わったような感じがした
魔力が一つもないと感じた。おかしいと余は思った、師匠はなぜか驚いてる
師匠の後ろから猫耳の青と銀色が混ざった髪の女性、その瞳は蒼く透き通って、でかい(どことは言えないが、でかい)
そして凛とした透き通った声で師匠に対して語ってる、みるみる師匠は床に崩れ落ちた
彼女の美しさと異常の強さに私と私の部下たちは惚けることしかできなかった
そして彼女は師匠より強いと我々に伝えたのだ
救いではあるが、彼女の姿はもはや魔女や魔王の域を超えてるとさえ感じる
そして彼女は私たちに向かってウィンクをして何か師匠にいじめられたら彼女が代わりに師匠をお仕置きしてくれるそうだ…
私はフィーニア様を尊敬し、心を奪われてしまった、彼女の微笑みは聖女の微笑みかのように暖かく、私の心を包んでくれる
私は一生この人に従おうとここは中で思った、今すぐかの赤の国ニブルヘイムに救いの聖女?聖猫人族のフィーニア様の像を置きたいと思った
フィーニア様はそれを断り、私にそんなものは相応しくありません。私はあなたたちの味方になるだけで十分です。私を讃えるより、女神アルテミシアを讃えなさいと微笑みながら話してくれた
ああ、この人はアルテミシアの光だと私は確信した。
フィーニアに厄介ファンができてしまいましたね
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