第8話 赤の国ニブルヘイムー王との謁見
ついたわよ、ここが赤の国ニブルヘイムよ
アイシャはそう告げる
女神に旅をする意味を説明された私はどうやらその間眠ってたしらしく、起こされた時にアイシャはついたことを教えてくれた
どうやらいきなり眠ったみたいでアイシャは魔法をかけても起きない私を相当心配したらしい
次から何か伝えるときはなるべく友達を心配させないようなやり方でお願いと女神アルテミシアに心の中で言うと、オッケーと返事が聞こえる
赤の国ニブルヘイム
そこは防壁都市と言われてるこのアルテミシア最北端の国で魔物が最も攻めてくる都市でもある。だからこそ国の作りはまるでどこまでも続く防壁のように聳え立ち、バリスタや大砲、魔法砲撃などが各場所に設置されている
そのおかげで民たちは安心して暮らすことができるらしい
そしてこの赤の国ニブルヘイムの王こそが
アイシャの弟子であるアイザック・ニブルヘイム
心優しい王でそしてこの激戦区の国を安定させた城壁と防壁を作った人
さて、まずはご飯を食べましょう!ここでは赤のステーキが有名よ、魔物のグレイトボア何かのステーキよ、美味しいからぜひ食べてみてほしいわ
それは楽しみだわ、でもいいの?国の王に呼ばれてるんでしょ?
いいのよ、アイザックが文句言ったらボコボコにしてあげるわ
さ、流石アイシャね、ほどほどにしてね、あなたの大事な弟子でしょ?
そうよ、私の大事な弟子でこの私をこき使う生意気な奴よ
私たちはステーキを堪能しながら話してると、なぜか私たちと言うより(アイシャが猫に話してるようにしか見えない)言葉を聞いた兵士たちがやってきた。
おい、先ほどから聞いてみれば、我が王に対して無礼の物言いの数々、貴様覚悟はできてるだろうな?貴様と申し訳ないがその猫も王城に連れて行くぞ!
好きにしたら、王にも丁度用があったからむしろ余がた好都合よ
貴様!態度をわきまえよ、アイザック王との謁見で王からの裁きを楽しみにしてるんだな、ワハハハと笑いながらアイシャと私を連れて行く衛兵たち
アイザック王、王に対して非礼の数々を語る女性とそのペットの猫を連れて参りました。またこの者は王に向かって謁見したいと申しております。
ご苦労だった、愚かな者を余の元へ連れてこい
余が誰であるか知らしめようぞ
ほら、さっさと歩け!アイザック王の前であるぞ、表を上げよ愚かな者よ
アイザック王とその衛兵はアイシャに向かって命令したけどアイシャはニヤリと笑ってる
この人性格悪いんじゃないかしら?とジト目を向ける
馬鹿でアホな王よ、あなたはどんな権威があって”私”に命令してるのかしらね?ねぇ?アイザック王?
おい、王の前で無礼だぞ!即刻牢にぶち込め!
まあ、待て、女よ、余はアイザック・ニブルヘイム其方がどんなものか知らぬが余に向かっていささか無礼な態度ではないか?
あらあら、ごめんなさいね、頭を下げるのも疲れたから顔をあげるわ、これで誰に向かって言ってるか理解できたかしら?坊や?
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