第7話 赤の国ニブルヘイムに向けて…旅をする意味
アイシャにこっそり鑑定されて聖猫だとバレた私はアイシャといよいよ赤の国ニブルヘイムに行く準備をする
フィーあなたがいると安全な旅になるのね
魔物たちが何かに弾かれてるのか、寄ってこなくなってるわ、不思議ねとチラッとこちらを見る
本当ね、不思議よね…はぁ、さすが最強の魔女ね、そうよ、これも聖猫の私の特性、危害を加えるものを退ける効果よ、でも貴女も強いから私はあなたを隠れ蓑にできるから安心ね
聖猫の特性は凄いわ!私でも障壁を突破するのは一度しかできなかったもの、あなたの力を他に知られないように私が守ってあげるわ
正直障壁を破られた時は焦ったわよ、あなた色々おかしいと思うわ!どんな魔物でも障壁を破れなかったのにびっくりしたわよ
でも、結局耐性で攻撃が通らなかったじゃない!本当ずるいわ〜でも始原の魔女も伊達じゃないことがわかったでしょ?聖猫ちゃん?
正体明かしすぎよ、始原の魔女さん?
あ、あれ?しまったわ…もう、いいわぁ、そうよ私は魔女の中で最強であり、最初の魔女なの、この事は貴方しか知らない、魔女たちも知らないわ
つい、あなたが聖猫だから口に出してしまったみたい…
始原の魔女さんであるアイシャは最果ての森を知ってるのかしら?
ん?最果ての森?聞いたことはあるけど、知らないわ、何かあるの?
なんでもないわ、もしあなたが知ってるならと思って聞いてみただけよ
そうねえ、最果ての森については知らないけど
“果てなき湖”の近くにあるとは聞いたかとあるわ
行き方は知らないけど
それに”果てなき湖”も伝説の目録にすでに枯れて朽ちた土地としか書いてなかったわね
(ん?もしかしてこの魔女の森に行く前に私が歩いてた荒廃な土地って果てなき湖…じゃあ、なぜミシアあそこは嫌な感じがしたのかしら?)
考えてる途中に失礼しますねー、どうも女神のアルテミシアよ?元気にしてるかしら?聖猫ちゃん
今はフィーニアチャンだっけ?
あれ?女神アルテミシアさん、直接頭の中に…
驚いてるところ悪いけど、時間がないから手短にね、貴方はあの荒廃な土地を見たのでしょう?
そう、あなたが考えた通り、あれは果てなき湖よ
そして最果ての森の鍵でもあるの
最果ての森は別に隠されてるわけではないの、ただ果てなき湖が枯れてしまい、鍵が消失した
だから全ての記憶から最果ての森は消えてしまったの、そして聖猫ちゃん、あなたはこの果てなき湖の鍵を見つけ出して欲しいの、これは女神の私は干渉しては行けないの、だからあなたを転生させて、私の代わりに最果ての森の鍵を見つけ出して欲しいの、先ずは赤の国ニブルヘイムの謎を解きなさい。そうしたら………….あけ….頼りにしてるわよ、じゃあね
肝心な部分が雑音で聞き取れなかったわ、とりあえず赤の国ニブルヘイムに向かったらわかるよね?そして世界に戻った
ーニア、おーい、ーニア、ファーニア!
え?アイシャ?どうしたの大きな声で?
びっくりしたわよ、あなた急に眠って目を覚まさないから何かあったのかと思ったわ、大丈夫?
ええ、大丈夫よ
それならよかった、着いたわよ、赤の国ニブルヘイムよ
こうして私たちは赤の国ニブルヘイムについた
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