第6話 赤の国ニブルヘイムの情報
目が覚めるとアイシャはベットからいなくなっていた、探してるとやはりトレーニングをしている
限界を越えるのよ、フィーを確実に守る為に私は誰よりもさらに強くなる必要がある!
アイシャは自分を奮い立たせる言葉を発しながら重りを持ち上げていた、こう見るとアイシャはものすごくストイックだとわかる
あら、フィー起きたのね、もう少し待ってね、あと1セットメニューをこなしたら朝食にしましょう!
ガシャガシャと音を立てながら自分の限界に挑戦するアイシャをただひたすら見守る
ふぅー今日もメニューをこなせたわ、フィー私はこの後シャワーを浴びるけどあなたはどうする?
そうね、なら一緒させてもいいかしら?
この体になってからというもの女性に対して何も感じなくなり、自分が元男性の人間でもなにも感じないみたい、それより綺麗好きになったせいか、私もよくアイシャと一緒に水浴びをするようになった。
普通は水を嫌うのが猫だけど、これも聖猫の特性なのかしら?まあ、どうでもいいや、中には水浴びが好きな猫だっているし、それに私は綺麗になることでスッキリするから考えることをやめた
正直私にとってご飯を食べること自体不要らしい、これも聖猫の特性で空腹を感じることはないみたい、だけど食事には興味がある、どんな食べ物なのか知る為あえて食べている
朝は買ったパンに卵とベーコンを乗せて、野菜スープが付いたアイシャが作った朝食
とても香ばしい匂いで味も美味しかった、ちなみにアイシャには普通に食事してることに驚かれたけど、彼女もあまり干渉しないようなので、笑って一緒に食事できて嬉しいと言ってくれた
食事を済ませると赤の国ニブルヘイムになぜアイシャが行かなきゃいけないのか理由を話してくれた、どうやら彼女の強さを知ってる王が近くにドラゴンの群れがあることで討伐の依頼を直々にお願いしたらしい、付き合いの長い王のお願いを断れない為、討伐のため向かうみたい
話してると王に対して愚痴の数々が多く彼女の口から出る
どうやらアイシャの弟子らしい
そんなアイシャはなんだかんだ弟子を溺愛してるのがわかるのが面白い
ねえ?フィーちゃんと聞いてる?
アイザックてば、私のことをなんだと思ってるの!って感じよ?私は師匠なのに、雑用を押し付けられてる気分だわ〜
それなら行かなければいいんじゃないかしら?
なんて?もう一度言ってみてくれない?”フィーニア”私あなたが言ったことよく聞こえなったのよね…
全く、心配してるなら素直になりなさいな
それにあなたがいくら私に攻撃をしようとしてもあなたの攻撃は通らないわよ?アイシャ?
うぅぅぁ、フィーがいじめるぅ〜酷いわ!
それに一発ぐらい当てさせなさいよ!
嫌よ、猫の身体であなたの一発を受けたら死んでしまうわ
聖猫だから、死なないでしょ〜うわぁ〜ん泣
アイシャわたしあなたに正体明かしたかな?
内緒にしてたと思うけど
簡単よ、”観察眼、鑑定”これであなたの正体を見たわ、他はなぜか見えなかったけどね
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