第5話 アイシャの秘密
アイシャは私を家の中に招いてくれた、辺りを見渡すと可愛らしい飾りが散りばめられ、多くの本もある、そして小さなテーブルと小さな窓から外の森の景色が見える
ファーニアって長いわ、ファーって呼んでもいい?もしあなたが良ければだけど…
もちろんよ、アイシャ、だって貴方は私の友達だもの、むしろ嬉しいわ
アイシャは微笑みながら私のことをフィーと呼んだ、2人で話を多くした。
新たにわかったことはここは”魔女の森”と言われてアイシャみたいな魔女が多く住んでるらしい、でも近くではなく少し間隔を空けて暮らしてるみたい、どうやら魔女は干渉されるのが嫌らしい
そしてアイシャはこれから赤の国ニブルヘイムに向かうみたい、私も全ての国を知る必要がある為、一緒に行きたいと言ったら、受け入れてくれた、アイシャとは今後も良い関係を築いて行きたいわね。
アイシャはそろそろ時間ねと言ってどこかに向かっていた、そこには体を鍛えるアイシャを見ることになる
アイシャは魔女なのにその肉体はまるで歴戦の騎士のように逞しくなっている、真剣に重りをあげるアイシャを見て感動した
人間に会えたことの嬉しさと彼女の影の努力がわかる姿を見れて心の中が暖かくなるような感じがした。
ラストの追い込みよ、アイシャ、あなたならできふ!フンヌ!ハァハァハァ…まだよ、限界を超えてこそ意味がある!ンンンンン!!
ふぅー、今日もしっかりメニューをこなせたわ、少し疲れたわね…あら、フィーもしかしてみてた?
ええ、バッチリみてたわよ、かっこよかったわ、アイシャ
ウフフ、そんなこと言われたの初めてよ、魔女なのにこんな筋肉質になってどうするってみんなに言われるかいつもはローブで隠してるんだけど、フィーはみんなとは違うのね
アイシャあなたが努力してることを馬鹿にするかはできないわ!あなたの努力でその肉体を身につけたのなら賞賛をしても馬鹿にしないわ
今のあなたの姿はとても素敵よ
あ、ありがとう…こんなに褒められたのは、初めてよ、もし貴方が猫ではないなら惚れてしまったかもしれないわ、それ…ぐらい…嬉しい言葉よ
あなたの強さがあればこの先の旅は安心ね、頼りにしてるわよ、アイシャ
ええ、任せてちょうだい、私は肉体も鍛えてるけど、この世界でも最強と言われてる魔女よ…あっ!今のは聞かなかったことに…
そうなのね、それなら安心ね!それにバッチリ聞こえたわアイシャ、最強の魔女が一緒にいれば百人力ではないわね、数億力かしらね
もう、揶揄わないで!あなたは猫なのにまるで本当に笑ってるように見えて感情豊かよね
そうかしら?それならよかったわ、私もこの世界に来てようやく心から笑ってると感じてるわ
私とアイシャはより距離が近くなったような気がするわ、そして夜はアイシャのベッドで丸くなって一緒に二人仲良く眠りにつく
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