第4話 初めての人間 魔女との出会い編
そういえば、私の姿はまだ教えてなかったわね、って誰に説明してるのかしらね、まあ、いいわ私の姿は青い目とグレーの体に縞々暗い縞模様があるいわゆるアメリカンショートヘアーみたいな姿をしているの、大きさも成猫とおなじな聖猫ね…なんて、氷属性魔法を編み出してみたわ
さて、わたしはこの荒野を歩いてるのだけど、周りにも魔物や人の気配すらないの、不思議よね〜
まるで生きてないような感じがするの
あと、最果ての森を抜けて、わかったのは最果ての森がどこにあったか、どんな場所だったか、記憶が曖昧になってきてるの、フォーチューンさんが言うには最果ての森の場所を知る為に、世界をすべて見る必要があると言ってたから取り敢えず、生まれか故郷?の最果ての森の場所を知るために世界を見て楽しむことにするわ
1人で話してるとおかしくなりそうってくらい、人も魔物もいないなんて
いったいここはどこなのかしら?
とりあえずこの場所はあまりとどまらない方が良さそうだからさっさと急ぎましょ
風魔法エアロを発動したら羽が生えるのでそれで私は何もない荒野を後にした。
さて、しばらくエアロで飛んでから下を見渡すとポツンとした家があるみたい
しばらく待つとしましょういきなり家の前で降りるのは怪しいから、少し離れたところに降りましょう!
エアロ解除と魔法を消すと小さな羽も消えた
この羽はおそらく聖猫の能力だろうと思ったけど、考えるのをやめて、空から見た時の家に向かって歩いて行く
暫くすると先程の木の家が見えた
みた感じ誰かが住んでそうだからしばらく待ってましょうか
猫は自由で時間に追われない為、のんびり過ごせるから気が楽なのよね
それとも私だけなのかしら?まあ、いいわ、クリーン魔法で私の猫ボディは綺麗だけど、毛繕いは合間を見てついやってしまうのよね〜
夢中で毛繕いをしてると上から声がする
ねえ?あなたは敵?それとも魔物?どこから来たのかな?
見上げるとそこには黒いローブに黒い帽子の銀髪の長い髪と透き通るような翡翠の目をした魔女が立っていた。
初めて人間に出会ってびっくりした私は咄嗟に後ずさったけど、戻ってみると魔女はまだそこにいた。勇気を出して声をかけてみる
私は魔物ではないよ、ここに家があったから誰がいるのか気になって来てみたの
ふーん、そうなのね〜、ところであなたは私の言葉がわかるの?
ええ、理解してるわ、こう見えてただの猫ではないの、正体は訳あって話せないけど、敵ではないの、今は自分の生まれた場所に帰る為に旅をしているところよ
猫さんが?1人で?不思議
あなたは敵ではないのなら、自己紹介するわ
私はアイシャ・グローリアよ、よろしくね、猫さん、ところであなたの名前は?猫さん?
アイシャね、よろしく、うーん、私に名前はないの、生まれてすぐ親がいなくなったから名前をもらってないわ(嘘はついてない、実際転生して間もないのは事実だし…)
ふーん、名前、もしあなた良ければだけど私がつけてもいいかな?
もちろんよ、アイシャ!あなたは私が初めて話した相手だもの、ぜひお願いしたいわ
ん、それじゃあ、あなたはフィーニア、どうかしら?
ファーニア、うん、素敵な名前ね、私はファーニアよ、アイシャ、名前をつけてくれてありがとう!あなたに出会えてよかったわ
よかった、喜んでもらえて、ところであなたは旅をしてるのよね?これからどこに向かうの?
そうね、私は猫だから気ままに歩いて行くわ
それに私はこの世界をあまり知らないの
そうなのね…ねぇ、折角なら私も冒険に連れてってくれないかしら?
アイシャが?もちろんよ!私は猫だから大変だったの、人間のあなたがいるなら百人力よ
ええ、任せて、あなたの役にきっと立つわ
とりあえず中で話しましょう!
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