【助】アウティングの予防的な


 言うて重要な情報は前提からして「漏らさないに限る』というのが原則なんですけれども。


 かつて身を置いていた界隈で、まあ何というか治安が終わりきってる世紀末のスラムみてえな環境で、今は隠居になってますが、そういう「場」がありまして。


『重要な話を、こっそりした』『そっと自撮りを送った』


 こういう人達を多々、目撃していまして。伝える人選をミスると流出したりフリー素材にされたりするんですよね、残念ながら。


 だから「大事な話はこの人にしかしない」という立ち回りがいいんじゃないかなって思う。

 加えて、流出したくない自撮り的なものを送る時もまた、相手によって画像を変えたり「この人にしか送らなかった写真」などにすると、広まってしまった際に「出所はあの人か、付き合い方を改めなければならない、悲しいけれど」と割り切れるかも。



 先日、現実に関する話をちょろっと創作の仲間としておりまして。その相手、彼もしくは彼女を「〇〇さん」とします。


『え、その話を△△さんは知らないの? てっきりトモフジテツに関わる事柄って、△△さんなら大抵は把握してる(トモフジテツから聞いている)と思ってた!』(要約)


 こんな言葉が印象深く残っています。


 何でもかんでも、誰彼構わず、全てをオープンに伝えるよりかは話す内容の深度や相手を少しずつ工夫する方が、人間関係の事故原因が減る気がします。


 十代や二十代の頃の自分は気付けなかった・至れなかった部分です。


 インターネット老人会に属する人なら耳にしたこともあるであろう『mixi』とかいう媒体では、かつてのトモフジテツの前身たる若者は何かとリスキーな駄文や日記を書き散らかしていたんですよね。


 その当時に短文投稿サイトがなくて良かったなとか、昨今の若者は大変そうだな、としみじみ思う秋の今日この頃。


 アウティングの「伝える側」に関してつらつらと書いたけど「受け取る側」にしても閉鎖的な場で知り得た情報を誰かに伝えたり、画像撮って発信したりって、僕はしたくないなと思う。


 僕がメッセージ内容などをバシバシ貼る際は、何やかんやで許諾は得てます。


 見たところ圧倒的多数の中で「ダイレクトメールの内容を撮って晒す」が常識と化しつつある風潮って個人的には嫌。


『基本的に晒し上げは良くないけど、この人相手なら大丈夫!』とかいう特例を作る論や感情も正直、好きではないです。


 次回は「特例」が好きではない理由などを書きたい気分かも。

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