今北産業
「私は今、この場に来たばかりです。発端や経緯を三行で教えて下さい」
そういう
その時代には「
そこから五年十年と生活し、職場やプライベートで多くの人と関わるにつれて、やはり仮説は確信に近付いた。長いのは、基本的にはよくない。長いというただそれだけで受けとる気が失せてしまう人は、
なので、メッセージアプリやダイレクトメールでは短文投稿と同じ形式の「百四十文字」辺りを目安に考えがち。一通の長さがそのくらいならセーフなのでは? と判断しつつ、それすらも「長文だ」と
*
前回の内容で「しっかり考えて(長くても)筋道を立てて言語化するのは楽しい」と言及し、そしてそれが「伝わると嬉しい」とも書きました。でも、多くの場合は「その行為」自体がよくない。長さは悪や害となりうる点を忘れたくない。
長文に耐性のある受け取り手だとしても、それでも
せめて、伝わらなかったり行き違いが生じても「相手が悪い、自分は精一杯考えて真剣な気持ちで書いたのに」と他責に走る人間にはなりたくない。
送った後に「正しく届かなかった」という感想こそが
あらゆる事故を見聞き、もしくは体験してきた身としては「受け取ろうと思ってくれる人」への感謝の気持ちが強くなる。
長文を叩きつけて意図した通りに届いた時って、その長文の何かが「良かった」というよりも受け取り手が「読もう、理解しよう」と寄り添ってくれた結果なんですよね多分。
脱線しますが、空色杯で「
使いどころや相手を慎重に見極めながら、なるべくなら控えめに使っていきたい、お気持ち怪文書の長文。
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