事実は小説より奇なり

 何が、とか、どんな事実、だとかは……詳細に関しては言及できないのですけれども。


 かねてより「過去に色々とあったから、ラブコメは書きにくいな」と考えていました。良くも悪くも色々とあって、それらのインパクトが強すぎて僕がゼロから何かを生もうとしてもかすむ気がしてきてしまって、だから現代舞台の恋愛ジャンルは手をつけなさそう、という感覚。


 強すぎて、というのは主観も挟まっているというか何らかのバイアスがかかっているかもしれませんし、傍目はためから見ると大衆的な恋愛かもしれません。


 しかしながら、直近に関しては殊更ことさらに濃いとも言えるし淡いとも言える、何だろう、自分の置かれた状況を俯瞰ふかんしてみると「うわ、ラノベみたいだ」という感覚。いやラノベよりも奇なり、と思ってしまった。僕にとっては鮮烈というか、尊い。


 これが何らかの物語だとしたら、ダメでどうしようもねえ主人公が強すぎるヒロインりょくを持つキャラクターに導かれた展開というか、あるいは女性主人公がこじれて他者から逃げがちな男性を攻略して素直な想いを導入というか、いずれにせよ男性キャラクターに読者のヘイトが向きそうな、女性キャラクターの描写が「いや現実にそんな健気けなげな人いねえからリアリティ考えて作品作って下さい」と思われそうな、そういう話。


 例え話です。例え話ということにしておきたい。



 明日投稿する予定の内容で触れようと思いますが、過去の回や短文投稿サイトの動きを読んでいただけると伝わるように僕は「執筆することだけが楽しい」という人生を歩んでおりまして。


 助かるかもしれない運転、概ねそんな内容しか書いてない気がします。何かを思いついて止まらなくなって寝ないで明け方まで作業する時間も実際のところ好きでした。そのせいで大切な友達(言うて都人シティんちゅこと義為ぎいさん)に二度ほど多大な迷惑をかけてしまったり、そのせいで免許更新の際に撮影した写真が過去最悪の仕上がりになってしまったりしつつ、それでもやっぱり人間性をドブに捨てながらカスのような生活スタイルで不健全に文章を書き散らかす行為が楽しかった。それを投稿や公開するかは別として。


 ですが、近頃は丁寧な人生を送ってこなかったことを切々と後悔しております。


 後悔に関して明日、少し触れる予定です。


 ただ、性格や人生が明確に変化している現在の自分の姿を鑑みて、果報者だなと思う。

 真剣に生きたい、真剣に生きよう。大切な灯火に寄り添いたい。

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