カスの旅とカスではない旅

 先日までコミックマーケットあったね。


 せっせと夏コミや冬コミに行っていたり、ネットのみならずリアルまでもノリとライブ感で生きていた時期もあったことを思い出した。


 まだ金銭的に余裕があった時期の、いつかの夏。短文投稿サイトがエックスではなくツイッターと呼ばれており、いいねがハートではなく星マークだった頃の夏。


「十万円、用意してみる」


 夏のコミケ前日、思いつき、行き当たりばったり、何となくの行動。今では考えられない。最寄りの空港へ行き「もしも飛行機の当日券をとれたら東京行こう」というイカれた挙動。乗れなかったら自宅へ帰還の予定。


 出発ロビーを観察し、待機し、確か二時間ほど待ちキャンセルが発生した便に滑り込み。


 宿泊先も決めず、替えの服や下着も現地調達お風呂はネットカフェのシャワー上等、とまるで近所のコンビニに行くかのような軽装で飛行機に乗り、離陸。



 宿、これまた運が良く有明ビックサイトの目の前のホテルを確保完了。値段もそこまで恐ろしい額ではなかったというか、確かに一万五千円未満だったはず。しかも小さなビジネスホテル級ではなく、それなりに広々とした部屋だったので妥当どころか割安まである。

 

 のんびりと朝食をとり、窓から夏コミ入場待機列を眺めつつ落ち着いた頃に参戦。


 地方から来た友達とも関東在住の友達とも会えたし、とても楽しかった。


 一人旅は自由で良い。何かアクシデントが発生しても同行者に迷惑がかかるわけでもなく、負い目も感じないのが良い。


 一人は気楽で良いと言いつつ、今年の秋にちょっとした旅行の予定が生まれました。

 とても楽しみ。また、それはそれとして「友達と旅行の計画を立てている」という別件の話も伺う機会が最近あった。


 決行日の前からプランを練ったり、あれこれ語らう系の旅も良いんだよな。楽しい。

 けれども、冒頭から書いたようにノープランで旅立つのも良かったです。一人ならではの楽しみ方かもしれない。一人で、かつ若いからこそチャレンジできたのかも。


 いつぞやは春の大型連休に渋谷→名古屋→大阪→渋谷とかいう頭のおかしい弾丸ツアーも組んでいた。楽しかったけども、疲れた。それと都会のネットカフェは臭い辛いなと驚いた。


 地方→都心でも都心→地方でも若さや体力のある人は突発的な旅行をするのも良いかもしれません。


 まあ、それはそれとして秋が楽しみ。

 近頃はリアルの幸福値が高く満ち足りてる感じです。


 執筆頻度、減って草ァ!

 

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