気付きを得た

(参考)

本作「助かるかもしれない運転」の他に、公開中の「薄明光」や「カナリーイエロー」にも触れます。

また、本作で過去にエピソードのタイトルとしも紹介した「海人うみんちゅ」という人も関連します。

初めての人は、お手数ですがそちらも目を通していただけると伝わりやすいかもしれません。

(以下、本文)

 

 今回はダラダラとグダクダと書く回なので、何も助かりません。


 度々エッセイで(昨日も)触れてきた「水平線短編大賞」の初期の初期、仮のC案の段階で、主催かつ師の一人と仰ぐ海人うみんちゅから


「この作品はしっかりと文学に正面から対峙してる感じがします。(中略)普段の作品も、楽しんで書いてる感じが伝わってきてとても良いのですけれど。今回のは何だか本当に、真摯さが見えてすごく好きです」


 と、ありがたい言葉を頂戴しまして。ただ、ぶっちゃけると、


「他の作品も全部、正面から対峙していたが? 真摯さのない作品って一作を除いて一個もないんだが?💢??💢? いやまぁ、そんなニュアンスではなかろうことは、伝わりますけどもぉ!?」


 なんて、ちょっぴり思ったりもしました。


 しかし案外そうでもなかったなと。


 「遠野対策機関」→文字数の制約あるから仕方ないんですぅ! あと、半月で書いた作品なんで!


 「カナリーイエロー」→最初から万人受けは狙わなかったから、刺さらない人いても仕方ないんですぅ! あと、半日で書いた作品なんで!


 みたいに、どこか「言い訳」があったんですよね。なおかつ「書いて楽しかったから、いいや」とも思っていた。これが多分、僕に足りてなかった〝真摯さ〟の正体。



 ただ、その「書いて楽しかったからヨシ!」すらも少し違ったというか、無自覚だった自分の一面が見えました。

 カナリーイエロー、投稿直後に朗読していただけて「あ、ならもう満足した。嬉しい。空色杯応募用に書いたけど、空色杯の結果は別にいっか、もう満足」と当時、感じて。


 でも、違った。


 大きく取り上げられたり、栄えある場を設けられたり、より多くの方々に知ってもらって楽しんでいただけると、やっぱり嬉しい。応募したカナリーイエローという作品が空色杯の特別賞という結果に、という経験を通して「そういう感情」に気付きました。


 なので今後は、より真摯に正面から向き合いながら、変える部分は変えたり磨いて「大きな作品」を作ることも意識したいと思います。

 

 それでも、結果や数字にとらわれ過ぎず「楽しく執筆する」は忘れたくない。

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