病みの止み

 創作活動を始めてから、自分が今まで知らなかった自分の姿に気付かされる。


 まだ締め切り前なのでこすっていきたい「水平線短編大賞」についても、たった四ページにあれ程までに高い熱量やリソースを費やす人間だとは思わなかった。たった四ページの内容で、あれ程までに満足感を得る人間だとは思わなかった。書いて楽しかったと思う。


【宣伝定期】

 せっかく執筆したのに「たった四ページ」を連呼するのも正直どうかと思いつつ、その量どころか何なら四ページ未満でも参加可能なんだ? と思って下さると参入ハードルは低いと思われます。筆者の近況ノートなどから、または短文投稿サイト内「水平線文庫」と検索していただき、どなた様も奮ってご参加下さい。


【変な気付き】

 結論から書くと「一行を四十文字」で執筆するの、自分に合ってる気がする。視認性としてはもう幾らか大きくても良し、ただ精神的にとても良い。合ってる。

 すでに挑戦した公募の一つが「㊵文字を㉞行で①ページ」としていて、そこと別な会社の主催する公募でも同じ規定があった。今後も、あるかもしれない。

「エッセイ一つあたりを千文字で」「長編のエピソード一つを云千文字で」という作業は慣れた。とても慣れた。読み切りも、意外と想定通りの文字数で収まることが増えた。

 そこにきて「ページ数」の縛りだと思うようにいかないことがあったり、十二ページと思って章を作ったら十五ページになっていたりと「上手くいかなさ具合」がまた楽しい。


【病んだり持ち直したり】

 具体的な部分は省きつつ先日およそ半日以上から丸一日未満の期間、行動も生活も精神もが病み散らかしてヘラってた。そういう時はスマートフォンを開かない方針。

 今回の文頭に繋がる部分として、今まで自分は「執筆するのが楽しい」「書いて満足」というだけだと感じていた。しかし、実際のところ案外そうでもないと浮き彫りになる。

 あれ程までに挫折や悔しさという感情を抱く人間だとは思わなかった。正直、驚いた。

 あれ程までにガン萎えした末に無気力になる人間だとは思わなかった。戸惑った。


 あれ程までに、と書いたところで誰にも伝わらないのが良い。創作活動は、孤独が良い。誰のせいでもなく、一人で向き合い、受け止め、孤独のまま自分で回復させることが可能な点が、創作活動の良さ。


 一行を四十文字、が分かりにくそうなので「いつもの固定ポスト」に画像を貼ります。


 短文投稿サイトの、固定ポスト。

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