悪い癖と申し訳なさと思い出と(2/3)


 前回の続き。つまりは全編通して蛇足でしかない。


「言えば伝わる(かもしれない)のに、伝えない」はまぁ、良くない。推奨できない。特に職場では絶対にやっちゃダメだと思う。ただ、二つの条件が揃っていれば良いかと思う。


①伝わらなくて当然、と割り切りること。

②責任の及ぶ範囲が個人で収まること。


 伝えず飲み込んだり裏の意図を隠したまま、後々になって「察してよ!」とか言ったり途中で匂わせながら響かないことに腹を立てるのはメンヘラ。僕がメンヘラされる分には問題ないし実体験から「いつでも来い!」の気持ちではあるものの、いい歳したオッサン(=トモフジテツ)がメンヘラするのは違うから「言わなかったしね、匂わせてもきっぱり表明しなかったからね」と割り切らないとダメ。

 そこがクリア出来てるなら「全部をつまびらかにぶちまけたらなげえしなぁ」と説明責任から逃げるのも、たまには良いと思う。内容によりけり。真剣な話なら向き合わねばならぬ。



 ②の責任の話。

 この回を書くきっかけになったSNSの交流を考えると「今回アカンかったなぁ」と痛感した。(死ぬほど謝った)

 何かをやろうとして「なら声かけします、人集めますよ!」と尽力して下さる方がいる時点で「長いしなぁ」「どう転がるかに振れ幅を持たせたいしなぁ」なんてものは僕個人のお気持ちなんだから、伝達や動線はしっかりと工夫すべき。ここ反省点。

 他にも「責任」と言えば金銭の絡む案件。これはもう、メンヘラしてなどいられない。どんな変化も目的も逐一伝えるのが大原則。


 ただ、ビジネスの場でもここシカトして好き放題できてからが楽しかったんだよなぁ!?(カスの発言)


 毎度はやらない、条件の整った時しかやらない、自分が裁量を持っていて、かつ最悪のパターンに繋がった時は一人で土下座するか上の人が責任とってくれる時しかやらない。


 いずれにせよ「よく分からんが〝何か〟あるんだろうな」で許されて、かつ利益や金銭の形で数字に表れる時に「それ」をやるのが、大好きだった。楽しかった。

 相応の経験や知識は必須となるけれど「しれっと手順変えたのは、こういう意図です」「先週○○仕込んだのは△△がこれ担ってくれた場合に効率上がるからです。また、そうはならなかった場合は□□を含む腹案が(頭には)ありました」と後から伝えたり、何なら現実的に「うまくいってる」から伝える必要すらない、気に留める人もいないまま全員が勝手に快適になってる、くらいが理想と言えば理想。話す手間が省く。

 理由を問わず「そういうこと」するタイプとは一緒に仕事したくねえ、と考えてる過激派も大量に棲息するので、その層と関わる時や初見の人がいる場合、あと部下や新人に悪影響を与えそうな時も、やれない。タイミング限られてるからこそ、楽しい超楽しい。


 前職はそういうの、気持ち良かったなと思い出した。

 今は何から何まで好き放題の代わりに、何から何までぼっちで終わりがちな仕事。


(追記)

上記の傾向にある人間って、その性質として「理由次第でルールや法を犯してもヨシ!」みたいな事例もあるので「遊び仲間」としては付き合えても交際や家族という関わり方を視野に考えるのはオススメできないというか、要検討だと思います。適度な距離感を保った方が良いし寄ってきたら弾くの推奨。

過去に「仲間か!?」と嬉しくなり受け入れた結果とんでもねえ奴だったと露見した経験があるので。

とんでもねえ云々うんぬんは筆者お前、人のこと言えるのか? と問われれば思わず、ふいっと目を逸らしてしまうし交際云々はかく言う僕自身も家庭を持つべきではないタイプの人間だときちんと弁えているつもりです。十分謳歌したから生涯独身で良い。

ダメ人間の自己紹介、乙!


あと、もし二十代前半くらいで「それ、やろっかな?」と思う人や「わかる」と感じる仲間がいたら伝えたい部分ですが、知ることと一生懸命に考えてみることがマジのガチで超、大切です。


「手順をしれっと変えた」という表記がありますが、何があっても絶対に変えるべきではない手順の存在も知った上で、変えようとする部分に手を加えた結果どうなるかを100万回くらい考えて分析してから、欲望を優先するか結論を出します。


そうしないと自他ともに良い作用をもたらさないだとか、叱られちゃうだとか、そういう話ではないです。単に考えたり分析するのがめちゃくちゃ楽しいから、やってました。楽しいからオススメ。


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