なら〝有名〟になるには?


(備考)

ガバガバ理論を展開して毛先から爪先まで全部が自己完結の閉じた世界での決意表明なので、この回は読み飛ばしてもらって差し支えありません。

いや、他の回も差し支え無いことも無いのですが、他の回は何かの役に立てたら嬉しいです。

今回は全く役に立たない、しかも普段の倍近く長い。

(以下、本文)

  

 前回の内容を書いてから「あ゙ー書籍化してえな!」の気持ちが爆発的に高まってます。


 前回を読んでいただけたら伝わると思いますが「尊敬する人に一言お礼申し上げる機会」は欲しい。

 お客様目線や有料の取材などではなく「作家」の立場で直接なり間接的なりで。(対談インタビューなど)


「そうなると、有名になる(平たく言えば書籍化する)条件や定義って何だ?」と悩みます。


 断言できる人はおそらく存在しない。自分なりに丸三日ほど諸々の合間を使って真剣に考えましたが、答えが出ないのでメンタルというかマインドの指標を勝手に制定しました。

 書籍化するしない、有名になるならないは別として「こう在りたい」「こんな作品を作っていきたい」みたいなやつ。


『僕自身が、僕自身の作品に300万円を自腹で支払える物語』


 これを【書籍化に値する物語】に決めました。勝手に。


 例えば誰かが「なあトモフジテツ、今すぐ身銭切って300万円払える? 払ってくれるなら『助かるかもしれない運転』とかいうエッセイ、紙媒体にして全国に流通させるよ?」と提案して下さったとします。


「え、やです、別にいいです払いたくありません……」


 つまり『かもしれない運転』は自分の中で書籍化に値しない作品。いや、このエッセイもこのエッセイで僕は気に入ってますし書いてて楽しいですけど。書籍化とはまた違う、そんなお金そもそもない、捻出できない。前提が異なって『お金は払わなくていいし、紙の本にしてあげるよ』と仰っていただけるとしても「え、ならエッセイじゃなくて遠野対策機関の方からお願いします続編も無限に書けますし」って言いたくなる。

 


 上記の最初のと同じような謎オファーに対して「え!? 300万円で良いんですか? 今すぐお願いします、売れなくて書店から返却されたら責任持って自費で処分します!」と言えるくらい好きになれる作品が『書籍化に値する作品』ということにしました、自分の中で。


 別にこれ誰に押し付けるでもなく、変な理屈なので自分ルールです。僕の中のみ今後そういう基準で生きていきます。作品の価値を最初に決めるのは自分だし、自分でも認められないものは他大勢に認めてもらえるはずもないので。


 そんなわけで実際に書籍化が可能かは度外視して、まずは自分の中の物差しにおいて「書籍化に値する作品」を増やしていきたいと思います秋か冬頃から。デスゲームのやつ無事完結してから。


 どうして今すぐではなく冬からかというと、現状は「人に認めてもらえる」より手前のステップである「自分で認めることができる」から更に退化や逆行した感じの「無心で楽しく執筆する」を優先する気分だからです。


(なんで300万円なの?)

 死ぬほど雑に決めました。

 生まれて初めて送った公募の「大賞」が賞金を見てみたら300万円だったからです。でも絶対300万円じゃ足りないと思う。


 挿絵イラストレーターさんへ支払われる料金、担当の編集さんはもちろんのこと、関係各者のお給料、印刷や輸送コスト、など。


 冊数にもよるけれども、編集・出版・流通にかかる金額は300万円を余裕で上回るはず。


 細かい話をすると「でも輸送って『その作品』だけではなく他の書籍も一緒に運びますよね」とか、そうなると編集にせよ印刷にせよ『その作品のためだけ』ではなくセットで行う業務であるはずなので計算の前提おかしいですよね、会議や複数人が絡む時間の賃金はどのように計上? って話になりますが、きりが無いのでガバガバの雰囲気理論で300万円にしました。


 要するに重要なのは「自分自身が、書籍化に値する(≒自費300万円出せる)と思える作品を今後、増やしていきたいな!」という、お気持ち意気込みの話です。


 おわり。


(現状はどうなの?)

 上記の理屈で僕の目線だけなら「書籍化に値する」作品は一つ。

 値するかな、しないか、判断難しい、と悩むものが二つ。

 それ以外は、きっぱりと「書籍化に値しない」になります。(助かるかもしれない運転、など)


 ただ、値しないなら価値がないか? と考えるとそうではなく「気軽に読めるWEB媒体としてなら嫌いじゃないよ」と自分では思ってます。


 それと、自分の中で「え、大手出版社の紙媒体にしてもらえるなら300万円出したいです!」と思っても即金でポンと出せる収入状況ではない。


 世知辛せちがれぇすね!


 生涯をかけて、少なくとも作者本人から見た気持ちだけでも「書籍化に値する」と思える作品をたくさん増やしていきたい。


 その為にも秋くらいからインプットを増やしたい。デスゲームのをきちんと完結させたら色々と読んだり摂取します。

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