第四章 誰も助からない編
(1/8)飲食物には危険が潜む(潜まない)
誰かにとって、何かの役に立ちたい。
そんな目的で始まったはずのエッセイで
経験者が見たら
来た理由は思い出が連鎖的にあふれてきて、楽しかったから章が離れないうちに残したくなっただけの話です。
本人(つまり僕)にとって実は大切な思い出や教訓だったのではなかろうか、という感じですが普通に何も役に立たんと思ってます。エンタメとしても微妙です多分、エッセイで話盛るのも違うからありのままに書きたいし。
*
つらつらと長ったらしく言い訳を書き連ねたキモオジは、本文の執筆に取りかかる。
テーマらしいテーマはあるものの、いつにも増して浅い内容であることからキモオジは深く
『何事も
『既知の情報を信じきり
『楽しませてもらうと嬉しいし、楽しんでくれると自分も暖かな気持ちになる』
この三つを、キモオジは幼少期の体験を通して学んだのかもしれない。
キモオジは幼い日々に思いを馳せた。
「うわ、カリフロワ入ってる!」
お昼の時間、友人の声。
キモオジの当時の立場は〝
友人は
「うん、カリフロワ」
「死ぬぞ! 捨てないと!」
友人の母
友人の母曰く、炭酸飲料を飲みすぎると歯と骨が溶けて死ぬ。
友人は母から聞いた言葉をそのまま
ものすごく鼻血が出た、びっくりした、ならば……チョコレートを食べた先に死が待ち受けていても何らおかしなことはない。危険物の溢れる世界において、眼前のカリフロワが致死性のリスクを内包していても不思議ではない。
それが、友人から得た知見と自身の経験という符号を合致させた
カリフロワの真の名、チョコレートも炭酸飲料も人体に害はないという事実、それらを
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