第55話、再出発、真里谷信政!

自分は気になったことを早川ちゃんに聞いても良いかなと聞くとすぐに大丈夫ですよと答えてくれたので自分は今まで起きたことを大体で良いから教えてもらった。






それは川越の夜戦が起きて管領上杉が壊滅したこと、そして上野と下野の国を中心に真田家が勢力を立ち上げて一気にその勢力を伸ばしていること。






今は関東における勢力は北条家、真田家、佐竹家そして真里谷家の四勢力になって来ていた。なるほど自分が意識がない間にもこんなに勢力が変わってきているとはそれにしても早川ちゃんはどうしてこの場所にいるのかと思いで聞いてみようとする前に早川ちゃんが結婚をすることになったらしい。






そうか、まだ早川ちゃんは13歳ぐらいなのに結婚か、時代はやはり厳しいよなと悲しい思いになった時に早川ちゃんがとても嬉しそうに話しをした。






「でも安心してください、実はこの結婚は私も願っていたことですからそんなに悲しい顔をしないでください」






「そうか、ならばその男性と末永く幸せになってくれよ。何か、困った時には助けてあげるからさ」






自分はそう早川ちゃんに伝えると笑って自分に対して頭を下げて何をお願いをするのだと思いで待ってみると






「はい、それでは末永くお願いをいたします。旦那様」






・・・・・はい?!今、早川ちゃんは今何を言いました?とても衝撃なことを言われたのですが、知らない間に何が起きていたの。誰か説明をしてください、もちろん説明をしてくれるようなものはいないのは分かっているけど。






それからも早川ちゃんからわかることを聞いていたがどうやらかなりいろいろと大変なことになっているが、まだ立ち直せるとゆう思いで自分はやる気を出していた。






なんせもう二度と暗いところから出られない運命だと思っていたら出てこれたのだから嬉しい限りだ。こうなったら出来ることはすべてやりつくしてやると再び戦国の世に生きる覚悟を決めた。






そして早川ちゃんに助けてくれたから何かお礼をしたいと言って何かできること限りだけどあるかと聞いてみるととんでもないものを要求をされたのであった。






「あの・・・それでは私を抱いて頂けないでしょうか」






いやいや、いくら早川ちゃんが可愛くてもまだ13歳でしょう。それを襲ったらいろいろと問題があるから戦国時代でも限界だからさ、戦国時代には前田利家とまつの事例があるけどそれをしたら間違いなく後世でロリコン扱いをされるから。






タグに公式が病気と言う物がつくからさ、でも別に早川ちゃんが嫌いではない。むしろ、かなり前に出会った時よりも美しくなり好みの女性になって来ていた。だから早川ちゃんとの結婚は嫌ではない、むしろ北条家と強い関係を作れる上にこんな可愛い娘が嫁になるのだ。






嫌な男がいたらそれはホモだ、でもこの時代はとても多いだよな。できれば会いたくないと言ったらほとんどの戦国武将に会えないか。






ともかく早川ちゃんにはまずは落ち着いてからゆっくりとしようと言ってその場は何とかやり過ごした。けれども当分の間は一緒に寝てくださいと言われたのでそれは承諾した。






それに昔もこっそりと自分のところに来て一緒に寝ていたこともあったぐらいだしそれぐらいは問題はないだろうと思いで受け入れていざ寝てみると早川ちゃんが成長していることを忘れていて身体はかなり女性らしい姿になって来ていたので自分の理性を押し殺しながら何とかその日は寝ることに成功した。






翌朝になりまずは国の状況確認をしたところ、意外にも普通にしており変わっていたのは国のお金を自分のために使おうとしていた計画書が見つかったのですぐに燃やした。全く、国の主なら、慎ましく誰もがこうなりたいと思えるような人にならなければないのにと思いながら内政を整理していた。






そして人材は真田幸隆、前田家元がいなくなり大きな穴ができていた。正直に言ってこの二人に代わってできる人物がこの国にいないのだ。それほど二人が優秀だったという証拠だ。






それが今では二つの国を支配するまでの勢力になっているとはホント頭が痛いよ。それにしても良くそこまで勢力を伸ばせたものだ。けれど未来から来たであろう前田家元がいるのだ、不可能なことではない。






けれど本当にその二人だけであろうか、それ以外にも未来人がいるような気がする。それも最近の真田家の動きを見ると昔、前世の親友が考えていた戦術や戦略に似ている気がして思うのだ。






もしかしたらと思っていたがまだこの世界に戻ってこれたばかりである、決めるのには時期早々と言うものだ。より多くの情報を手に入れてから考えることにしよう。幸いなことに北条家と婚約関係になったので佐竹家は余計に真里谷家に手を出さなくなっていた。






まあ、真里谷家と北条家と同時に相手をしたくはないよね。自分でもこんな勢力を同時に相手はしたくはないから。






そう考えながら過ごして早一か月が過ぎようとしていた時に自分に仕官をしたいと言ってきた牢人がいるというので会ってみることにしてみた。






その者はまだまだ自分と同じぐらいの若者で二十歳ぐらいだろう若武者がそこにはいた。そして自分はあなたは何者でしょうかと聞いてみると自分の想像を超えた人物がこちらに来たことを知るのであった。






「はい、拙者は穴沢俊光と申す、元蘆名家に仕えていた武士でございます」






・・・穴沢俊光って記憶が正しければあの戦国時代で有名な伊達政宗と戦いで互角に戦っていた蘆名家の猛将ではないですか。またどうしてそんな大物がこの国に来たのですかと思うのだった。

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