第27話・さまざまなこと
レベル上げでついにガウムがレベル10になる。進化先は高位魔狼、火魔狼、獄炎魔狼。獄炎魔狼はボスモンスターを三体以上倒した場合のみらしい。
「おお凄いぞ。ガウム」
進化先を選んでもらったら獄炎魔狼。魔法をいくつか消費して、進化する。
覚えたのは火魔法、爆魔法のスキル。火耐性、爆耐性。攻撃系スキルを所持して、かなり近接や魔法に強くなった。
しんじゅももう少しで進化する。古城で探索しながら水晶の洞窟で探索する。
畑の方もだいぶ安定し出し、オムレツを作ったりする。闇属性耐性を付与、即死耐性を持つ。聖牛のミルクやコケッコが聖水を飲んで神聖コケッコになったのは強い。
そうしていたら農業ランクが上がった。新たにカボチャ、紅蓮唐辛子、レットマト、施設としてハーブ園を買えた。
鍛冶師ランクも上がり、養殖場が作れるようになった。魚を養殖できるらしいのでメシマグロとウマアジを使用する。それと風車小屋だ。
「小麦粉作れるぞ」
「おおー」
黄金小麦が神聖小麦というものも作れるようになり、それを種を農業クランに渡したりしている。
料理も少し作る。塩も聖塩というのが作れた。
小麦粉でパンを作り、うまうまと食べられるご飯を作ったりしてフリマに売る。だいぶ人気があるな。
やはり食べるのなら美味しい物を食べて、空腹値を回復したいものだ。オムレツは黒猫のお気に入り。
ソロで古城の探索していたり、装備の性能確認したりする黒猫。自分は性能の厳選したりして忙しい。
強化魔法で【エレキブレード】を初め、【ライトセイバー】や【ダークエッジ】を作れるようになり、魔銀の種類を増やした。細かく数値をいじれるようになり、やれることが廃人レベルだ。データは纏めるが、研究するかは疲れるな。
というわけで研究データは『宝石箱』に渡している。正直自分でさらに突き詰める機が起きない。徹底すればより欲しい性能が作れるだろうが、かなり幅がある。
そうして一人で古城へと出向き、しんじゅとグリモワールの進化を目指した。
「しんじゅが進化か」
神殿スライムとサンクチュアリースライム。サンクチュアリーが良いらしいのでそちらで。神聖効果を付与する能力が高く、神聖魔法を習得。奇跡製作という能力があり、奇跡カテゴリー魔法を作れるらしい。
ついに【ヒール】を自力で作れるようになった。教会で確認した方がいいのではと思ったが、とりあえず保留で。
そしてグリモワールが変わった進化する。
「いえ~い」
本の妖精、本の中から可愛らしい魔女が現れ、雷魔法を操る。グリモワールが可愛い女の子になった。
できることが増え、雷石創造という、雷のコアを作る能力を得た。助かるな。
これを錬金強化することで強力な雷魔法を作れるようになった。要研究だ。
そろそろ新しい子が欲しい。そう思いながら、いったん帰る。
最近は魔銀石が集まったら、さまざまな魔銀を作り、装備に変えることが増えた。ノートを買い込み、自作のレシピ本を作るほどだ。尖らせたらなかなかやばい性能の物ができる。
雷鳴の槍が一番やばいね。雷属性を持ち、性能的に高く、槍使いの廃人が購入を頼んでくる。
彼らの悩みは火属性を組み込み、複数の敵でも弱点を付けるようにしたり、攻撃上げたり、それとも耐久取るか。
とりあえず広く浅く、さまざまな武器や装備を作る。廃人達がオーダーメイドも頼みに来るがそれはやめておく。
情報を集めたら、ガーネットさん達が会議してどの辺を流すか考えるらしい。
「装備の強化って、細かくあって大変だな」
「ねー」
黒猫がそういって、ブラウニーと共にミルクを飲む。ミルクタンク増やしてよかった。
「錬金強化、魔法付与強化、その魔法を強くして強化、厳選した魔銀を混ぜて強化、紋章と力ある言葉の組み合わせでモチーフ作り。魔銀も性能の良いの作るとまだまだ性能上げられそう」
さらにスキルの高さもある。細工が高くないと紋章や力ある言葉を刻むのも弱くなるからね。
しかもただ高くしても良いってわけではない。全体的バランスや、それとも切り崩して特化とか、そうやって最強の装備ができる感覚だ。
「それをいまうまく作れるのはノートだけ」
「まだ紋章刻印持ってないの?」
「モチーフの古代語が読めない鍛冶師が多いから」
「最近【ルーンスキル】ってのも手に入れたんだけど」
「最高だ。その調子で頼む」
うへっ、まあ考えては作るけど、周りは無理やり作らせる気は全くない。そういう人はブラックリストをちらつかせて止めている。
黒猫的にも作って欲しいけど、材料確保、時間を消費するからと理解している。無理やりフルログインさせる気は全くない。
「それやればザ・ワイルドと変わらない。それはいや」
「その通りだ。経験値稼ぎで好きな物作っていいが、君は基本作りたいものに集中しててくれ」
ガーネットさん達もそう言っている。最近は薬レシピを教えたところだ。
「中級もそろそろ作れますね」
「中級から少し遅くなるんだっけ」
「そうですね。集中しないといけなくなります」
「自分は鍛冶、農業、錬金術を中級にするか」
そう決めながらやれやれと思いながら、とりあえずはゆっくりやろう。装備は投擲武器、簡単で多い剣系統装備を作るか。
それ以外に新しくチャレンジできればしよう。そう思い、研磨された原石を思い浮かべた。
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