第11話・スキル集め
朝は畑の世話をして、フリマの装備品など確認してお金は黒猫と分ける。装備品のフリマのお金は半分は黒猫の所持したドロップ品だから。
黒猫はアサルトレッグのお礼はいずれすると言って、お金のやり取りを話し合って決めていた。
その後はアサルトウルフ周回へと戻るのだが、素早くかわして戦う黒猫はかなり強かった。
「安定!」
そう叫びながら新装備の性能を実感している。動き回り、封殺した。
そしてついに牙飾りを手に入れて、周回は終わり。余った素材で売り物を作り、お金に替えようという話をする。
「黒猫はこの後はどうするの?」
「ゴーレムソロ討伐!」
ダンジョンエリアのロックゴーレムをソロ討伐するらしい。まだパーティ討伐は終わっているが、ソロ討伐はまだらしい。こちらは確証はないものの、加工に関するスキルを獲得しようと思う。
いまのところテイムモンスターはイベント前もあり、揃える気はない。彼女のように身体は動かせないが、身軽になり攻撃力が上がったから、その調子で装備品を鍛えたり、スキルを集めたりする予定だ。
こうして黒猫と別れて、自分はポイズントードの討伐を繰り返す。
ポイズントードの皮は加工すると毒状態になる特殊な素材だ。だからこそ、それを何度か加工するとスキルが習得するんじゃないかと思っている。
解毒薬は作れるから試しで色々しようと思い、何度か倒して集めることにした。
できれば強くなって、新しいモンスターをテイムしたい。今度はなににするか。
ちなみに黒猫のおかげで2体までテイム可能モンスターは増えている。黒猫には感謝しかない。向こうは足りないと言って、いいもの手に入れてくると言って別れた。
テイムモンスターが欲しいことは伝えているので、面白いモンスター情報を手に入れたら教えてくれるらしい。
それまでスキル上げたり、習得したりするか。そろそろイベントが来てもおかしく無いからね。
「そろそろいったん帰って加工するか」
こうして家に帰り、貯まっていることをする。まずは30個、ポイズントードの皮を加工して装備品を作る。
分かったことは、かなり性能は良いらしい。
「ふむ」
解毒薬を飲みながら、リファの演奏で自然回復量を増やして、毒のスリップダメージを抑えて作った装備品は、少し変わっている。
水中行動という能力を持ち、水中内の活動ペナルティを抑えてくれるらしい。【水泳スキル】を持つと性能を上げてくれるらしい。
毒耐性を持った皮鎧ができた。性能は良いな。
「試しにフリマに、装備してから売るか」
装備してみると毒状態になるということは無いのを確認して、注意事項を載せて売るか考え、鍛冶師ギルドに相談することにした。
冒険者ギルドで紹介状とかもらった方が良いか? そう思い、リリアさんに聞くことにした。
「そうですね。なら冒険者ギルドがアポイントメントを取るので、それでいって鑑定してもらってください」
「分かりました」
しばし、裏でやり取りするらしい。売り出すのは後にしよう。
アサルトウルフ貯金はしっかり黒猫の分を確保して、畑を増やすかと動く。
残った時間、バイト先に持っていくウマアジを釣ろうとして釣りをする。釣り竿も以外と売れているからか、釣りをしているプレイヤーはそこそこいる。
「ウマアジゲット」
「おめおめ」
この程度のことをしながら、隣ではしゃいでいる釣り人はクロコダイを釣って、おめおめを何度も言った。
「釣り竿ありがとう!」
そう言って喜ばれているため、売り出してよかったと思う。
ウマアジを食堂に持って行って、料理のレシピを教わる。店にも特別メニューで新鮮なウマアジが出された。
帰って暖炉の前で、聖水を作る。と思ったが、聖水は教会で売られている。教会が関わっている可能性があるため、作るのはやめておき、鍛冶師ギルドのように冒険者ギルドで話を持っていくことにして、今日は休んだ。
翌日冒険者ギルドに聞きに行って、教会にも同じように紹介状を出してもらう。
紹介状を持って鍛冶師ギルドへと出向いて、作った装備品を見てもらう。
「ほう、毒状態になるポイズントードの皮を使ったのか。どうして使いたいと思った?」
「特殊なスキルが手に入ると思いました」
「ふむふむ。そう思うなら続けると良い、とりあえず」
全部をチェックして、問題ないと話を聞く。納品するか聞かれたので、鍛冶師ギルドに扱ってもらおう。
それに鍛冶師ギルドの鍛冶師がなにか持ってくる。
「ほら許可書だ。これがあれば特殊な素材を使った装備品クエストが受けられるぞ」
「おお」
「まあやり続ければいいさ。今言える範囲はこれだけだ。お前ら開拓者は覚えが早いからな、すぐに理由に気づくだろう」
これはスキルがあると言っているのではないか? 少なくてもポイズントードの皮鎧はかなり高めで扱われている。お金は十分手に入るな。
この後もポイズントードを倒しに出向き、皮を集めて加工する準備する。
明日は教会に聞きに行って、聖水作りをするとしよう。
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