第15話 いつもの対戦会?
朝起きてすぐに、今日の対戦会準備を始める。
昨日寝付けず寝不足気味だったが、誰かとゲームや会話をしていれば気も紛れるだろうと思い準備を進める。
「おはよう」
「おはようー」
「おはようございます」
皆続々とログインし、対戦部屋に入室してくる。
しばらく待つがいつの半分位の人数しか集まらない。仕方ないのでそのまま対戦を開始する。
今日は何故か全体の雰囲気が暗くら会話も少ない。そんな時、1人の人が口を開く。
「友達が部屋に入れないって言ってるんだけど……どうなってるの?」
その友達とは例の女の子と一緒にブロックした数人のうちの1人だ。
「あぁ、あの人か。ブロックした」
「え?何か悪い事したの?」
「いやぁ〜、何か俺、あの人と価値観合わないのがわかって、ブロックしたんだ」
みやさんの時の様に下手な答えでは無く、もっともらしく答えられた。
「へ、へぇ〜そうなのか。合わないなら仕方ないね……そうなんだ……」
俺の拙い答えでも納得してくれた様だ。
最初は変な雰囲気だったが後半はいつもの様に皆ゲームで盛り上がり、大盛況のまま幕を閉じた。
俺の落ち込んでいた気分もいつの間にか大分回復していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます