「ラナ、あなたについいていくつか聞いてもいい？」

「うん、なんでも聞いていいよ」

胸に拳を当ててそう答えた

「じゃあまず一つ目、戦争派の英雄ルピナス家の人間がなぜこの国にいるの？」

「それは私がその戦争派の帝国とハナサクに追われてるからだよ」

そう応えると不思議そうな声で聞いてきた

「追われてるって、何やったの？」

「えっとハナサク王国から追われてるのは、ルピナス家から逃げたせいで、帝国から追われてるのはあそこの前皇帝呪い殺したり、封印されてた悪魔の封印解いてその悪魔連れて逃げたりしたからかなあ、一応言っとくけど全部クレと一緒にやったことだからね、つまりクレも共犯だから、私1人のせいじゃないから」

（もしかして私はいかれた人を誘ってしまったんじゃ、これがルピナス家の人間）

頭を押さえながらそんなことをレジサが考える

「二つ目は、どうやってその強さの遺物を三つも手に入れたの？」

「私たちは2年間遺物を集めるための旅をしてて、その時に手に入れたんだ」

「ほとんどの遺跡は全部調べられてるはず、どこを調べても出てこないんじゃ」

「隠し部屋とか、宝箱をおとりにして遺物を隠してるパターンなんていくつもあるよ」

「質問に答えてくれてありがとう、私達ももあなた達の質問にはできる限り応えるわ」

聞きたいこと、結構あるけどまずはこれかなあ

「まず一つ目、第一王子派閥はどうして武力組織の廃止を計画してるの？」

「理由は三つ、一つ目は国民からの武力組織縮小の声が年々増してきているから、この国が戦争に参加したのは2世代前の世界大戦が最後、そして魔物の発生率も年々減少していてまさに平和そのものだから、税金の無駄遣いだという国民が多い」

「二つ目は武力組織の暴走が多くなっていたから、多分縮小の声が増してきて焦った人たちがどうにかしようと暴走したんだと思う」

「三つ目お父様、表向きの現国王が兵士に殺されたから、混乱させないように今はまだ伏せられているけど、武力組織の縮小について話そうとしていた会議の前日に殺されたの」

「調べた感じだと多分これらが原因だと思う」

話聞いた感じだと絶対めんどくさい、この場合第一王子派閥を止めるだけじゃなくて武力組織の方もどうにかしないといけなさそうだからなあ、めんどくさい

「レジサ、作戦とかは立ててる？」

「それが、顔がばれてる私たち二人じゃ情報を集めるのにすら時間がかかるっていうのと、協力者がどんな相手かわからないと立てようにも立てられないからまだ立ててないね」

「それじゃあ今から決めよ、作戦」

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