第2話睡眠妨害

どこにでもあるような一階が飲食店、二階が宿のごく普通の宿の自分たちの部屋に戻る


「ラナ、近くの遺跡はもう全部探したし、明日には街を出るか?それともここらへんで任務を受けて金を稼ぐか?」


うーん、今は別にお金にそんなに困ってるわけでもないし、相当美味しい任務か、遺物関連の報酬の任務でもなければ特に受ける必要もないし、まあ確認してみてから決めようかな


「明日確認してからかな、まあ明日出発すると思っといていいと思うよ、遺物関連の報酬も美味しい任務もそんなにないし」


「了解、じゃあ今日はしっかり寝て体力回復しないといけなさそうだな」


「そうでなくても普段からしっかり寝てほしいんだけどなあ、隣で呪いの本読まれる側の気持ちも考えてほしいよ」


夜自分がベットに入り窓側を向いて寝ようとしてるすぐ後ろで、明かりもつけずまがまがしい雰囲気を出している呪いの本をクレが読んでいるのを思い出す


「家の外で読むないったのはラナだろ」


「そんなこと言ってないわよ、私が言ったのは外で、私以外の人にかかる可能性のある状況で呪文を唱えたり、実行したりしようとするなっていったの」


そう返すとクレが怒ったような顔で


「それが読むなって言ってるのと同じなんだって」


「はあ?声や行動に出さないようにしながら本読むなんて子供でもできるよ」


そう怒って返すとさらに起こりながらクレがまた返えしてきた


「知らないわよ、こっちは48034歳よ、ヤングの普通なんてわかるわけないじゃん」


「私が言ってるのは子供、それも今時とかじゃなくて結構古いころからの、あと言葉が一部古い、どうせ古くするんだったら全部古くしろ」


「じゃあいいや、古い言葉とかそんな知らないし、それより、子供にできることは年を重ねたものが当然にできると思うな、できなくなることだってあるんだ」


それを聞き少々あきれながらクレに返す


「それは柔軟性とか体力とかでしょ、なんで本を読むときに口や行動に出るなんてステータスの下がり方するのよ」


「・・・わかった今度こそあまり口や行動に出ないように気を付けよう」


そう少しへこんだ感じで申し訳なさそうにくれが言ってきた、


「ありがとうクレ」


「なんていうと思った?もうこれでそれ言ったの何回目?そして私にこのセリフを言わせたのも何回目?」


そう聞くと『うっ』というような痛いところを突かれたような顔をする


「別に私は直してほしいわけじゃないの、あんまり睡眠の邪魔にならないようにしてほしいの、好きなことをする、知ることは止めたくないから、でも夜更かしして、さらにこっちの睡眠を大きく妨げないでっていってるだけなの」


「もし睡眠妨げないくらいじゃ足りないなら、他人に呪い掛けないように読んでって、何回も提案してるじゃん」


そういってしばらく間を開けてクレが返してきた


「できるだけ気を付けよう」


「うん、ありがとう、私もできる限り手伝うね」


そういって言い合い?を終えていつものように普通のどこにでもあるような雑談をして、その後2人で楽しく夜ご飯を食べて、しばらく荷物の整理をした後、ベットに入り三時間、いつものように呪文を唱える音とエア儀式の音のせいで眠りを阻害されている、もう諦めて適応の方に全力だそっかな


いやだめ、クレが私以外の人ともある程度関わるためにも、私の健康のためにも、何より負けた感じがしていや、せめて今よりも睡眠妨害を軽くするまではあきらめない

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