第12話 か、可愛い。

 九月と言えば、敬老会なるイベントがあります。

 お祝いされる女性の利用者さん、メイクしてもらっていました。


 あのね、女性ってね、何歳になってもお化粧すると変わるの。

 多分、心が喜ぶんだと思う。口紅さして、目元はきらきら。心もきらきら。


 とっても可愛い。


 歳をとったら、化粧なんてしなくていいとか、お洒落なんてしなくていいって思っちゃダメ。


 私はどちらかというと、 化粧とかお洒落とか縁遠いタイプだったけれど、敬老会のきらきらお姉さまをみて考え直した。


 私、白髪染め少し派手にしてみる!

『えっ、そこ?』って思ったあなた。

 私だって一気に変えられないから、その辺から変わって行こうかと思うのですよ。


 介護美容とか介護メイクセラピーいう言葉があるくらいなので、お洒落は心と脳の活性化にいいみたい。


 女性はお洒落。

 男性は???

 やはり、若いお姉ちゃんが元気の素かしら?


 そういえば、ある男性の持ち物チェックしていて「今、履いているパンツ見せて~」と言って見せてもらったら、もう若くない月猫だけどさ「おめぇのパンツも見せろ」と言われたなぁ。(遠い目)


 パンツは見せずに、ひきつった笑顔を見せて退散致しました!


 こういうのも、介護現場あるあるなのでしょうか?(笑)


 


 

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