第5話 城攻め

1ヶ月後。予想通りの連絡が来た。

「殿!上杉弾正少弼がせめてきおりましたぞ」

「よくやった氏家。やはり敵は上杉か。総勢は?」

「総軍6481人!副将は直江山城かと」


「馬鹿な奴らよ。フン…このワシに勝負を挑むとは。我が軍は6182人。城攻めには三倍の将兵が必要と習わなかったのかな?」


「謙信公は兵が少なくとも敵を破り続けたからな。それが癖ついてしまったのでしょう。謙信公はもういないというのに」


「まずは先陣を削るぞ!山浦、直江に弓を定めよ!」


大量の弓が一斉に放たれる。その弓は敵の兵に届く。その勢いは激しく、1の門を破る前に直江隊は三百もの兵を失うことになった


「クッ!最上め!兼続がまずいか。先陣を変え攻めよ!斎藤を前に!兼続を引かせよ!」

「ハッ」

「兼続様!お館より引けとの命令です」

「今しようとしてっ」

「逃げれると思うか?楯岡の弓を喰らえ!」

「ガッ」

「兼続様!」

「さっ、お宝お宝。兜が純金か。奴を捕まえてこい!」

《この人これじゃなければ有能なのにな》


「楯岡が兼続を捕えたか。上場なり」


「敵軍二の門突破!」

「作戦を遂行せよ!」


義光の一言により次の作戦が遂行されるーー

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