第3話【あたしも...】
望夢が風邪をひいて、時間が経ち、気づけば夕方になっていた。しかしそのころ桃華は身体の異変を感じ始めていた。
桃華(やばい...身体が熱くなってきた...望夢の風邪がもう伝染っちゃったのかな...?早くない?)
桃華は暑さのあまりに着替える。するとそこに
望夢「桃華ぁ〜俺おかゆ作る...ってええ!?」
なんと望夢が桃華の部屋に入ってしまったのだ。望夢の目にはしっかりと桃華のスタイルのいい身体が映る。
桃華「はわ...はわわ!!ちょっと!」
そのとき2人の頭の中で何かが切れる。
プッツン
望夢「あぁ〜ちょっと部屋をデヨウカナー」
望夢(マジで襲いそう...もう1人の俺が襲えと言っている。くっ!!やばい!刺激が!)
桃華「えへへぇ...好きぃ...」
そのとき桃華がなんと部屋を出ようとする望夢の背中に密着した。
望夢「ちょっと桃華さん...?なにか柔らかいのが当たってるな...」
桃華「知ーらないもん!」プイッ
望夢「かわいい...じゃない!桃華お前!すごい熱いぞ!熱測れ!」
桃華「嫌ぁ〜離れたくなぁい」
ついでに望夢も熱を測るのだった...
望夢「桃華さん。あなたの体温は39.4℃。俺は38.6℃。俺があそこで理性を保てたのが不思議だよね」
桃華「う〜...もっと貴方とくっつきたい...さっきのこちょこちょしたときみたいにぃ〜」プクー
とりあえず望夢が作ったおかゆを2人は食べる。
ちなみにだが、この2人は家事全般をこなせるため不便なことはない。
桃華「はい。望夢、あ〜ん」
望夢(あ、あれ?さっきみたいになんかぼやけてきて...)
パクッ
桃華「ねえねえ〜次はあたしにあ〜んしてよぉ〜」
望夢「ん...」
望夢は照れながら桃華におかゆを食べさせる。
桃華「美味しいね♡」
望夢「はい。もう最後の一口あげたんだからお風呂入って寝るよ」
望夢(はっ!?俺は一体何を...!)
桃華「はーい」
そう言ってなぜか桃華は望夢に着いていく。
望夢はちらちらと後ろを見るが、桃華はついてくることをやめない。
望夢「あの〜なんでついてくるのかな?」
桃華「一緒にお風呂に」
ー入るかああああああ!!ー
さて、忙しい一日だったがもう就寝の時間となった。しかし桃華の調子がずっとおかしく...
桃華「あたしも寝る!だから一緒に...寝て?」
と上目遣いで言われて望夢は断れず、一緒のベッドで寝ているというわけだ。
望夢「まあ、落ち着かないけど寝るか」
そう言って望夢が瞼を閉じると、
チュッ♡
桃華「おやすみ♡むーくん♡」
望夢「...なんだよその呼び方...」
望夢(え!?俺唐突にキスされたよね!?しかも唇に!?は!?え!?ちょ!寝れないよこれ!)
そう考えながらも、結局2人はゆっくりと眠るのだった...
次回に続く!
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