太宰治『列車』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/313_15102.html
――の続きのような物語。
素敵な出会い。
青函トンネル開通から北斗星廃止までの期間、1988‐2015年が舞台ですね。
新幹線によって、夜行列車がなくなってしまったのが残念です。
作者からの返信
いずみさん、コメントありがとうございます!
またこちらにも過分なご評価を賜りまして、重ねて御礼申し上げます。
いずみさんはお詳しいですね!
上野発の夜行列車、「北斗星」には何度か乗りましたが、上越線から日本海に沿って北上する「あけぼの」にも何度も乗りました。秋田駅で慌てて立売の方から駅弁を買ったことを思い出します。
夜行列車でしか味わえないあの特別な空気感。
あそこはまさしく異世界だったと思います。
利便性と引き換えに失われる旅情、時代の流れですね……
お読みいただきまして、ありがとうございました!
自分自身からの逃避行。
逃げたっていいじゃない。
何かを見つけて戻ってくれば。
1人を気取ってみても、やはり人恋しくて。
人の温もりが心を癒す。
これから何かが起こりそうな予感!
列車の旅はいいですね。
いつも急かされるように(実際制限があって)飛行機を利用してしまう。
作者からの返信
オカンさん、コメントありがとうございます!
またいつも大変なご評価を賜り、重ねて厚く御礼申し上げます。
>逃げたっていいじゃない。
>何かを見つけて戻ってくれば。
はい、オカンさんの仰る通りです。
逃げることで見える景色や得られる経験があるのです。
「逃げ」というと悪いイメージが思い浮かびますが、逃げることも立派な選択肢のひとつなのではないかなと思います(もちろん逃げ方にもよりますが……)
>列車の旅はいいですね。
今は、長距離をのんびり列車で移動……なんてことも出来なくなりました。
夜行列車でしか味わえない独特の旅情、またいつか味わってみたいものです。
飛行機は便利なのですが、味気ないんですよね……
お読みいただきまして、ありがとうございました!
こんな清々しく温かい逃避行は初めてでした✨
逃げを、ネガティブなものと定義付けたのは、いつ、誰の仕業なのでしょうね?
最近では、逃げ方を知らない人が増えてしまったような気がします。
……きっと、逃げられたら困るヤツが醸成した世間体なんだろうと思います。
こんなに劇的な出会い、あったらいいな✨
あるといいな……✨
旅に出るのもいいかもしれない
そんな素敵な物語、ありがとうございます✨
作者からの返信
天川さん、コメントありがとうございます!
また素敵なレビューまでお寄せいただきましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
本作、天川さんの企画に参加しようと書いたのですが、参加を断念した作品です ^^;
企画の参加条件を拝見して、緩めの紀行文にストーリーを加えてみようと書いてみたのですが、改めて条件と適合しているか精査したところ……何か違うかな……と断念しました。旅情って難しい。。
自分の人生から逃げ続けるケンゴ。
辛い現実から逃げ続けるショウコ。
逃げ切ることのできない逃避行に身を投じるふたり。
青函トンネルという長く深い闇の中で抱き締めあったふたりを、北の地は純白の雪景色で優しく迎え入れてくれました。夜行列車という特殊な移動する閉鎖された空間だからこそ、ふたりは通じ合えたのかなと思います。
ふたりで眺めた車窓に映る一面の銀世界は、きっと永遠の思い出になるでしょう。
企画の発起人様にお読みいただき、本当に感激です!
ありがとうございました!
お二人とも繊細で優しくて、最後には前向きになれる、素敵なお話でした
ありがとうございます(*‘ω‘ *)
私は東北民なのですが、高校の通学時、地元の駅を通過していく北斗星を眺めていました
そんな北斗星はもう……
作者からの返信
ほづみさん、コメントありがとうございます!
また本作にも過分なご評価を賜りましたこと、重ねて厚く御礼申し上げます。
上野へ向かう上りの北斗星だと、丁度学生さんの通学時間のタイミングで東北〜北関東あたりを通過しますね。
残念ながら、そんな北の地へ向かう流れ星は消えてしまいました。。
北斗星だけでなく、上野発の東北や北陸へ向かう夜行列車はすべて廃止。時代の流れではありますが、夜行列車ならではの旅情が味わえなくなったのは、とても悲しくて寂しいです。
そんな旅情が、ふたりの心に何かを働かせたのかもしれませんね。ふたりの未来への旅に幸多からんことを……
素敵なお話と仰っていただき、すごく嬉しいです!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
下東さん、こんにちは😊
お題に添えてないとのことでしたが、この物語自体はとっても素敵なお話でした。
誰もが一度や二度、あるいはそれ以上、現実から逃げ出したいという思いに駆られることはあると思います。
ケンゴさんにとっては夜行列車「北斗星」で北の地を目指した逃避行でしたが、今の現状から離れてみたら意外と別世界が見えてくるってことはありますよね。
ショウコさんとの出会いもしかり。
お互いが偽りの旅だったかもしれませんが、ケンゴさんの勇気によって一歩踏み出せた気がします。
この先、二人にとって素敵な旅が待ってることを祈ります。
列車の旅ってやっぱりいいですね。
作者からの返信
この美さん、こんばんは。
いつもコメントとご評価をお寄せいただきまして、本当にありがとうございます!
この美さんの仰る通り、ケンゴにとって逃げたことで得られたコトは、とても大きいコトだったと思います。それは心に傷を抱え、現実から逃げ続けていたショウコにとっても同じです。逃げて、逃げて、涙を零しながら逃げ続けて、その先にあった未来への路線。これまで以上に辛く苦しいことが待ち受けているかもしれませんが、ふたりが力を合わせれば、きっと乗り越えていけることでしょう。
今はもう北斗星も廃止されてしまい、夜行列車で旅をすることは大変難しくなりました。それでも私にとって旅情を味わせてくれるのは、飛行機でもバスでもなく、列車なのです。またヒマを見つけて、最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」で出雲大社へお参りに行きたいですね ^^
素敵な物語と仰っていただき、本当に感激です!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
長距離夜行列車。
泊まっているのに、移動している非日常空間。
変わりゆく景色と時間。
行きずりでその場限りの出会い。
大昔、夜行列車を乗り継いで一週間で日本一周した事があります。
アレは、「乗る事」ダケが目的の旅だったな……
渡道は廃止直前の青函連絡船でした。(そー言えば、青函トンネルを潜ってないな)
風呂? ナニソレ、美味しいの?
作者からの返信
わたくしさん、コメントありがとうございます!
また本作にも大変なご評価を賜りましたこと、重ねて厚く御礼申し上げます。
>夜行列車を乗り継いで一週間で日本一周した事があります。
それはスゴい! そういう旅をしてみたかったです。
私が一番乗ったのは「はやぶさ」と「あけぼの」かな。懐かしい。
「トワイライトエクスプレス」に乗ったことがあるのが自慢です。札幌から大阪まで行きました ^^
でも、「カシオペア」には乗れなかったです。。「北斗星」のA寝台個室にも乗れなかったですし、色々と悔いが残ります……
>渡道は廃止直前の青函連絡船でした
乗ったことないです。。
博物館として青森と函館の港に留まっている連絡船には乗りました。
今も青森・函館間を結ぶフェリーがあるようですので、機会があれば乗ってみたいと思います。
>風呂? ナニソレ、美味しいの?
今も運行中の「サンライズ瀬戸・出雲」にもシャワールームがあるので、こちらでも利用したことがあります。電車に揺られながら浴びるシャワーは、何とも不思議な感覚になりますよ ^^
お読みいただきまして、ありがとうございました!
旅の目的は人それぞれで、日常から逃げ、人生から逃げての逃避行。その先は全ての非日常でしょう。
旅の醍醐味として出逢いもあり、出逢いによって彩られる人生もあると思います。
遠い北の国、北海道へ旅行と言えばワクワクしか無い。そこへ美味しい料理と美しい女性。少しお酒も入って彩られて来たと思わせてからの暗転。深い深い淀みのある黒。そして夜が明けて真っ白に燃え尽きたかに思えた次の瞬間『おはようございます』彼女の言葉で、また、少しずつ色を取り戻し、前へ進もうとする。きっとその先の人生が色鮮やかだと信じて。
お題から逸れてもいない気もしますが、本人が納得してないならそうなんですかね。
作者からの返信
かごのぼっちさん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
かごのぼっちさんの仰る通り、ヒトは日常から逃れたくて旅に出るのだと思います。
でも、ケンゴのように自分から逃れたくて旅に出るヒトもいるのではないか。
そんな苦悩を抱えるひとが感じる旅情を描いてみました。が、難しいですね……
>お題から逸れてもいない気もしますが
散々悩んだのですが、企画主さんの求める要件は多分満たしていないと思い、今回は参加を見送りました。別作品で再挑戦したいと思います!(書けるかどうか分かりませんが…… ^^; )
お読みいただきまして、ありがとうございました!
大人のロマンス。
作者からの返信
@Mwada_0816さん、コメントと素晴らしいレビューまでお寄せいただきまして、本当にありがとうございます!
遠距離を長時間かけて移動するのが好きです。
長距離フェリーや夜行バスも何度か乗ったことがありますが、やはり個人的には夜行列車が一番旅情を味わえて好きでした。海上を進むフェリーや、高速道路を走っていくバスと違って、夜行列車は車窓にヒトの営みを感じることができるんですよね。もうそれを味わうことは難しいですが、また夜行列車に揺られながら旅をしたいものです。
残念ながら、ロマンスを感じるような場面には出くわしませんでしたが(笑
お読みいただきまして、ありがとうございました!
下東さん
作品一覧から目に留まり、拝読させていただきました。
私は感想を書くのが苦手ですが、
とにかく心に刺さる素晴らしい物語でした。
「僕はずっとこんな風に自分を欺きながら生きてきた。
僕はこの世に生を受け、何も成し得ていないのだ。」
主人公の心情が今の自分と重なり、強く伝わってきました。
実は私も夜行列車を題材にした作品を、書いた事があるのですが
自分を諦めきった男の心情を、淡々とつづる内容でした。
小説とは物語を通じて、感情や衝動を伝えるものだと思います。
夜行列車の夜に失意に苦しみ悶える主人公。
夜が明け、偶然の出会いの彼女をきっかけに、新たな希望を見出す。
この『もう一つ先の展開』を描いてこそ小説、なのだと
驚きに近い感銘を受けました。
(自分の拙い作品を、恥ずかしく感じたのが正直な感想です (>_< )
「小説とは何を描くものなのか」
改めて考えさせられる素晴らしい作品でした。
作者からの返信
Eternal-Heartさん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ケンゴに心を寄せていただき、とても嬉しいです。
この作品は、元々「非日常的な旅情を感じさせる物語」として書いたものです。旅情とはちょっと違うかなと思うのですが、五月は「五月病」という言葉があるように、気分が落ち込みやすい魔の季節でもありますので、このような未来に希望が持てるような物語にしました。
「逃げる」という言葉は否定的に捉えられがちですが、逃げることで初めて見えてくる景色・初めて湧き上がる感情もあります。「逃げる」ことも立派な選択肢のひとつであること。それが未来につながっていくことが多くの読者様に伝われば嬉しいですね。
それとご自身の作品を恥ずかしく感じる必要は無いと思います。自分の心のままに文章を紡げるのは、私たちアマチュア作家の良い点です。私自身しょーもない作品も多いですし、今日公開した作品もオチありきなので、物語としてはあまり面白くないです(笑 でも、楽しく書いております。
お互いに気負いせずに楽しんでいきましょう!
本作を素晴らしいとまで仰っていただき、重ねて御礼申し上げます。
お読みいただきまして、ありがとうございました!