女神様と魔力循環?1
読み終わって手紙を封筒にしまい鞄のポケットに……
無くしたくないから空間魔法がかかってる方にしまい込む。
「ばぁや……ありがとう。
だけど……本題行くまでのお嫁さん話ながーい!
大事な事かも知れないけど手紙に書かなくてもいいと思う!
それくらい厳重に……慎重に事を進めてくれたことはありがたいよ。
ありがたいけどそれとこれとは話が別!!!」
結局叫んでしまう…………。
もう叫ぶ度に反省モード入るのやめようかな……。
絶対叫ぶもん……。
どうしようもないもん……。
ばぁやの話はわかったけど……。
結局女神様と話しないとダメになっちゃったな……。
「女神様聞こえますかー?
聞きたいこととやりたい事に協力して欲しいんです!」
これで良いのかな?
声に出してみたけど……届くよね?
不安な気持ちのまま反応が返ってくるのを待ってみる。
「"呼んだ?
どうしたの?
まだ呼ばれるのは先だと思ったけど……。"」
「うん!
呼ぶの早くてごめんね?
聞きたいことがあるの!
他国って忌み子説ないの?
癒し手って愛し子と違いある?」
「"おっと……。
とんでもない事聞いてくるね。
忌み子の話があるのは君が産まれた国だけだよ。
癒し手か……。
アリアが産まれた国には薬学や錬金術が発展しちゃっていらないってなって癒し手を引き継げる子作らなくなったとか神が言ってたかも?"」
「…………ん?
女神様と神様は別なの?
神様もいるの?」
「"その話はおいおいでいいかな?"」
「う……うん……。
癒し手について教えて!」
「"癒し手ってのは、僕達の中の一人が治療系?医療系?に特化した魔法属性持ちが居てもいいじゃん!とか言って作ったはずだよ。
その女神によって治癒の加護を与えられたのが癒し手ってなってるんだと思う。
一応は女神が認めた人って事になるのかな…。
あまり詳しくなくてごめんね。"」
「ううん。
わかりやすいよ!
癒し手の魔法技術を学んで癒し手になったって人も居るけど?」
「"それは魔法属性に関係があるね。
魔法属性に神聖ってあるんだけどね。
それがある人は女神に認められたってなるみたいだ。
治癒の加護を持ってる癒し手よりは劣るけどちゃんと癒し手として出来るみたいだよ。"」
「へぇ……。
魔法属性と加護がある人は癒し手の中で特別ってことなんだね……。
愛し子にもそれはあるの?」
「"あはは。
面白いことを聞くね。
愛し子はね……。
最初の時に加護あげたでしょ?
だから女神全員からの加護がついてるよ。
アリアは魔法属性全てあるからね。
魔法属性全てあるのですら危ないのに僕達全員の加護までつけちゃったからバレたらとても大変。
でもそうだね…………。
教えたい人は居る?"」
「私の魔法属性と加護の事を?
言ってもいいならお父さんとお兄ちゃんとばぁやとこれから会う癒し手のセレネ様!」
「随分と厳選されてるね……。
君の事だからいいよ。
その人達には話しても。
もし話す人全員揃って安全な場所を確保したら僕に問いかけてくれる?」
「いいよ!
癒し手と愛し子ってどっちが凄いの?」
「"それは愛し子だよ。
僕達全員の愛おしい子だからね……。"」
「ねぇ……愛おしい子ってどういこと?」
「"それは……今はまだ知る時じゃないかな……。"」
「だってさ愛し子って女神様達に愛されし子って意味じゃないの?
愛おしいって大切な存在に向ける言葉に聞こえるよ?」
「"アリアは聡明で賢すぎるね。
愛し子は僕達にとってとても大切で愛されし愛おしい子だよ…………。
これ以上はまだ言えない。"」
「わかった。
あとね!
魔法教えて!」
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