No 6 旅の準備
べンデッタを本部まで護衛しろだと?
また面倒なことを、ここから何か月かかると思っているんだ。
「エドウィン、また面倒な依頼頼まれちまったな」
「そうですねぇ、ボスが決めたことです」
エドウィンは、苦笑いをしながら言う
「やるしかないか、アイツ面倒な任務を」
だがやるしかないな、こんなが子供がひどい目に合う事はない
ひどい目にあったり、することは、俺たちがやることだ。
「移動手段はあるのか?」
「ありますよ。自動車が」
「流石だぜ。準備が早い」
「いえいえ、今度は車体を木っ端微塵にしないでくださいよ」
エドウィンがにこっこりとした笑顔で言う。
だが目が笑っていない。
「善処します」
これは今回大破したら、命がないと思ったほうがいいな
そういえば、
「なぁエドウィン、クリスはどこに行った」
「あぁ、なんか用事があるってどこかに行きました」
何処かに行った!?!?
「そんな野放しにしていいのかよ!!!」
「彼女は、そんなゲスなことはしないと思ったので、、、」
「ただ単純に、隙をついて逃げられたとかじゃないのか?」
エドウィンが鳩に豆鉄砲を食らったような顔をする。
コイツやらかしたな、、
「すみません」
「これで厄介ごとになったら恨むぞ」
さてさっそくベンデッタを捕まえて車に乗るか。
「ベンデッタ、行くぞ」
「行くってどこへ?」
パジャマ姿のベンデッタが眠そうに言う。
そうか今夜か、
「お兄さんたちと旅だ」
「誘拐じゃありません?」
「んー違うかな?」
俺は笑顔で言う
「誘拐ですね」
後ずさるベンデッタ
「エドウィンも何とか言ってくれ」
「うちのボス、エリザを知っていますか?」
ベンデッタが驚いた顔をする。
「あなたたちエリザの友達なの?」
どういう事だ、この子がエリザと友達?
「エリザと面識があるのか?」
「えぇ以前パーティーがあってね、私と趣味があってね、時々連絡を取っているの」
「あんな頑固女と良く話せたな」
「そう?そんな頑固には見えなかったけど、というよりかはとても優しい印象があったけど」
何だって!?!?
あの女が、優しいだと!?!?
アイツ、ロリが趣味だったのか、、、
「そうなのか、、、その、、エリザがお嬢ちゃんをボスの家に
招待するよう命じたんだ、だからこれから車に乗って旅をするんだが」
「もちろん行くわ!!!」
目を輝かせているベンデッタ
「よし、今から出発だ」
「こんな遅くから行くの?」
「あぁ夜の街ワクワクするだろ?」
「うん!!!」
ベンデッタはワクワクしながら部屋から出て準備をした。
「今の子は、元気だね」
「そうですね、この子、子供たちきっと、ずっと笑顔でいられる日が来ますよ」
「そのために俺たちがいるわけだからな」
手を汚してでも守りたいものがあるほうが楽にやれるってもんさ
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