第6話 都内の花火は屋台好きには向いてない



気づけば夏を感じることができる季節に。




夏は昔から好きと嫌いが半分半分。

嫌いは暑さ。

好きは花火大会、夏休み、そうめん、アイス、浴衣、プール、海、、、

あれ?好きの割合がおかしいな。




毎年夏は家でクーラーを付けて、

ゲームや、アニメを見て、

家から出ないように過ごしていたが、

去年は違った。






なぜなら、






そう、彼女がいたからだ。






彼女は、僕とは違い、

アウトドアでイベント好き。



誘われれば断ることはしない僕は、

基本的には全てに付いていくようにしていた。




そんなところに、

また1つのイベントが舞い降りてきた。

そう、それが花火大会だ。




もちろん、

イベント大好き彼女は、

これに行くことを気づけば

スケジュールに入れていた。





ただ、この花火大会が田舎者カップルを

困らせることになるとは、

この時の2人は知らなかった。






花火大会当日。

天気は綺麗に晴れており、

花火大会を開催するには最高だった。





気温は30度を超えていたが、

夕方過ぎということもあり、

過ごしやすい気温だった。





川沿いを歩きながら2人で、

屋台でお酒を早く買いたい、、。

と言いながら歩くこと30分。

ふと何かを察した彼女が呟いた。






『屋台全然見ないな、、。』






確かに30分歩いても

屋台を見つけることができず、

その後も屋台を見つけることが出来なかった。

スタッフに聞くと、

屋台は有料席の区域にしか無いとのこと。





花火大会終え、

花火を楽しむ余裕も途中から無くなっていた

僕たちは、すぐにその場を離れて、

某ファミレスに向かい、

お肉をたらふく食べた。





そのお会計後、彼女がこう呟いた。












『私花火よりも屋台だわ』











花火大会で花火より屋台を好きな彼女ですが、

その気持ちに共感しながら、

来年は有料席を取ってあげようと思った。






若干ブラック企業での

5月が忙しすぎた〜、

夏の有料席に向けて

頑張りたいなって思ったのと、

これから都内で初めての花火大会の人は、

気をつけてください。

※場所によると思います。

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僕と彼女のちょっとした日常 KKT @kakita535999

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