4話 魔力属性
目を覚ますと隣にとても綺麗なお姉さんが座っていた。
「怪我は擦り傷があるくらいよ。衝撃が強かったから気絶しただけだから。身体に問題は無いわ。」
「お姉さんは誰ですか?」
是非ともお知り合いになりたい。
「私? 私はハンナ。このギルドの医者よ。」
ハンナさんによると俺は少しの間気絶していたようだ。
「テストの結果を伝えるから受付に来てって言ってたわよ。」
ハンナさんが教えてくれた。
受付に行くと父さんと受付の人が待っていた。
受付の人の名前はソニーと言うらしい。
受付をしているが、新人のランクテストの教官を担当しているすごい人だそうだ。
道理で父さんとソニーさん以外いなかったわけだ。
「ノアくん、君は負けこそしたが十分に戦えてはいたよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「うーん、とりあえずDランクから登録しようか。Dランクの魔物なら十分倒せそうだし。
魔法を覚えたらゴブリンキングくらいなら倒せるようになると思うよ。」
こうして登録が完了した。
家に帰ると、
「魔法について教えてやる。」
と父さんが言ってきた。
「今日はもう疲れたからいいや。」
「別に動いたりするわけじゃない、魔力の適正を確認するんだ。」
「魔法はなんでもできるんじゃないの?」
「できるかどうかは魔力の属性を変化できるかによる。」
「適性がわかる道具を買ってきたから使ってみろ。」
でかい水晶みたいなものに手をかざしてみる。赤色と黄色と白色がで表示された。
「赤は炎魔法、黄色は光魔法、白色が治癒魔法だな。」
「光魔法は扱いづらいことで有名だ。使いこなせているやつはほとんどいない。」
「治癒魔法は回復系のスキルに比べて魔力消費がかなり多いが、使える人が少なく需要がある。回復系のスキルでは自分しか回復出来ない人が多いからな。」
「ノア、お前は魔力総量が結構多いから問題ないだろう。」
「父さんの属性は何なの?」
「雷と光だ。」
「俺に教えられるの?」
「いや、自分で頑張れ。」
「えっ。」
「こればっかりは自分で頑張るしかないから。頑張れ。」
ここからは1人でやるしかないのか。
「あと、ノアのスキル、前よりも力が増しているぞ。」
やっぱり俺のスキル強くなってるよな。
自分でも上手く使いこなせなくなってるし。
身体に反動が出るようになってるし。
「とりあえず魔力強化は魔法の修行中も続けるんだぞ。」
「わかったよ。」
「1週間後にはギルドで勉強が始まるからな。」
「うんうん。」
「えっ!」
「勉強も頑張るんだぞ。」
「嫌だー!」
魔法の修行に勉強、やることが多すぎてめまいがしてきた。
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