第19話 妖刀・虚


俺は銀星に吹き飛ばされ、金の都・ドライクカンパまで吹っ飛んだ

遠のいていく意識の中、1人の男の子が現れ、『まだ追いつけるよ』と一言いい、俺をワープホールに入れた

そして俺はアイズブルームまで戻ってきた

「何が何だか分からねぇが、とりあえずお前らをぶちのめせばいいんだな?」

俺が戻ってきたことにδ、βの2人は驚いていた

「凄いすごい、どうやって戻ってきたんだい?俺の攻撃を食らって全身の骨が折れてそこから更に100kmはぶっ飛ばしたのに」

「銀星、あの子は腐っても五神、その程度じゃどうってこともないって事じゃないかしら」

「はぁ……お前らさぁ?後ろ見えてないの?」

カレアが2人の後ろを指さす

そこには銃を構えたイマと走り出す構えを取っているスアが居た


絶対軌道・SPEEDゼッタイキドウ・スピード


《絶・超身体強化》


イマの放った銃弾は音速を超える

スアの速度はその弾よりも速く2人に到達した

スアが恒星を蹴り、地面に叩き落としてから銀星を縦にしてイマの銃弾を防ぐ

そして合図を送る


「銀星…1番戦いたくないやつが来たわよ」

「まぁ…勝てるか怪しいかもしれないねぇ」

〈お前らの悪事は500年間何一つ変わらないんだな…選別同盟…〉

紗が到着し、2人の前に立った

「久しぶりね、紗」

「私は会いたくなかったんだけどね、君たちみたいな外道と」

「言ってくれるじゃぁないか、さぁて、殺ろうか」

「恒星ちゃん、ゲートを別の場所に作っといてくれるかい?」

「ええ、死なないようにね、銀星」

「努力するよ」


制入魂・六芒星ヘキサグラム


悪魔同化・空亡デーモンアイズ・ソラナキ


両者が魔法を発動すると空が割れた

銀星の頭上には天の輪

紗の後ろからは時空の裂け目から無数の手が現れている


そして両者の攻撃が衝突する瞬間、何かに打ち消された


〈貰った事忘れてたよ、にしてもこんな強いんだねこの刀〉


宙に浮いている2人が見たのは、地に居る1人の少女が刀を振り、自分たちの攻撃を打ち消したと言う、信じられらない光景だった


「紗!私も助太刀するよ、虚を使ってね」

「水夏!悪いが加勢は要らない!攻撃の時巻き込むかもしれないから!」

「え、じゃあ私何したらいい?」

「δの場所を特定してゲートを破壊してくれないか?」

「分かった!」

「こいつらは確実にここで潰すよ…」


私は取り敢えずカレアと來星の容態を確認しに行った

「イマ!どんな状況?」

「來星は大丈夫だ、だがカレアは…」

「命に関わる…」

「そんな…」

水夏の能力…███のデイリーボーナスは毎日24:00に更新される

現在時刻23:46

カレアが生存出来るのは多く見積って残り5分

その時水夏が取った行動

それは…


《絶対契約無視・無償更新》


自身の寿命を代価にデイリーボーナスを更新するというもの

そして更新されたデイリーボーナス


『█████████』


《状態回復》


カレア、來星の傷が無くなった


そして水夏は恒星の前に立ち、妖刀を向けた


《アクセラレータ・5thSPEED》


《妖刀・虚》


ぶつかり合う2つの力

その攻撃は地を割った


RESTART

恒星・δvs水夏・███




To Be Continued

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