第15話 コードネーム・Φ[來星]


アイズブルーム

ドマ博物館

最重要禁忌金庫

 ︎︎



全ての部屋に警報音が響き渡る




「指名手配犯δが侵入!」



「繰り返す!指名手配犯δが侵入!」


「構えるんだ!お前達!」


コツコツコツ

スニーカーの音を響かせる


「落ち着いて、怖がっちゃダメ、死を受け止めるのよ」

私は歩きながら警備隊や警備員を全員殺す

そしてドマの居る部屋に入り、ドマの目の前に立つ

そして刀をドマに向ける

「死んでくれる?カフ」

「それはこちらのセリフだよ、δ」

「そう、ならいいわ、さようなら」

「何を言って…」

カフの身体は胴と首が別れ、首だけが地面に転がり落ちる

「だってもう、貴方、死んだもの」

δは刀をくるくると回転させ、納刀した

「ふふ、面白い子達がウィンドブルームに来てるみたいね」

「相手してあげなくちゃ」





「チッ、やるしかねぇか」

俺は気絶した水夏に気を止めながら、なんとか來星の攻撃をいなす


同化アイズ


俺は地を踏み、一気に解放する

飛んでくる無数の斬撃を避け、來星懐に潜り込んだ


{見えてるんだよ雑魚がよぉ!}

そう発言しながら避けようとすると右側から攻撃が飛んでくる

來星は死角になっていた右側を狙ってきた


クルッダンッ

俺は何とか避け、そのまま突っ込む

{右側を警戒しすぎだ、左側が好きだらけになっている}


閃光雷銀ライトニングシルバー


その攻撃を避けようとするが避けることが出来ずに攻撃を受ける


目がクラクラする

足に力が…入らない

(こいつ、本気じゃねぇ、まるで若手に稽古をつけるみてぇに相手してやがる)

來星がゆっくりと俺に近づいてくると結界が破壊される


《結界解除》


《状態回復》



「はぁ、はぁ、間に合った…?」

結界を破ったのは誰でもない水夏だった

「水夏…起きたのか…悪いな、状態回復使わせちまって」

「気にしないでカレア、ありがとうカレア、守ってくれて」

「気にすんな…」

状態回復のおかげで身体がすんなり動く

「さーて、どうすっかな」

俺は身体を伸ばしながら作戦を考える

「やるならやる!正面突破でしょ!」

「水夏、あいつは1度死に、アルセの力を学んだ魔力体だ」

「えっ、勝ち目ないじゃん」

「そうなんだよなぁ、どうするべきか」

俺達が作戦を考えていると來星が喋りだした

{カレア、お前正入魂という技を知っているか}

「知らねぇ」

{そうか、だろうな、この世界には魂という概念がハッキリとしている、入魂、解入魂と制入魂、魂を扱う2つの技があってな}

「それが何だ、それにそんな技を聞いたことはねぇ、俺に無駄な知識を吹き込んでじゃねぇよ」

{まぁ早まるな、魂を打ち込む動作を入魂と言うんだが、魂とは魔力、魔力は魂から生まれる}

「それで?」

{解入魂、己の魂を解放させ、魔力の性質ごと変える}

{制入魂、相手の魂を制限させ、魔力という概念を消す}

{分かったか?}

來星は急に武器を置き、座りながら話し始めた

「う〜ん、分かんないしなんでそれを私達にいうの?」

「てめぇは何がしたい、俺らを襲って起きながら」

{外へ出してくれないか}

「は?なんでてめぇを出さなきゃ行けねぇ、てかなんでここからでれねぇんだ、ざっけんな」

{複数の質問を一気にするな、まず俺はコードネーム・δによって俺はここに閉じ込められた}

「コードネーム・δ、奴がこの近くに居る、?」

水夏の目はなぜだか分からないが復讐に囚われている目をしていた

「あぁ、奴はこの近くにいるさ、これからアイズブルームで起こる戦争も奴の仕業だ」

「戦争だと?てめぇ何ほざいて」

「悪い、それに関しては俺は詳細が分からない、戦争が起こるとしか分からないんだ」

するとカレアが話題を変える

「そうかよ、なら1番聞きてぇ情報を聞こうか」

「入魂…だよね」

「入魂に関してか、入魂は冥界より伝わる1種の魔力の力だ」

「魔力…?」

「いいかカレア、魂は…魔力だ」

「どういう事だよ!!」

そんなことを言う間もなく、洞窟全体が揺れて紗が飛んでくる

「カレア!水夏!…なんでお前が…ってそんなことはどうでもいい!ドマ博物館にδが現れた!至急討伐に向かってくれと国全体が言ってる!ドマ博物館へ向かってくれ!」

その発言と共に俺達は出ようとする

「行くぞ來星、てめぇはδを殺した後に殺してやる」

「殺せるものなら殺してみろよ、俺はもうリベンジは終わったからな、いつでも相手してやるよ」

俺は來星の手を取り、洞窟をでる

「……δ」

「お前は……私が…確実に…」






To Be Continued…





「あら、かわい子ちゃん達が向かってきてるわね、頑張って私を捕らえてみてね、1000年前の因縁、水夏ちゃん」

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