第14話 最強の魔力体
時は少し遡り、イマがユスナの元へ行く時
「なぁ……イマなんか隠してるよな」
「うん、絶対に隠してる」
「まぁほっといてあげたら?そう言うこともある年頃だし」
「イマは800年くらい生きてるよ……」
俺たち4人はイマがきょどきょどしながら宿を出るのを見て何かあるのではないかと話し合っていた
「イマの後ろをついて行くべきか否か…」
「ダメだよカレア、もしかしたらただの散歩かもしれない…!」
「んな事言ったってなぁ……」
そしてこんな会話をしているといつの間にか日が昇っていた
「ただいま〜ってなんだよこれ」
イマが帰ってくるとイマの部屋で水夏、カレア、スア、紗が寝ていた
すると物音で目が覚めたのか紗が起きた
「あ〜、おかえりイマ」
「おかえりイマ、じゃねぇよなんでここにいるんだ」
「昨日イマが出ていった後にみんな(水夏とカレア)がなんかあるんじゃないかーってはしゃぎ出して」
俺は頭を抱えながら「ったくこいつら……」と心の中で嘆いた
すると紗は全てを察しているのか「久々だったんだろう?ちゃんと喋れたのかい?」とイマに言った
「んだよ、分かってたのか?」
「君がキョドってたからね、恐らくユスナ関連だと思って調べてみたら本当にユスナ関連だったから」
「はぁ、まぁいいか」
するとカレアが起きてきた
「あ、イマじゃん昨日どこ行ってたの」
寝起き一言目がその発言でいいのかと思いつつ、適当にはぐらかした
残り2人も時と共に起きてきて、目的地であるとある洞窟に向かった
「うわなにここ、薄暗いし気味が悪い……」
水夏が怯えていると別れ道が現れた
「ここからは別行動って感じかな、魔力で道を追った感じ両方出口は同じみたいだし、また出口で合流しよう」
紗がそう言うと誰がどちらの道に進むのかと言う話になった
長い話し合いの果じゃんけんで決めた
左道:水夏・カレア
右道:イマ・スア・紗
こうして私たちは一旦別行動となった
右道視点
「私達オーバー戦力すぎない?」
歩きながらスアがそんなこと言う
「何を今更、まぁカレカスには痛い目見てもらわねぇと」
「そんなこと言ってないで早く歩いてイマ」
「ちょ押すな押すな……」
俺たちは右道を進んでいると大きな空間に出た
「うわぁ、なんか佇んでるけど、あれ何?」
大きな空間の真ん中には武士のような格好をした魔物らしき魔力の塊が鎮座していた
「まぁ倒して損ないでしょ、一気に決めるよ」
紗が合図を出すとイマとスアが一斉に走り出し、それに気づいた魔力体が攻撃を始める
『おいイマ!置いてかれんなよ』
『誰に言ってんだよBBA!』
《
《超身体強化》
2人が魔力を使い、魔力体へ近づく
魔力体も攻撃をするが避けられる
2人が攻撃を繰り出し、魔力体に大きな隙が出来る、それを紗は見逃さずに穿つ
《
魔力体は塵となり消えていった
「よし、引き続き進もうか」
左道視点
「ねぇええ、なんで2人なの?」
水夏は未だ怯えて俺の後ろに隠れている
「知るか俺たちがじゃんけん弱すぎたんだよ」
「ちゃんと護ってね?私暗いところ嫌いだから」
「いざと言う時は護ってやるが絶対助けれるわけじゃねぇから自分の身は自分で守れよ」
「なぁぁぁぁんでだよおおおおおお」
私達は弱い魔物共を倒しながら進んでいるととても大きな空間に出た
「ねぇ、明らかに強そうな奴がいるんだけど……」
「……カレア?」
カレアは目の前にいる人物に驚き、唖然としている
「水夏……速くアイツらを呼んで……」
{させないよ、カレア}
刹那、目の前にいた水夏が吹き飛び、壁に打ち付けられる
俺は足に魔力を込めて渾身の力で目の前にいる男を蹴り飛ばす
「てめぇ……
{真相戦争以来じゃないか?こうして話すのは}
目の前に居る男……奴は真相戦争にて俺達管理同盟と敵対していた選別同盟の1人、バチバチに殺しあった奴だった
「ハッ、てっきり死んだと思ってたんだがな、てめぇみてぇな雑魚いやつは」
{死んださ、死んだからこうして魔力体になっている}
「へぇ?その魔力体になれたのはてめぇんとこの頭の悪いボスのおかげか?」
{今の俺の前で無駄口叩けるのか?}
実際無理だ、今の來星はかつての來星より遥かに強い、その癖して俺は多少強くなった程度
{さようならの時間だ、カレア}
《
來星が魔力を発動すると、俺は仮想空間に閉じ込められた
「へぇ、外部との連絡を全て遮断するのか」
{ご名答、さぁ始めようかカレア、
To Be Continued……
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