第6話 神の両翼


邪神クレハ襲来より3日が経った


「にしても紗と水夏の能力便利だな」

私達は全員合流し、改めて王の都へ向かっている

「水夏の能力の報酬とは言えパーティ内全員の状態を回復できるのか、神々の中でもそんな能力を持っているのは最高神くらいなのに」

「1日に1回しか使えないんだよね」

「それ貯めることできないの?」

「やったんだけど意味なかったんだよね」

「残念残念、ならブラドザームに行こうか」

こうして私たちは現在地から5日かけてブラドザームに到着した

「なんで私達徒歩で来たの?」

5日歩きっぱなしだったからか足がもう動かない

「しゃーないだろ出発2分でモンスターが来て馬車がダメになったんだから」

途中馬車を拾いそれでブラドザームまで行こうとしたのだが急にゴブリンの群れが現れダメになってしまったのだ

「ホントあれは酷かった…」

「何はともあれ到着!一旦自由行動!」

リョーかい「うぃ」

別れようとした時、紗がなにかに気づく

「何か…来る…」

そう紗が呟くと大きな地震が起こる

そして空に大きなゲートが開く

そしてその中から邪神クレハが出てきた

『王の都の民達、こんにちは』

「アイツ…また俺たちの前に現れたのかよ…」

『今からこのブラドザームにランクAのモンスターを2体、ランクSのモンスターを一体放ちます』

『BやCももちろん居るから頑張ってこの国を守ってね』

そう言うと、1人の男がクレハに飛びかかり、剣を振るう

[出す前にお前を殺せばいいだろ]

『君は…確か…』

『あぁ思い出した、イマだ』

「よぉ邪神…さよならだ」

イマはそう言いながら、クレハに剣を振り下ろす

その振り下ろされた剣をクレハは人差し指で受け止め、イマをゲートの近くに投げた

『食べていいよ、バザード』

その瞬間ゲートからとてつもなくデカい魔獣が体を出し、咆哮する

するとともなく周りからゲートが次々に出現し、そこから大量のモンスターが湧き出る

「騎士団!民の避難を!」

……!!

イマはこちらを向き「フッ」鼻で笑う

イマはこちらを見てニヤリと笑う

ダンッ!

その瞬間カレアが宙高く飛び上がり、イマの近くに行く

「イマカス!腕なまってねぇだろうな!」

「舐めてんじゃねぇよカレカス!」

「グォォォォォォォォォォ」

「うっせぇやつだな!」

「おいイマカス…俺はあいつ切れねぇぞ、勝てる気もしない」

「俺もだよ…でもここにはあの″神″がいる」

「んだよ、あいつもいるのか」

俺たちは目を合わす

「「なら、耐久戦だな」」



マッチアップ



神の両翼vs大魔獣バザード




大魔獣バザード

魔界の魔獣


能力:超身体強化

詳細:身体能力10倍


ランクS




イマ

王の都ブラドザーム騎士団代理団長

紗の左腕


能力:オートレール

詳細:何を投げても的に命中せる


ランクA







『面白そうだから見てたいんだけど…帰らないと行けないんだよねぇ…』

邪神クレハがゲートを開き撤退しようとする

「お前をこのまま返すとでも?」

紗がクレハの後ろに立ち、右手に魔力を込めて魔法陣を展開している

『紗君さぁ、頼むよ、帰らせて』

「断る、ゲートの閉じ方も聞かないとだし、それに、借りを返さねぇとな」


『ちょっと前に会ったばっかじゃん、そんときに返せばよかったのに』


「その借りだよ」


『そう、向かって来るなら容赦はしないよ』


「こっちこそ」





マッチアップ

邪神クレハvs紗







邪神クレハ

目的が無く面白いことを探している


能力:不明


ランクα




「2人共どっか消えたし!どこ行ったの!」



To Be Continued…

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