第7話 茎が無ければ蓮も無い

 こう言っては何だが、私には相対した人を教え導く才能があると思う。そしてその才能は、私の欲し求める自分の在り方とは雲泥の差がある。私は、手の届く範囲の教育など興味が無い。街中の子供や同級生相手に、教科書をなぞることにはいささかも価値を感じない。

 プラトンのイデア、カントの物自体、ショーペンハウアーの意志、永遠不変、完全無謬。

 前述のことで誤解されている方が居るかもしれないが、私は両親のことは好きだし、関係も良好である。何度かの衝突の末、私たちは血を分けた家族であっても理解できないことがあるのだと理解した。線引きが済んでしまえば、あとはそこを綺麗に避けて笑い合える。私は他人を尊重することを知る。

 その過程で、両親から「お前は時々頑固すぎる」と言われた。これは薄っすら自覚もしていたことだが、人から指摘されるといよいよ直す必要性を感じた。私は一先ず、人の意見を聞くこと、それを一旦は受け入れることを意識するようになった。もし「やっぱり無理だ」となったら、その時に拒絶すれば良い。後からでは遅すぎるなんてことは、この世にはほとんど存在しない。現代人は間違いを恐れて、潔癖が過ぎる。私は安っぽい完璧主義者になるつもりはない。

 己の書斎を飛び出して街へ出かけるように、私は私の思想から出て行く必要性を感じている。閉じこもっている時代は終わり、私は外の世界を知る。気に入らなければ、その時また、ここに戻って来ればよい。いつ戻って来ても良い。私はまた、完全へと近づいて行く。




 レノとの交際は、お互いがほとんど恋愛初心者であるにもかかわらず、驚くほど順調に行った。あるいは、お互いが純情だからこそ、上手く行っているんだろうか。

 修の住んでいる少し古いリノベーション物件のアパートの一室、修のベッドの上で、レノがじたばたと足を泳がせている。彼女は修の枕を胸の下に敷いて、うつぶせの姿勢で本を読んでいるのだ。夏に向けて涼し気な薄手のワンピースが、足を動かすたびにひらひらと舞う。どこぞのお姫様のような愛らしさに、修は何故だか涙が出そうだった。可愛すぎる。

 少し考えたところとしては、修とレノは、お互いに求めすぎていなかった。要するに、自立した大人としての健全な関係を築けていた。純粋な愛だけを囁けることは幸福なのだ。打算は人を疲弊させる。

 レノは無用な駆け引きも、自分の優位性を示すだけの強がりもしなかった。彼女は素直に、会いたいときはそう望んだし、疲れていて相手が出来ない時はきちんと言葉で伝えてくれた。理解を円滑に進めることの努力を、彼女は怠らなかった。だから修も、彼女にだけ甘えないよう自分もそうあるよう心掛けた。

 レノも修も、決して口達者ではなかった。けれど愛の言葉に必要なのは口の上手さではなく、愛情だ。

「愛しても愛し足りないことを愛って言うと思う」

 とある時、レノは格好つけるでもなく、そう言った。彼女の口ぶりはピアノの演奏のように静謐で、愛に満ちていた。

「現状に満足してるようじゃ、愛しているとは言えない。愛し続けようとすることこそ、愛なんだよ」

「……レノは、時々難しいことを言うよね」

 いつしか呼び捨てに出来るようになった名前を呼びながら、修はその横顔を愛おし気に眺めていた。彼女の言う努力の方向性を自分に向けてくれていることが、堪らなく嬉しかった。毎日新鮮に、体中がゾクゾクと疼いてしまう。この情動が色あせる日が来るなんて、たとえそれが真理だとしても信じきれない。永遠の愛があるなら、きっと自分たちの星の下だ。

「変だよね……ごめんね。自覚はしてる」

「変じゃないよ。ロマンチックでいい」

「ロマンチックか……でも、特別は特別に取っておかないと、なんだか無駄に消費してしまっている感じもするね」

「愛の言葉を消耗品みたいに言うなよ――大丈夫」

 修はレノを腕の中に抱き寄せると、耳元で囁いた。

「俺はレノのそういうところも好きだから」

 伝う心音も、溶けるような体温も、前と同じだ。でももっと近い。

「君は……ずるい」

 レノがくぐもった声で言った。

「ずるい?」

「ずるい……」

 ゆっくりと心音が優しく弱まっていく。まるで湖に沈んでいく時みたいに、だんだんと湖面が遠ざかって日差しが薄れていく感覚に似ている。レノは、修の体にうずもるようにして、眠たげにしていた。少しづつ体重がかけられていく。真綿で首を絞めるという言葉はあるけれど、レノは綿あめみたいに甘くてふわふわしている。

 ぬるま湯に浸かるように始まった恋だったけれど、修はもはや、どうしようもないほどレノが大好きだった。全体重を掛けられて嫌どころか喜びを覚えるのは、愛情以外の何物でもない。梅雨時の人体は普通に暑苦しいものなのだ。精神的快楽は物理的困苦を全て帳消しにはしないのだから、それでもいいと思えるなら、それこそ。

 ――けれど、修はどうしても一点だけ、レノのことで気になっていることがあった。別に不満点ではない。気になっているだけだ。


 それは、レノの秘密主義な一面だった。


 思い上がりと言ってしまえばそれまでだが、修はレノと恋仲になった時点で、レノのことを赤裸々に知れるのだと思ったことがあった。レノは必要以上に自己開示しない性格だったが、それは彼女の恥ずかしがりな部分が災いしてそうしているのだと考えていたのだ。実際そうなのか知れない。真相はレノしか知らない。

 結論から言えば、レノは修の詮索を嫌がった。彼女は答えられることは何でも答えるけれど――ある一定のラインの先は、何が何でも、決して口にしないのだ。しかも、そのライン、すなわち境界線は、修には見えないし分からない。何となく歩いていた道に突然、無色透明の壁が出現したかのようだ。昨今のオープンワールドゲームにおいても、フィールドには限界値がある。「これ以上先には行けません」というテロップが表示されるそれと同じことが、レノから修にも起きたのだ。

 一番最初は、レノの家に行きたいと修が言った時のことだった。修の家にはレノが何度も来ているのだから、逆だってあってしかるべきだと、当たり前のように考えていた。

 だが、レノは却下した。

「私の家はダメ。私だけの空間だから」

「え、でも俺行きたい」

「ダメ」

 レノは頑なだった。とにかく、親も含めて、自分以外の存在を自宅には入れたくないのだと言う。その理由も、明確には語らずに。

 普段は修への愛を語るレノが、どうして急に他人行儀になるのか、修には理解できなかった。結局は言葉だけの陳腐な藍に過ぎなかったのか、なんて不埒なことすら頭をよぎった。それぐらい、修には悲しいことだったのだ。まるでレノから拒絶されたみたいで――結局は、赤の他人じゃないかと。

「これは脅しているわけじゃないから、そこは履き違えないでほしいんだけどね――もし修くんが私の考えを無理やりに退けるとしたら、私は……君に失望すると思う」

 レノは、どうかそんなことをさせないでくれとでもいうような、酷くつらそうな顔をして言った。

 レノはほとんどの場合、修がこれまで出会ってきた誰よりも優しい人だ。無償の愛が世界にあるなら、彼女にはその泉がコンコンと湧き出ているのではないかと感じる。彼女の内側で絶えず溢れる愛情は、彼女を自分以外への優しさと親切に駆り立てている。

 だがそんな人に、もしも失望されたとしたら――?

 考えるだに恐ろしい結末に、修は思わず身震いした。それを押し隠すように、レノに無理やり笑いかける。

「分かった。無理にとは言わないよ」

「良かった」

 レノがふにゃりと力の抜けた笑い方をする。花咲くように、心が安らぎに充ちていく。これでいい。そう心から思えた。


 だが、話はそれに留まらない。

 修がレノを知ろうとするほど、彼女はするりと身を翻してしまう。さながら、気まぐれなペルシャ猫だ。


 修は相変わらずレノが、修と居る時以外に何をしているのか分からない。バイト先も知らないし、家での趣味を把握していない。彼女の自宅のレイアウトも知らないし、好きな歌も知らない。ああいや、この間ベートーヴェンがどうの話をした。彼女が居室にてイヤホンをして作業用BGMとして聞いていたのだ。

「レノ、それなに?」

「ん?」

 レノが修に気付いて、イヤホンを外す。ハートの形のピンクゴールドのイヤホンはレノに良く似合っていて、時々だけ茶髪から覗くそれが、酷く愛らしいものだった。

「修くん、何か言った?」

「何聞いてるのかなって」

「ああこれ? ベートーヴェンの交響曲第七番第二楽章だよ」

「え?」

「不滅のアレグレットの方が分かりやすいか」

 残念ながら、どちらにせよ修には分からなかった。

「クラシック、好きだったの?」

「うーん、そうでもないけど」

「でも聞いてるじゃん」

 レノは口元に手を当て、考え込むように天井を見上げる。

「今の私はただ聞いて、その音の感触を心地良いと思っているだけで……それを愛というのは、なんか違う」

「いきなり難しいことを言うよねレノは。違うって何が違うの」

「それは……例えば、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってことわざがあるじゃん。なら逆は……愛しているなら、その全てを愛しているはずだよね。愛っていう概念にはその完全性も包括されている」

 修は思わずキョトンとしてレノを見つめた。リスのようなつぶらな瞳と雀のような小さめの唇から、先ほどの言葉が滔々と聞こえたと言うのだろうか?

「愛は、それ単体が完全を意味している」

 レノは再度説明を付け足した。外していたイヤホンから、優雅なメロディが微かにだけ流れている。

 聞かせてくれればいいのに、とは、言えそうになかった。


 薄っすら理解したことだが、レノはどうも「愛」という概念に拘りがあるみたいだった。曖昧な愛を彼女は許さず――そんなのは愛じゃない、からこそ――彼女がそれを口にするときは、いつも本気だった。

「私は修くんを愛してるかもしれない」

 なにげない日常の一幕だった。夜、修の自宅の玄関で、彼女はブーツを履きながら言った。

「えっ、急にどうしちゃったの」

「分かんない。けど、思ったよりそうだなって」

 不思議ちゃんここに極まれりだな、なんて皮肉ぶった冗談は口を出て行かない。修はレノに翻弄されっぱなしだし、爆発寸前のレモンみたいに、いつも胸を高鳴らせている。

 何事も丁寧なレノは靴のかかとを履き潰したりしないから、修には考える余裕があった。レノの後頭部を見下ろしながら、修は最適解に頭を捻る。

「思ったより、かあ」

 ややあって修はそれだけ強気に返した。ブーツを履き終わっても、上り框の下のレノでは、修より頭一個分ほど低い。レノは修を見上げるようにして立っている。

「それは言葉の綾」

「はいはい」

「じゃあ行くね。バイバイ」

 レノは帰る時、驚くほど淡泊に背中を向ける。以前、それを寂しいと修が伝えた時、彼女は「同じだよ」と答えた。去り際に名残惜しくするのは、気恥ずかしいものだ。

「あのさ」

 修はその背中に声を掛ける。行ってしまう前に、伝えなければ。レノは悠然と振り向くが、見えたその表情は不思議そうにしている。静かな玄関で、片足分の硬い音が響いた。

「修くん?」

「……泊まってってもいいんだけど」

 レノが驚いた顔をする。そんなに意外なことを言ったつもりはなかった。軽く聞き流してくれればいいのに、なんて、心の中で嘆く。恥ずかしいだろ。

「帰りたいならいいけど」

「あ、そうだね……」

 レノが気まずそうに視線をさ迷わせた。それで、大体の察しはつく。

「えっと、今日はやらなくちゃいけないことがあるから、ごめんね」

「……そっか」

「ごめんね」

 レノがそう言って、もう一度背を向ける。そのまま、数歩も無い扉までを歩き出す。鉄製の錆びた扉は重たいが、レノもそこまで力が無いわけじゃない。

「――明後日」

 不意に、レノが言った。

「明後日、修くんバイトとかなかったよね。私も暇」

 それだけ言ってくれれば、もう充分だった。

「うん。無い……部屋、片付けとく。酒も買うし」

「私はお酒好きじゃないってば」

 レノの声が楽しそうに上ずる。自分もそうだから、突っ込めない。

「じゃあね」

「ああ、行ってらっしゃい」

「……行ってきます」

 居間に戻った時、片付けるものも無い綺麗な部屋を見て、一人で笑ってしまった。水槽を掃除された熱帯魚の気分だ。気が利きすぎる飼い主を持つと、ペットはこうなる。


 レノの秘密主義に関して思うところが無かったわけではないが、人の評価というものは得てして総合的である。修はおおむね、レノのことが大好き過ぎた。

 それに、なんだかんだ秘密というものは、あっけなく白日の下に晒されるものである。


 ゼミの始まる十分ほど前だった。卒業単位が足りていない修は、四年生にもかかわらずまだ教養科目を取っていた。一年生の初々しい中に四年生の自分が混ざるのは、なかなか老いを感じてしまう。テンションの違いが如実に出るのだ。気疲れを感じた修が足早に研究室に戻ってくると、そこにはいつのようにレノが居た。だが、彼女の様子がいつもと違う。鬼気迫るとでも言おうか。凄まじい勢いでタイピングしているので、締め切りまじかのレポートでもしているのかと思った。レノがどんな科目をとっているのか、それにも修は知らない。

 結論から言ってしまえば、それはレポートではなかった。

 何しろそれは、どう見ても縦書きである。

「……レノ、それ……」

 レノが、獲物に飛びかかる猫のごとく素早く顔を上げる。次いだ瞬間、彼女は廊下中に響き渡るぐらいのつんざくような悲鳴を上げた。

「わぁあーーっ!!!!」

 レノが体勢を崩し、椅子から転げ落ちる。床にその身が叩きつけられる直前、修は彼女を抱きかかえるように支えた。代わりに尻もちをついてしまい、腰が砕けるほど痛い。物理には明るくないが、人間二人の体重が勢いよく地面に落ちたら、どの程度の衝撃なのか身を以て知ってしまった。

「あ、修くん、大丈夫?」

 レノが泣きそうな目で修を見ている。

「だ、大丈夫……めっちゃ痛いけど……」

「だよねっ! ごめんね」

「いや、ちょっと弱まってきたし平気……」

 完全な強がりだが、修は何とか微笑んで見せる。なんとも弱弱しい笑みだろうが、いつまでも痛がっているわけには行かない。

 レノに優しく手を取られ、立ち上がる。今まではただの床だったものが急に凶器に見えてくるから人間の認識能力は面白い。リネンの床をひとしきり睨んでから、修はレノに向き直った。パソコン画面はまだついている。

「えっと、それで、何書いてたの?」

「あ、お、あ、え、……えっと……」

 見たことが無いほど、レノが焦っている。

「随分、必死に見えたけど」

「それは……ちょっと締め切り間近で余裕が無いって言うか……」

「締め切り?」

「あと三時間なんで……」

 レノがちらっと腕時計を確認する。その口が「ひっ」と小さく悲鳴をあげた。三時間すら無さそうだ。

「ええと、とにかく忙しいのは分かったんだけどさ……それで、なんの締め切りなわけ?」

 そこが一番重要なところだ。

 果たして、レノは首が折れそうなほど顔を逸らして、か細い声で言った。

「……小説……」


 これは後に、拓弥や鏡花から聞いた話だが、レノが小説を書いているのは公然の秘密だったらしい。レノがしょっちゅう居室に来ていたのは、偏に小説を書くためだった。誰もいない部屋は、小説を書くのに最適だった。自宅を利用しても良いが、集中力の持続には環境も大事だ。誰かが来るかもしれないという適度な緊張感が、文字を綴ることに良い影響をもたらす。何しろ字は、自動で積み上がってはくれない。書かないと積み上がらない。書き続けないと。

「ていうかお前、知らなかったんだな。俺は何度か見かけてるけど」

「あたしもあたしもー」

 拓弥と鏡花が意外そうに修を眺めた。全く、不名誉な話だ。

「レノは、多分隠したかったんだろ」

「そうだね。レノさん、書いてるとこ見ると怒るから。いや怒りはしないけど。『見ないで!』って、めっちゃ恥ずかしがる。パソコンのディスプレイ全力で隠すし」

 鏡花が思い出すようにくすくす笑った。その場面が、修の頭にも容易に想像出来た。

「レノさん、普段はふわふわしてるけど、たまにめっちゃ二字熟語とか使うし、なんか難しいこと言い出すからね。物書きっていう肩書は結構納得」

「確かに……」

 ならば愛がどうとかいう価値観も、物書きゆえなんだろうか? 物書きだから、単語一つの意味にしても厳しいとか。

「まあ大学って色んな人が居るからな。小説書く人だってそりゃいるだろ。あ、レノさんって文学サークルとか入ってるんだっけ?」

 拓弥に問いに、鏡花が答える。

「いや入ってなかったと思うよ。サークル聞いたことあるんだけど、何にも入ってないって言ってたから。レノさん、多人数は苦手らしいし」

 その通りだが、それだけじゃないだろうと修は思う。レノは、芸術鑑賞にしても筋を通したがる人間だった。例えば彼女は、絵画の前で談笑をする人間たちを嫌う。「芸術作品は社交の道具じゃない」と、以前聞いたことがあった。映画も極力一人で観るのが良いのだと――そんなことを本気で言う人間が、果たして共通の趣味と言えど、サークルという集いに参加するだろうか? 答えはノーだ。

「まあ本人が居ないところで話するのやめようや。良くないぜ」

 拓弥が茶化すように言って、この話題は終了となる。レノが誰にも知られたくなかったことを、こうして話すのは確かに可哀想だ。やっぱり拓弥は良い奴だなとほめたたえようとしたところで、彼のスマホ画面が競輪の中継であることに気が付いて、口を閉ざす。ギャンブルさえしなければ、本当に彼は良い奴なのだが、ギャンブルさえしなければ。

 それにしても、本音を言えば……心の底の願望を言えば、自分には、小説のことを言っていて欲しかった。彼女の特別でありたい修は、ただ特別扱いをされていたかった。そう思うことに正当性があるのか、ただの我が儘なのか、それさえ判然としない。

 これをきちんと考えておけば――自分の中でだけでも答えを追及しておけばと、後に修は後悔する。後悔はいつだって後にくるということを、彼が念頭においておけたなら。

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