闇を創る者たち

@k0905f0905

第1話

「絶望工場⁈」

大毎新聞社会部のの記者、紅林幸太郎が

タレこみの匿名電話に食い付いた。

「そう、そこでは人間を絶望そのものに

変える作業が日夜行われているんだ」

「まさか」

「信じないのかい」

「いや」

「オレは絶望工場の従業員だったんだぜ」

「しかし」

「もういい」

電話が切れた。

「どうした」

同僚の御手洗裕太が

幸太郎に声をかけた。

「なーに、質の悪い冗談だよ。人間を

絶望そのものに変えるだなんて」

「ふーーん」

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