第2話 もう始まっていた。

異世界へ転送された3人。

遠くの方は霧がかってよく見えなかった。

彷徨っていると何やら遠くの方から爆発した音が聞こえた。


「ん? なんだあれは!」


遠くの方で霧がかっていたのが霧じゃなく砂ボコりだった。


「霧...ではないのか? よく見えないな。」


3人たちは音が聞こえた方向へ向かった。

するとその方向から知らない声が聞こえていた。

もうすでに戦いが始まっているのが分かる。


その戦闘の近くまで来た。

すると相手の喋っている声がはっきりと聞こえる。


「ミギー!ミギー!、次はどうする?」

「そうだな、俺が心臓を狙うから新一は防御しろ。」


「フンッ 俺だけ仲間外れかよ………。」


「ん?誰かに見られてるような…。」


すると何かに気付いたスザクが...

「1回下がろう。」

「分かった。」


ミギーが誰かに見られてるのを察知したと同時にスザクも見られてるのを気付いた。


「どうしたんだ、スザク。何かあったのか?」

「何か感じたのだが、まぁいい。」

「枢木スザク、言いたいことなら言ったらどうだ。」

「いや、本当にいいんだ。」


そしたらここに向かって石が飛んできた。

正確に当ててきている。


「誰だ!そこにいるのは。」


気配を感じたミギーは石を飛ばしたらしいが、3人はすぐ隠れた。


[ 戦闘上のシーン ]


「ミギーどうしたんだよ、急に。」

「いや、誰かがこっちを見てるように見えたんだ。」


少し集中しようとした新一に向かって勇次郎がこう答えた。


「何をブツブツ言っている、戦いはまだ終わってないぞ。」


「「ミギーが言っていた気配って言うのは後回しにしよう。」」

「おい、新一。」

「あ?どうした。」

「疲れた。寝る。後は頼んだ。」

「何を言って…」

「右手だけ変形させておく。」


ミギーが眠りについてから少し考えた新一は勇次郎に向かって言った。


「どうしたんだよ、来いよ。」

「お?やっと喋りかけてくれたのか、くたびれたぜ。」


勇次郎はパンチをしたが、狙ったところには当たらず、右脇腹に当たったと同時に新一の右手が勇次郎の左肩に傷が入った。


「おいおい、これで終わりじゃないだろうな。」

「ふっ、これぐらいで倒れる俺じゃないぜ。」


泉新一はこいつと戦う前からこの相手の強さは分かってはいた。


次は新一が右手を左脇腹から右腰を反れるように攻撃をした。

しかし勇次郎は避けた。

だかしかし想定外な攻撃に対し、避けるのが遅くなり、足に深い傷を負った。


「お主も中々やるなぁ。」

「……」


次は勇次郎が攻撃をしようとした…が、足が思うように行かなく、瞬時にやめた。

勇次郎はオーガになり、第2形態となった。

そもそも強すぎて本気になることさえない勇次郎がオーガになると止められない。


新一は今まで味わったことのないような危険を感じた。


新一が危険を察知したと同時に勇次郎は新一の近くまで行き、

「おい、何をする気だ...」

両手を新一の両耳に瞬時に当てた。

その瞬間、新一は上手く歩くことさえ出来なくなり、勇次郎のパンチで勝敗は決定した。

新一は倒れ、息もなく相方の右手は干からびてしまった。


泉新一の意識は失い、範馬勇次郎の勝利となった。

範馬勇次郎は勝ったと思ったらすぐどこかへ行ってしまった。


その戦いを見ていて、遠くから観戦していた3人は恐ろしい場所だと思い、足や身体が動かなかった。


範馬勇次郎がどこかへ行ったことを確認し、スザクは


「ルルーシュ、早く帰ろうぜ。」

「俺らは戦いに来たんだ。そうだろ?」

「うん、分かった。そうしよう。」


3人は協力してくれる人を探しに、別の場所へ移動した。





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