「キミは嘘をついている」への応援コメント
方角企画より拝読。
宣言は真北ですが、この作品はそれより西に寄っている印象を受けました。
話の本筋はプロポーズの返事、それとキミの嘘は何かというところだと思うのですが、嘘の内容がタイトルや出だしのインパクトに比べてさほど大きな意味を持たないように感じられるのと、そこに至るまでの会話がこの本筋に対してたいした必要性がなさそうで、北向きエンタメのストーリーに沿った書き方とはちょっと違う読み味に感じました。
印象としてはあまりストーリーのつなげ方などを意識せず、その場その場でインパクトのある会話を続けていくような書き方をしたのではないかなと思います。その書き方だと西寄りの印象になるかと思います。
全体の印象としては、北西くらいに感じました。
作者からの返信
雨蕗さん、読んでいただいてありがとうございました。
お、西向きとのご感想いただけましたか。個人的にはあまり西向きは意識しなかったんですが。とにかくよくあるタイプのエンタメ的なノリの会話劇でまとめてみたのですが、嘘の内容は少しインパクトが足らないなとは書きながら思っていました。まあ5000字で書けるのはこの程度だったかなとは思っています。
「キミは嘘をついている」への応援コメント
序盤から、美女なのに中身は残念なおねーさんとの会話だと思っていました。キミ呼ばわりするのは、クセつよな女の子だろうという偏った考えゆえ(;´∀`)
ロリ少女に戻れないという曲げられない定めについて本気で悩んだであろう彼女が、大変微笑ましかったです。
作者からの返信
羽間さんにはバレバレでしたね。笑
いや、このあたりさじ加減が難しいところでして。なんといっても最後まで男同士と思っていた人も結構な割合がいましたからね。
まあ、羽間さんの性癖が特殊だったということにしておきませんか?笑
ロリ少女に戻れないのは宿命です。もし思い通りにロリ少女に戻れる装置とかあったら世の中バラ色なのになあとか思います。
読んでいただいてありがとうございました。
「キミは嘘をついている」への応援コメント
騙された感が半端ないです。
「横浜たそがれ」って、サビが「あの人は行って行ってしまった」じゃないですか。
それなら普通は男女の別れ話ですよ。
そういう先入観を植え付けるんだから……ま、内容までトレースしているとは書いてないし。名詞を並べて情緒ある情景を表現するってところをリスペクトしてるだけで別れ話は関係ねえですけどね。
さて、真面目な話をします。
この物語のキモは何なんだろうかと考えてみる。
恐らく表題の「君は嘘をついている。」の後に主人公の「は?」が来る。
相手が主人公を嘘つき呼ばわりしたが、当の彼は何でそう言われたかわからない。もちろん読者もわからないのだけど、何を言って嘘つきと言われたのかも読者にはわからない。
ここがスタート。
それからギャグネタが続くし、彼女の話し方や話題の選び方が女性的でないからか、男同士の会話ではないか??と勘違いした人もいる。私も最初はそうだった。
「横浜たそがれ」的な情緒的表現とギャグの対比がシュールでお見事なんですが、では「嘘」とは何ぞ? となります。
最初に
「お前とならうまくやっていけると信じている」
「なるほど。でもキミは嘘をついている」
「は?」
とあれば、普通のプロポーズなのにどこが嘘なんだろう??と、読者が読み進めながら考える事が出来ます。しかし、そうであれば途中のギャグパートが不要となり、正味三分の一程度の字数で済みます。
では何故、こういう形式としたのか??
答えは途中のギャグが主で、横浜たそがれとプロポーズ成功、「嘘」の理由探しは従。特に、「ロリ巨乳と貧乳美熟女のどちらを助けるか?」と「ロリ美少女と金持ち美少年のどちらと暮らすか?」の部分の力の入れようは凄まじいと思います。
「主人公の性癖を全力で晒す物語」ですね。何が「嘘」なのか、どんな理由で「嘘」なのかが終盤でわかるのもこれで納得。
不条理ギャグは北西だという話ですが、本作の場合は読者納得のギャグなので真北です。
感想は以上です。
作者からの返信
読んでいただいてありがとうございます。
プロポーズの回答の場面であることを隠匿して話を進めていますからね。実はプロポーズの話でした、というところがキモなんですよね。それどころか男女の会話であることも隠匿しましたからね。
最初はこの二人、何者?というところから入ってもらって会話のやり取りの中でだんだんわかってくるような構成を狙ってみました。まさに真北プロセスです。
ところが俺の性癖のせいで会話の途中でのトロッコ問題の部分にちょっと力が入りすぎたかなとは思っています。たしかにこの部分は従なんですけどね。笑
細かく読んでいただけたみたいでうれしいです。笑
「キミは嘘をついている」への応援コメント
企画から参りました。コメント失礼します。
まず、面白い書き方だなと思いました。私は「横浜たそがれ」を知らなかったのですが、作品を読み終えてから調べてみました。なるほど、特徴的な歌詞ですね。一度聞いたら忘れられなくなりそうです。
会話劇がメインで、情景描写は台本のト書きのように感じました。でも、どちらもそれぞれ主張を感じて、面白かったです。
そして、コメント欄で皆さんが会話主の性別に触れているようですが、私は性別まではそこまで気にしていませんでした。最初の「白い指」で男女の会話を想像していましたが、どちらかというと会話内容に興味を惹かれましたね。
方角は、よく見る小説と比べて書き方に少し特徴があるようなので、私は北北東に感じました。真北寄りの北北東かな と思いました。
作者からの返信
夜桜くらはさん、読んでいただいてありがとうございます。
メインの会話劇の間に挟まる情景描写で全体の雰囲気づくりをするという構成を狙ってました。それぞれのロケーションの情報なども情景描写で補足しているのですが、音やにおい、味、温度などいわゆる五感の情報を細切れに出してフレンチレストランにいる空気感が出せたらなあと思っていたのですが、意外と語彙力の限界が先に来てしまって難しかったです。同じ単語での描写は避けたんですけど、どうにも語彙が足りなかったです。
まあ、その中で正体のよくわからない二人が会話をしているんですが、よく聞くとプロポーズのシーンだった、というのがこのお話のキモですよね。
個人的には真北一直線で書いたつもりだったんですが、意外とみなさん東よりと言ってくださるので喜んでいます。笑
「キミは嘘をついている」への応援コメント
おおっ! 途中の食事の描写がオシャレで素敵です!(≧▽≦)
ゆうすけ様はおいしいものを食べ慣れてらっしゃいそうなイメージです(*´ω`*)
やりとりも味わいがあっておもしろかったです~!(*´▽`*)
作者からの返信
いや、俺もあんまり食べ慣れないですよ。ただこの話を書く前に上司と取引先とフレンチコースを食べる機会がありまして。料理はおいしかったんですが、いっしょに食べるのがおっさんばっかりじゃなあ、と思ったわけです。
フレンチコースってそれぞれの皿は少量なんですが、なんであんなに腹いっぱいになるんでしょうね。不思議です。
いつもありがとうございます!
「キミは嘘をついている」への応援コメント
選択の質問のところは何を読まされてるんだと思いました 笑
オシャレな展開ですね。かなり最後のほうまで男性同士の会話かと思って読んでました。プロポーズの場面でも、ゆうすけさんにしては珍しくBLでいくのかと思ったくらいで。かなりクールな女性のイメージに変わったのはオッケーだしてからくらいかなー。
方角は北北東かな? 実験的なものを感じたので。
作者からの返信
あのトロッコ問題の部分は怒涛の筆の進みでした。気が付いたら2千字近く書いていたという。あわてて削りました。笑
竹神さんは最後まで男同士と読まれたんですね。もうちょいはっきり女性であることが書けたらいいかもと思ったんですが、うまく書けなかったんですよね。
読んでいただいてありがとうございました!
「キミは嘘をついている」への応援コメント
くり返し出てくる『白い指』というのが、女性であることのアピールかなと思いました(*´艸`)
よこはまたそがれ形式の情景描写、これはこれで独特のリズムが出ておもしろいですね。
ストーリーは真北かと思いますが、この文体を考えると北北東かしら(*‘ω‘ *)??
作者からの返信
お、ちえさんは早い段階で女であることを見抜かれていたんですね。さすがです。
よこはまたそがれ形式は語彙力勝負の部分があってなかなか難しいです。おんなじ言葉ばかり使ってしまいますから。これはセンスが必要な文体だなと思いました。
文体には少しひねりを加えていますよね。ストーリーは真北なんですけどね。最初カテゴリをラブコメにしていたんですけど、それじゃ頭から男女の会話だと先入観が入っちゃうので現ドラにしたんですが、東要素を加えた気は個人的にはないんですよねー。
読んでいただいてありがとうございます♡
「キミは嘘をついている」への応援コメント
会話と描写部分の体言止めが、すごくいいリズムですね。
会話よりも、そのリズムに酔ってしまいました。
で、プロポーズからの、部屋のみってくらいから、少しドキドキしました。いいなあ。
お世辞じゃなく、面白かったです。
作者からの返信
横浜たそがれ、ご存知ですか?
あの曲、実はサビの「あの人は行って行ってしまった、もう帰らない」という部分以外、全部名詞の体言止めなんですよ。日本歌謡史に残る傑作歌詞だと思っています。これやってみると語彙力勝負の部分があってなかなか難しいですよね。
読んでいただいてありがとうございます!
「キミは嘘をついている」への応援コメント
ゆうすけさんと奥様の本当にあった会話がところどころ入ってたりして……なんて想像しながら読んでしまいました(笑)。
私は途中でお相手が女性かなと思いました。でも途中までは男性だと思っていたので、いい塩梅に叙述トリックに騙されて楽しかったです。
しかし、まさかプロポーズの返事だとは思わなかったです! どおりで食事がおしゃれでした。
四十代を「おねーさん」と形容するあたり、紳士だなと思いました(笑)。
方向は北北東で。
作者からの返信
いやいや、全然うちの巨乳との話は混ざってないですよ。基本、東要素はないはずなんですけどね。
めちゃくちゃややこしいプロポーズの返事という話でした。
実は先週ぐらいにおっさん5人でフルコースを食べたんですが、料理はおいしかったけど、おっさん5人で食べる料理じゃねーな、と思ったのがこの話を書いたきっかけなんですよね。おれもおねーさんと食べたかったです。フルコース。
ちなみに俺からしたら40代は全然おねーさんですよ。
「キミは嘘をついている」への応援コメント
途中まで、もったいぶったヘンな男性の姿w を想像していたんですが、そうじゃなかったんですね。
方角のことはよくわかりませんが、ちょっとした叙述トリックも含めてスタイリッシュで、ゆうすけさんらしい物語だと思いました。楽しませていただきました。
作者からの返信
最初の方は男同士と思っていただけましたか。実はそれを狙ったんですよね。途中まで女が一人称をしゃべらないというのがポイントなんですよ(結構苦労しました)。
女が自分のことを「ワタシ」と言ったところでああ、こいつ女なのかと納得いただける構成を狙っています。うまく行ったかどうか分かりませんが。最後まで男同士と思われた方もいらっしゃるみたいでもう少し練り込みが必要だったかもと思っています。
読んでいただいてありがとうございます!
「キミは嘘をついている」への応援コメント
この話が始まる前に「結婚しよう。お前となら上手くやっていける」というような言葉があったわけですね。
で、フルコースを食べ終わるまでの2時間ほど答えをじらされたと。
お気の毒に。
で、この真正ロリぶりからすると主人公はゆうすけ様ということになりますね。
いつもと違う文体ですし、北北東かな。
作者からの返信
このやり取りの1週間ぐらい前に男がプロポーズして、その返事を女が「少し考えさせてほしい」と保留したわけですね。それで改めて日時を設定してこのレストランに来た、という流れです。
主人公に私を投影した気はまったくないのですが、なぜか男の主張の部分はすらすらと筆が快調に進みました。笑
「キミは嘘をついている」への応援コメント
ラストになるまで、ずーっと男性同士の会話だと思っていました!!
お相手は女性…ですよね?「年齢的に」ロリ少女になれない、って言ってますもんね?いやもしかしたら、同性婚かもと思っているのですが…私も、本作のお相手の方と同じく「ジェンダー論を振りかざすつもりはない」のですが、どっちだろう??と非常に謎めいた読後感でしたー
方角は、確かに真北を感じました。冒頭から、「嘘」ってなんだろう、と楽しく読み進めましたので。が、その「嘘」が明かされた時に最も驚いたのは、嘘そのものの内容ではなく、えっ、この人、女の人だったのかな!?でしたw もしや、それがゆうすけさんの狙いでしたでしょうか??だとしたら、まんまとはまってしまいました。読みやすい会話と、クールでドライな背景描写。面白かったです!
作者からの返信
最初はカテゴリをラブコメにしていたんですよ。でもそれじゃ読む前から男女の会話だと分かっちゃいますよね。だから途中で現ドラに直したんですよ。
あるレストランでフルコースのディナーを食べている男女がちょっと聞くと訳の分からない会話をしているけど、実はプロポーズの答えを聞いているという重要なシチュエーションだった、という会話劇にしてみました。
すぐばれるかなと思ったんですが、案外皆さん最後の方まで男同士の会話だと思って下さってしめしめ、という感じです。
「キミは嘘をついている」への応援コメント
え、奥様との思い出ですか(違っ)
久しぶりの新作はゆうすけさんっぽくて、でもらしくないおしゃれなラブストーリーで満喫できました。
作者からの返信
いやいや、うちの家内の時はこんなんじゃなかったですよ。笑
ちょっとおしゃれなフレンチレストランで訳の分からない(けれど割と重要な)会話をしている男女の様子を書いてみました。
読んでいただいてありがとうございます♡
「キミは嘘をついている」への応援コメント
え?男同士って事ですか?
作者からの返信
あら? そう読めちゃいました? そりゃ失敗ですねー。少し直します。
普通のサラリーマンとちょっとリケ女っぽい女の人のイメージです。
「キミは嘘をついている」への応援コメント
方角企画から失礼いたします。
白い指の描写で女性かなと思いましたが、彼女が一人称をなかなか使わないので、どんな人物同士の会話なのか推測させたいのだろうと読みながら考えました。
この二人は少し変わった人物のようですが、会話を見ているかぎり、お似合いの二人のように思います。
会話の合間に挟まれる料理の描写が美味しそうですね。
作品タイトルを受けてそのまま本文が始まっているように見える構成や、「。」で終わる地の文。この辺りから、方角は北北東くらいではないかと感じました。
作者からの返信
泡沫さま
読んでいただいてありがとうございます。そうなんです。前半はわざと女性に一人称を言わせないように進めました。結構苦労しました。笑
どんな二人がどういうシチュエーションで食事をしているのかというのがこの話の展開のキモなんですよね。それを読みながらああでもないこうでもないと考えながら読み進めていただくのが作者の狙いではありました。