『お賃金をもらうなど』
給料日。久々にまとまった額のカネが銀行口座に入った。
俺は明細を見てガッカリ。控除がそこそこの額だったからだ。
まあ、仕方のない部分もある。健康保険料と厚生年金はしょうがないもんな。
仕事をしていく上でのモチベーション。
そりゃカネだ。それ以外に何があると言うのか。
しかしだ。俺はワーキングプアである。働けど、リッチにはならない。
今回も仕事の休憩時間に明細を確認して、自分の稼ぎの少なさにガッカリせざるを得なかった。もうちょっと稼げないと生活は豊かにならない。
ま、稼げない今の状況。自分が悪いんだけどな。
うつになんぞなって、20代の最後を寝て過ごしていたんだもの。
そりゃ、クソみたいな仕事で、クソみたいな稼ぎしかあるまいて。
ま。とにもかくにも。給料日はハッピーだ。
今日の仕事終わりぐらい贅沢しよう―とか考えながら仕事を終わらせて。
仕事帰りにショッピングモールに寄って、フードコートでつけ麺を食べた。給料日のささやかな贅沢である。
つけ麺は微妙なお味であった。夜の時間でも気軽に行けるつけ麺屋がそこしかなくて。妥協の末に行った店。微妙でもしょうがない。
ああ。楽に稼げる仕事はないだろうか。最近、よく思う。
なにせ、週6出勤が続いていて、疲れている。
小説だってロクに書けてない。
働けど、楽にならざりき。
疲れていると短絡的になりがちだ。この文章だってそう。
やっぱ、人間、週に2日は休みたい。俺、今月の休み、4日しかないぞ。メンタルが荒れてくるのも必定である。
疲れている。
だが、休む訳にはいかない。なにせ、カネがない。
ま、現状、ギリギリやっていける程度の労働時間に収まっているが…これ以上頑張るべきだろうか?世の中にはもっと頑張っている人は居る。
いや。これ以上はメンタルが死ぬ。しかし、稼ぐためには働くしかない。
うーん。微妙で嫌なアンビバレンス。
…とにかく。
久々の給料日で久々の休みだ。ゆっくり噛み締めよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます