日記9

×月×日 くもり


今日、アルフレッド様からダンジョン禁止命令が解除されたと告げられた

嬉しいけれど、面倒な予感もある

きっとアルフレッド様は、色々と考えているのでしょうね

私にとって都合が悪いことを


なんとなくアルフレッド様の考えは察しがつく

だが、自由に行動できる方が都合いい

ということで、彼に対して何も言わないことにした

抗議することもしない


私は、ダンジョンに潜らせてもらう

すぐに準備を始めましょう



×月×日 くもり


早速、準備を整えて仲間を引き連れてダンジョンに籠もる

禁止されて禁止が解かれるまで、そんなに時間は経過していないと思う

だけど、懐かしくて久しぶりという感覚があった

その日は1レベルだけ上げて、すぐに引き上げた

やっぱり私には、この生き方が合っていると思った



×月×日 はれ


ブレット君と会う約束をした

バレないように隠れて会いに行こうと思った

けれど、彼から「気にする必要はない。普通に会いに来てほしい」という返事

彼の自信に満ちた言葉に、安心感を覚えた

私がダンジョンに入れない間、ブレット君は成長していたようだ


×月×日 くもり


久しぶりにブレット君と会った

ダンジョン禁止命令が解かれたという話をしたら怒っていた

「身勝手に禁止して、また身勝手に禁止を解いて。あの男は本当に自分勝手だ!」

私のことを想って、怒ってくれる彼の姿に、私の心は少し軽くなった気がした


ブレット君と一緒にダンジョンに潜ることにした

久しぶりに協力してダンジョンを探索する

心が躍る

彼の成長ぶりをダンジョン内でも間近で見られるのは楽しみ



×月×日 あめ


今日のダンジョン探索は、なかなかハードだった

まるでダンジョンが私たちの力を試すかのように、次から次へと強敵が現れる

ブレット君と仲間たちと一緒に、必死になって戦った。



準備は万全のはずだったが、油断は禁物だと再認識させられた日だった

ダンジョン内での失敗は死に繋がる

探索から少し離れていただけで、気が抜けていたのかもしれない

気合を入れ直し、基本を忘れないように注意しないと


でも、着実にレベルが上がっているのを実感できる

禁止されていた間の時間を、取り返すように頑張ろう



×月×日 はれ


アルフレッド様が何かの策略を準備しているのは分かっている

でも、今は黙っていよう

無駄な争いを避けるため

自分の力を磨くことに集中しましょう

いざという時のために、備えておかなければ



×月×日 くもり


今日も経験値稼ぎに精を出した

モンスターを倒し、アイテムを収集し、ダンジョンの奥へと進む

ダンジョン冒険の楽しさに浸りながら、力をつけていく



×月×日 はれ


ブレット君の成長ぶりに目を見張るものがある

彼との絆も、探索を重ねるごとに深まっていく

一緒にいると、心強い

心強い仲間を得られたことに、私は感謝している



×月×日 くもり

アルフレッド様から婚約破棄を告げられた

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